わたしは
わたしはとても金のかかる女なので
ちょっとやちょっとのお金持ちではわたしを飼えないと思う
金の切れ目が縁の切れ目
この世界ではそれが当たり前でしょう?
わたしは妥協するつもりもないから
無理なら他を当たってね
その分あなたには、わたしが提供できる
最大限をあげる
痕が残るくらい
彼にはきつく噛まれるのが、好き
触って欲しい感情、快感だけをひたすら追って、眼を閉じるわたしの顔
どんな風に写る?
あんなこと、無かったくらいに
あんなこと、無かったと思えるくらいに
わたしをあなたの体で沢山にして
全部、消して
して
あたま まっしろくなるくらい きもちよくして
強請るわたし、甘えた口調、下から見上げて
覆いかぶさるあなた、わたしの体を這う、指、舌
流れ出す意識、溢れ出すわたしの呼吸と
わたしのこと こんなふうにできるのは あなただけよ
わたしのこと、わたしが満足する金額を出せば誰でも抱けるけど
でも、こんなにわたしを乱れさせることができるのは、あなた、だけ
もっと、して、ね、もっと、して