殴り書き。JR稲毛駅から稲毛海岸駅方面へ向かう用事あり。待ち時間があったのでちょっと調べてみる。稲毛界隈は、いや昨今どこの街でもそうなのかもしれないが家系ラーメンの店が多い。まあ、稲毛で家系といえば虎ノ穴(武蔵家系列)であることは揺るがない。その他はインスパイアー系で、稲毛駅前には盛ト家(勢拉系列)あるいは山亀家がある。ちなみに同じく勢拉系列のガッツは閉店していた。国道14号まで足を延ばせばご存知吟家。そして稲毛海岸駅前マリンピアの中に希家ということになる。

さて、ちょうどお昼のタイミングで稲毛海岸にいたので希家さんをチョイス。改めてではあるが、希家さんは純然たるインスパ系(変な言い回しだ)。春樹を運営している㈱創業新幹線の系列といえばピンと来るかもしれない。そんなバックグラウンドの家系ラーメン。決してバックグラウンドで食べているわけではないが、いくらかでも背景を知っているに越したことはない。この日はたしか「ライス食べ放題」というフレーズに背中を押されまくったことを覚えている。

家系頭になっていたので当然豚骨醤油だが、油そばやつけ麺に塩味噌までバリエーション豊富だった。ライスはセルフ。そんなに客が多くなかったので、たいして待たずに着丼。純然たるインスパ系ではあるが、それらしい一杯に仕上がっている。こってり濃厚それでいてサラッとした食べごたえで出汁感もあり。ちょいちょい顔を出すラヲタ心を少しだけ書くと、本家と比べて醤油のパンチや襲い掛かってくる獣感のなさに物足りなさはあった。当たり障りないといえばそれまでだし、キレイにまとまっているともいえる。そもそも本家を引き合いに出すのが野暮。この場所でこの値段しかもライス食べ放題まであることを考慮すれば、需要にも十分マッチしている。はい、ライスはお代わりしちゃったよ。

後日追記:やっぱりアクセスのよさというのはメリットで、翌週の買い物ついでに早くも再訪した。なんとなく気になっていた油そばをいただいてきました。家系の油そばと煽りたいところだが、家系とは関係ないところで醤油とオイルをしっかり纏った油そばでした。あんまり家系に寄せなくていいと思った。軽く平打ちの入ったテカテカ麺は、先日のラーメンよりも油そばやつけ麺に向いている。卓調もひととおり揃っているので味変も充実。もちろんライス食べ放題。あえて追記した理由でもあるのだが、付け合わせの中華スープに溶き玉子が入っている芸の細かさ。なかなかない。いや溶き玉子が入っているのは初めて見た。こういうところが上手いなと。