不思議とわたしと本当と
わたしはどうしてこんなに彼が好きなのに、愛人なんてできるんだろう
しかも、愛人を仕事と言い切ってしまうわたしは一体なんなんだろう
本当に仕事として割り切っているのか
はたまた彼を好きではないのか
わからない
無論わたしは気分の差が激しい人間だしムラがあるから
いつもこんな気持ちで彼を思うわけではないけれど
でも自分がどうしてこんなことができてしまうのかを時々不思議に思うことがある
時々不思議に感じることがある
自分を道具化しているのか自分を商品化することに対して
一種何かの快感を得ているのか
こんなに嫌な思いをしてまでそれだけかなえたい夢なんだと
自分で自分にプレッシャーをかけることによって
原動力にしているのか
でもわたしは日々、変わっていくわけで
今のわたしはそれが原動力ではないし
そういう意味では普通になったのかもしれないけれどもでも
どれが普通とか言われてもわからないし
わたしが好きだといっているのは
でもわたしの許容範囲内だけだから
そこまで好きなのではないのかもしれないとも言えるし
わたしはわたしのことが一番見えなくて
自分のことが自分で一番わからないとよく言われるけれども
そういうレベルじゃないのかもしれない
人は皆いろいろな顔を持っていると言われるけれども
いろいろな自分がいるというけれども
本当のあなたは誰と言われても
どれもわたしで、わからないよ
わかりたくないのかもしれない
わかった先には何があるのかな