浴室 -104ページ目

不思議とわたしと本当と

わたしはどうしてこんなに彼が好きなのに、愛人なんてできるんだろう


しかも、愛人を仕事と言い切ってしまうわたしは一体なんなんだろう



本当に仕事として割り切っているのか


はたまた彼を好きではないのか


わからない



無論わたしは気分の差が激しい人間だしムラがあるから


いつもこんな気持ちで彼を思うわけではないけれど


でも自分がどうしてこんなことができてしまうのかを時々不思議に思うことがある


時々不思議に感じることがある



自分を道具化しているのか自分を商品化することに対して


一種何かの快感を得ているのか


こんなに嫌な思いをしてまでそれだけかなえたい夢なんだと


自分で自分にプレッシャーをかけることによって


原動力にしているのか



でもわたしは日々、変わっていくわけで


今のわたしはそれが原動力ではないし


そういう意味では普通になったのかもしれないけれどもでも


どれが普通とか言われてもわからないし



わたしが好きだといっているのは


でもわたしの許容範囲内だけだから


そこまで好きなのではないのかもしれないとも言えるし


わたしはわたしのことが一番見えなくて


自分のことが自分で一番わからないとよく言われるけれども


そういうレベルじゃないのかもしれない



人は皆いろいろな顔を持っていると言われるけれども


いろいろな自分がいるというけれども


本当のあなたは誰と言われても


どれもわたしで、わからないよ




わかりたくないのかもしれない


わかった先には何があるのかな

君を好きになるということ

それはとても素敵なことだと思うよ


君がとても、好き

思うこと

声が聞きたくて


同じ空気を吸いたくて


隣にいたい



安いアパートに二人でいつも一緒にいた


あのころに戻りたいね



一日中一緒に裸で過ごしたり


お菓子の金額を決めて子供みたいに買いに行ったり


馬鹿みたいにどこに行くにも一緒に手を繋いで


自転車で二人乗りしながら将来の話をしたね



あなたが傷ついたときに


側にいてほしい人間がわたしなら嬉しいよ


慰めてあげたい、あなたのこぼした涙をわたしに集めて頂戴


わたしの前以外で泣かないで



これから先二人の間には何が待っているの?



でも、これからも一緒にいたいっていう気持ちが、これから先を作ると思うよ



二人の未来を作るのは


二人で


二人の未来は


きっと素敵な未来だよ




同じ気持ちでいられたら良いね


同じ気持ちで同じものを見られて


同じ気持ちで同じものを感じられたら良いね




太陽みたいなあの人とは違うけど


あの人との思い出とはあの人と過ごした時間には全然足りないけど


あの人みたいにあなたのことは好きになれないけれど


ちゃんと向き合って、愛したいよ




もっともっと、好きになりたい





あの人を超えることをどこかで拒んでいる


あの人は今もわたしと関わりがあってわたしをいつも助けてくれるから


あの人以上の人にあなたがなったら


わたしが怖い






新しくできる二人っていう存在が


あの人に負けない存在になると良いな


なれるかな?






あなたはいつもまっすぐでひたむきだから


わたしは今まで逃げ続けてきたわたしと向き合わなきゃいけなくなる


それが痛くて、逃げたくなる


でもいつまでも逃げたくなくて、同じところをぐるぐる回っているのが嫌になってるし





あなたがわたしを救いだしてくれるきっかけをくれる人なの?





ねぇ、わたしを好きになってくれる?





わたしはあなたを理由なしに、太陽みたいなあの人と比べずに


好きになりたいよ









二人が明確な形で


あなたの望むように


結ばれたら良いね


だからいつもあなたはこだわるのかな