どうしてこんなことになってしまったのだろう?稲毛駅前にあった陣八そばが、家系ラーメンの盛ト家にリニューアルオープン。それはそれで構わない。陣八そばも盛ト家も、千葉界隈に複数の店を持つ勢拉グループである。ところが盛ト家から徒歩130歩の場所に勢拉があり、そこから200歩の場所に同じく勢拉グループの家系ラーメンガッツがある。つまり徒歩330歩圏内に勢拉の店が3軒あり、よりによってまったく同じビジュアルの家系ラーメン店が2軒ある。どうしてこんなことになってしまったのだろうなのである。もう少しやりようがあったのではないかと思う。初訪のラーメンはガッツと同じだったので記事にするのはやめた。であればガッツにはない、つまり盛ト家でしか食べられないメニューを求めた。



素っ気ないのである。食べ放題のライスをしっかり盛ってスタンバイしていた。「いやいやまぜそばですから、スープが入ってませんから」みたいな態度を取るのである。実際、ライスと麺を合わせてもパサパサで味気ない。焼きそばとライスを食っている感じ。鉄板の海苔とライスも、スープがないので普通に朝ゴハンの風景。この時点では、スープのないまぜそばとライスの組み合わせは失敗だなと思った。アブラとカエシで食わせるオイリーなまぜそば。ストレートな中細麺をモゾモゾと食らう。しかし挽回のチャンスは十分に感じていた。まぜそばの魅力といえば味変だよね。充実の卓調の登場である。まずは刻みタマネギあたりから始める。デフォルトでは素っ気ないまぜそばなので、刻みタマネギの辛さがアクセントになる。ちょっと楽しくなってきたけど、もっと欲しい。待望のおろしニンニクを投入。素っ気ない感じはなくなってきた。味に深みが出る。試しにライスと合わせてみると、最初よりもしっくりくる。もっともっと欲しいとなる。であれば豆板醤の投入だ。辛さと塩気がいい。自然とライスに手が伸びる。最後にライスを麺丼に投入してみた。以前に流行ったそばめしみたいな感じになり悪くない。味変アイテムに救われたね。まぜそばのおもしろいところ。
 

 

 

 

「アブラブ(油そば好き集まれ!)」

 

 

家系ラーメン 盛ト家
千葉県千葉市稲毛区小中台2-6-2
https://tabelog.com/chiba/A1201/A120104/12049822/