どうも。
鍋の恋しい季節になって来ました、孝樹です。
寄せ鍋なら鍋キューブの鶏塩出汁が好きですが、美味しいお魚が買えたときは専ら水炊きにして締めの雑炊をすするのが好きです(´∀`*)ウフフ


さて。
ほんの最近……というよりは結構日が経ちましたが(^_^;)
前回の小物什器に続き、お盆休みに便箋棚の改良をした記録をまとめておこうかと気まぐれレポを書きました。
ほんとに自分に対しての備忘録なので、あまり詳細なhow toは語っていません。
造りとしても今回ちょっとややこしい部分もあるので、製作時のポイントを忘れないようにするのが目的です。
パッと説明するのが難しいシロモノなのですが、「あ、こういうの作ってる人いるんだ」程度に読み流していただけると幸いです(`・ω・´)ゞ

それでは、いってみよう。


便箋用の什器、改良してみたよ


1.まずはコンセプトを決めます。
毎度おなじみ、仕様と方向性をざっと決めます。
早速、今回の目的をまず書きましょうか。

「今使ってる2段x2の便箋棚を改良して、3段x2の什器が欲しい」( ..)φメモメモ

前回の小物什器の回でも記していたのですが、同人の荷物を詰めるキャリーケースはいつもパンパンです。
キャリーケースに解体した什器をまとめて入れることも考えて、できるかぎりコンパクトにするのは必須。
今回は段を増やすとはいえ改良が目的なので、割と今までかさばっていたものを作り変えることで省スペースを目指したい。
ということで。
今回の課題はこうしました。

「前回のものよりできるだけコンパクトに、片付けやすい什器にする」

そして、諦めなきゃいけないポイントも決めておく。
これはいつもどおり「長期使用に耐えられるか」にしました。
数回使って壊れてもまた作れるよね?な心意気で、ある程度強度は弱いものになるのは仕方ない、と諦めてますが……とはいえ今まで作ってきた什器たち、長期使用は諦めて作っているものの、なんだかんだで保っているので、今回も大丈夫な気はします。
あと、意外と今回のように改良したい時もあるので、下手に作りこみせず、気持ち的にサッと新しいものを作ろうという意識を持てる方が気が楽です(^_^;)


2.コンセプトに沿った素材を考える
さて、方向性を決めてしまったら、次はそれを作る素材を考えます。
今回使う素材は、プラダンボールとウレタンボードとダブルクリップです。
プラダンボール略してプラダンは、その名の通り紙の段ボールのようなフルート状のプラスチック板です。紙の段ボールのように扱えるので、切る、曲げるなどの組み立てる作業に適してます。紙製でなくプラ製なので水気に当たっても萎れないのが良い。
プラダンは以前から什器作りによく使っていることもあって、端材が残っているので、それを利用していきますが、新しく購入したい場合はコーナンさんやカインズさんなど、一般的なホームセンターで取り扱いがあります。
購入サイズが畳半畳サイズと大きいので、ホームセンターへは車か徒歩で向かいましょう。
自転車やバイクなどで行くのはおすすめしません。大きいサイズを持ち歩くことになると、ゲゲゲの鬼太郎のぬりかべになります。風に煽られて割と危険です。
あとはちょっと割高ですがネットで購入する手もあります。各々いい方法を検討いただけると良いかと思います。

ご参考に……アスクルさんのネット通販ページをぺたりとしておきます( ..)φメモメモ

【アスクル】 プラダン 白 PD-964W 1枚 通販 - ASKUL(公式)


次に、ウレタンボード。これはダイソーさんの画材コーナーなどで売ってる固めのウレタンボードを使います。卓上ポスターの展示とかで使った事がある人もいるのではないかな?表面に紙を貼っているので、カッターの刃が入れやすく、プラダンよりは強度あるのですが、組み立て素材として使うとパキッと割れやすいのが難点です。

ご参考に……ダイソーさんのネット通販ページをぺたりとしておきます( ..)φメモメモ

カラーボード(300×450×10)mm白 | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア (daisonet.com)


そして、ダブルクリップ。これもいろんなサイズがダイソーさんで取扱あります。今回は小さいサイズをチョイス。挟み幅5mmのものを使います。しっかり物を挟んでくれるし扱いやすいのがいいですね。

ご参考に……ダイソーさんのネット通販ページをぺたりとしておきます( ..)φメモメモ

ダブルクリップ 挟口15mm 40個 | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア (daisonet.com)


3.設計図を模索する
今回は今まで使っていた便箋棚の改良を目的にしているので……まず、今まで使っていた便箋棚の備忘録をおさらいしましょうか。

この時のポイントとしては、見本を置くパネルと品物を置く棚を別々にして、見え方として真ん中に棚、両サイドにそれぞれの見本を置く手法を取っていました。

 

写真の左下が便箋棚ですね。

この方法は
1.両サイドに見本用のパネルを置くことで横幅が50cmと幅をとってしまっていた。
2.真ん中の棚を強固な作りにするために、プラダンを二重貼りしていたのが思った以上に嵩張る。
3.孝樹が調子こいて便箋制作に浮気した結果、すぐに2段(棚4段)じゃ足りなくなった。
と、結構欠点が見られるようになってきたのです。
……まあ、3番目の理由が一番深刻ですよね∑(゚д゚lll)ガーン

ということで、この3つの欠点を解消するために
1.見本展示と品物を置く棚を分離するのではなく同列にして、横幅を上部分のしおりパネルと同じ40cmに統一する
2.棚の作りを強固にしなくてもいい方法を考える
3.浮気は程々にしなさい(するなとは言わない)
と、改良に向けて再考することにしました。

ただ、そこで問題になってくるのが
1.見本と品物を置く棚を同列化するとして、高さ制限が少なからずあるので(コミティアさんはやんわりと高さ80cm推し)便箋棚の総高はできるだけ20cm台に収めないといけない(しおりパネル総高は60cm)
2.できるだけパーツは増やさない、大きくなり過ぎないようにする(什器パーツの収納ケースはB4なのでその中に収めるようにする)
3.懲りずに新たな浮気への危惧(案の定ポストカード始めよるよこいつ)
……以上を踏まえて、設計図を模索します。

 

 

 

こんなかんじになりました。
ちなみに、この設計図や展開図のデータ作りはイラストレータCS5で作っているのですが、もちろん手書きで設計図を書くことも可能だと思いますし、ワードやエクセルの図形描写でもできると思います。

設計図をつくるに当たって気にしたのは、
1.全体幅40cm統一のため、やはり見本と品物棚の同列化は外せない。しかし高さ制限を気にする以上、取れる手段は……見本の背後に品物棚を作るか

⇒パネル裏のデッドスペースの有効活用にグッド( ・`ω・´)
⇒ただし、見本の後ろに品物があることが気づかれないと思うので、見せ方を考えてかないといけない(´・ω・`)
2.パーツをB4の収納ケースに入れることを考えて、大きな部品は折りたたみできることを視野に入れる。なおかつ、嵩張らないように全体のサイズ感を意識する
⇒前回ほどしっかりしたものを作ろうとしないかわりに、壊れてもすぐにつくれるものを意識( ・`ω・´)
3.浮気をしたら……その時はその時。またやりくりしてスペースを作っていくさ……(;´∀`)

細かい所感としては……
・縦支柱……上にしおりパネルをドッキングさせる仕様は変わらずに、総高20cm台で3段確保する、かつ会場で使用する机の奥行がだいたい45cmなので、便箋棚の奥行も45cm内に収める。見本紙のパネルの傾きなど計算しまくった結果、総高25cmになったが及第点とする。
・見本紙パネル……品物棚を背後に隠す仕様になる以上、物が後ろにあることを示す表示は必要になるが、ひとまず開口部はできる限り広くとる。パネルの強度がネック(特に縦支柱と接合する部分)になるので、補強は必須。
・品物棚……底板は強度のあるウレタンボードを使う。縦支柱に4点ダブルクリップで固定するだけだと強度に不安があるがひとまず様子を見る。開口付近は指をかけるところなのでパーツが引っかからないように、かつ、少なからず圧がかかるところなので、部分的に底面を厚くする(パネル開口のベロを底板の下に潜り込ませたのは開口付近にかかる圧を分散させて耐えさせるため)

設計の知識のない人間が作るものなので、いろいろボロはあるだろうけれど、大体の要点はこんな感じで設計図を書きました。

4.パーツの切り出し
設計図だけだと正直形になるまで確信持てないので、縮小サイズのものを厚紙に印刷して仮で組み立てたりしてイメージを固めていきます。けれど本番になるとやっぱり自信ないので結構ビクビクしながらパーツを切ってます。((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
縦支柱はプラダン、品物棚の底板はウレタンボードを使用します。
前回に比べ、接着剤でパネルを貼り合わせることが少ないので作業としては楽な方かも?
プラダンを貼りあわせて厚いプラダンを作って溝を掘って固定する補助具を用意しているのですが、強粘着のスプレーのりで接着できたので、結構楽でした。
ご参考に……モノタロウさんのネット通販ページをぺたりとしておきます( ..)φメモメモ
S/N 77 MINI 100ML 3M スリーエム スコッチ スプレーのり スリーエム(3M) しっかり貼れるタイプ 白色 1本(100mL) - 【通販モノタロウ】 (monotaro.com)

即乾と言えどしっかりくっつくように重しを置いて一日放置したりするので……待ち時間があまり発生しなかったのが良かったな。
一口にパーツの切り出しと言っても、ダンボール状のパネルを綺麗に切り出していくのって結構大変です。
コツとしては、
1.一回で切ろうとしない。薄く刃を入れて、二回目で切る感じ。力まないこと。
2.切りにくいな、と思ったらすぐに刃を折る。もしくは替える。意外とすぐに切れなくなります。
3.細かいところはデザインナイフを使うなど、場合に応じてカッターを使い分ける。
……こんな感じでしょうか。
紙のダンボールであっても、厚いものを綺麗に切るのは結構難儀するので、休み休みするのがいいです。あんまり無理すると腱鞘炎になっちゃうよ(^_^;)


5.パーツを組み立てていく
組立で特に気をつけるのは接合部です。
接合部の切り幅が狭すぎるとハマらない、広すぎるとゆるゆるのグラグラになるので、刃を入れるときも結構慎重に行きます。
基本プラダンの厚さより心持ち狭めに接合部を切りますが、狭すぎると微調整が大変なので、こういうとき便利なのが糸切りバサミや眉毛カットハサミです。100均で売っているものでもいいんですが、できれば切れ味のいいものを用意したほうがいいです。
組み立てつつ、微調整しつつ、不具合起きたらその場で解決策を練る感じです。

ちなみに今回想定外だったのが、ダブルクリップの噛む力が意外と強くて、ウレタンボードが凹んでしまったことです( ;´・ω・`)
噛む力を分散させるために、挟むところにクリアファイルの切れ端を挟み込んで対処しました。
これでもまだ噛む力が強いのですが、とりあえず様子見することにしました。

 

 

 


あとは意外と想定内に収まった感じです。
最終的な形としては、こんなかんじになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

開口部がプラダンの切断面むき出しの状態なので、ここを外から何か被せるかどうか迷い中です。
見本の背後に棚があることに気づいてもらえるようにしたいところですね( ´-ω-)
課題にしていたパーツの嵩張りはパネル一枚分(だいたい4ミリ位)厚みが少なくなった感じでしょうか。目立って解消した訳ではないですが、その一枚分空いたことで戦利品の薄い本一冊か二冊ほど多く入れられるようになるので良しとします(*´-`)


解説は以上となります。
今回は気軽に作るにはなかなかややこしいものになったと思うので、ふーん??( ゚ε゚;)な感じになったかと思います。こういうの、ほんと説明しづらいよね……(´・ω・)

つぎは本の展示用の什器を考えてみたいなと思ってます。
割と手軽に作れるものにしたいです。
収納に少し隙間できたのに、その隙間をまた埋めていこうとするの、節操無いな( ;´・ω・`)


以上、気まぐれレポでした~ヽ(=´▽`=)ノ☆彡

どうも。
雨で寒い日が続いてきて、もう冬ですか?!と思いきや……またしばらく夏日が来る、なんて天気予報にチベスナしてます、孝樹です(-ω-)
秋、夏に調子づかせてちゃダメよ?もう10月なんだから。
そんな着るものに困る毎日を過ごしつつ。
10/2に開催されました名古屋コミティアに参加して来ました。
名古屋遠征はいつも賑やかな孝樹、今回はどんな遠征になったのでしょうか?
毎度おなじみのイベントレポート、前日より振り返って行きましょう(≧∇≦)/


・~10/1、イベント前日。
実は9/21に関西コミティアの参加を予定していたのですが、台風による計画運休のことなどを考えて、欠席してしまいました(´・ω・)
せっかくいただけたスペースに穴を開けることとなってしまい、誠に申し訳ない……。
イベント自体は午後二時までの短縮開催で、さほどひどい天気に見舞われることもなく撤収できた報告などをツイッターで拝ませていただいていたので、参加された皆様無事に楽しめたようで何よりでした。
とはいえ、ちょっとしょんぼりモードになった孝樹(´・ω・`)ショボーン
字書きの方もあまり奮わず、これはいかんなー……と思いつつ、フォカッチャをしばき倒して休日を過ごしていました。
しかも今回の名古屋遠征は親戚ズが用事があるとのことで、母はお家でお留守番となり、久々のソロ。
多分それもあってちょっと乗り気になれなかった部分もあったかもね。
いかんいかん、これはいかんぞ(´ε`;)ウーン…


というわけで、浮気をすることにしました。
 

……や、堂々と言うことではないんだけどね?
文字が書けないならイラストを描けばいいじゃない、と私の中のマリーアントワネットが言ったので、思い立ったが吉日で前々からぼちぼちつぶやいていたトビウオの写真を日がな一日ネットサーフィンして眺めていました。
いやー、いいね。トビウオいいね!!
高まるトビウオ愛に、前々からやってみたいと思っていたポストカードに手を出してみたい欲まで高まってくる。
やるならただの印刷じゃなくて、繁田穂波さんの個展で購入させていただいた箔押しポストカードをやってみたい……。
そしていつの間にか印刷所のネットサーフィンまで始める孝樹(^_^;)
あまり業者さんに印刷を依頼することがない孝樹には、印刷所さんを検討することもなかなか新鮮な気分を味わうことができました。
イベント一週間前の週末にひょんなことからキャリーケースを新調することになり、心機一転な気分で臨んだイベント前日。
つつがなく荷造りを終えて、静やかに就寝につきます。


・10/2、イベント当日。
朝、起きれたのはいいのですが、なんかもたもたして家を出る時間が少しだけ遅れました。
絶望的な遅刻ではないものの、乗り換えミスったら特急乗れない危機感に朝から見舞われる孝樹。
待って、なんで私一人だとこんなギリギリになってるの∑(゚д゚lll)
たぶん親戚ズ+母を巻き込んでいるときは遅刻厳禁だから、やっぱ一人だと気が緩んでしまうのかね?(´∀`;)ウフフ
なんとか特急に滑りこみ、名古屋入りしました。
新調したキャリーケースの静音性に驚きと愉悦を感じつつ、会場までの道も迷うことなくスムーズに。
たぶんマスクしてなかったら、一人ニヨニヨしながら歩いてる変なおばさんだなって思われてたと思う(^_^;)
いいじゃんかよぉ……おニューって、いくつになっても気分上がるの!!ヽ(`Д´)ノ

思ったよりサークル入場に待たされることなく、自分のスペースに入れました。
前回の8月のインテで気になってた什器展示の改良点を気にしつつ設営していたら、ちょっと開場時間をオーバーしてしまいしまいましたが(^_^;)
名古屋はやはりシャチが一番人気で、今回はシャチの在庫を厚めに準備していたのですが、それでもちょっと完売間近になりかけてヒヤヒヤしました。
いまでもクリアラミしおりを珍しいと手にとってくれる方が多くて感謝です。
思ったより盛況で終えることができて満足しています。
改めまして、海青喫茶のスペースにお立ち寄り頂きました皆様に心から感謝を。
ありがとうございましたヽ(=´▽`=)ノ

さて、ここで一つ。残念なお知らせになるのですが。
なんちゃってメタルラミしおりを今ある在庫限りで頒布終了しようとおもいます。
メタルラミの製法は、アルミホイルの上にトレーシングペーパーで書いたイラストを乗せて、ボールペンで強めに筆圧をかけながらイラストをなぞって描いています。
ただ、生活習慣もあるのでしょうか、筆圧があまり出せなくなったんですよね。
昔はよく紙とペンで書物をしていたし筆圧がもともと高めな人間だったので、当初はあまり苦労を感じてなかったのですが……最近はパソコンでキーを叩くことが主だし、長い時間紙とペンで書くことがなくなってしまったんですよ。
なので、ポストカードを始めるなら、メタルラミを終いにしようかな、と思った次第です。
展示スペースにも限界があるしね。(それでも展示する手法を考えそうではあるが)
孝樹にしては短い頒布期間となってしまったのですが、今ある在庫分で終了としたいと思います。
今までメタルラミを手にとっていただきました皆様に、感謝を。
これからも、なんか変わったしおりでしょ、と話のネタにしていただけたら幸いです。
ありがとうございましたm(__)m


さて、会場を離れて名古屋へ。
ソロ遠征と言えど、これだけは欠かせない……晩御飯とお土産!!∩(*・∀・*)∩
なご家さんの鶏塩ラーメンにありつけなくなってしまってからほぼ一年、新たなる推し晩御飯を探すべく孝樹が向かったのは……「江南」さん!!
食べログで「丸鶏ラーメン」が美味しい、とコメントを見つけて速攻向かいました。

 

鶏パイタンでコクがあるのにまろやかな舌触り。あっさり系でスルスル箸が進みます。
ここは塩ラーメンも提供している様子(メニューを見ずに丸鶏に決めてしまったので、後で塩ラーメンの存在に気づいた)
次もまた来よう( ..)φメモメモ

お腹を満たしたあとは、秋恒例!
仙太郎さんの栗まんじゅう??(∩´∀`)∩♪
ここはいつも列があるお店なので、割とダッシュで並びに行きました。
無事渋栗まんじゅうと、こぐりをゲット。
ここの栗まんじゅうは栗がまるごと一個入っているので食べごたえもあって大満足なのです。
こぐりは小さな栗の形をしたミニまんじゅうですが、中は栗あんで実は贅沢な一品。
そして、すやさんの栗こごり……を手に入れたかったのですが、タイムアップで断念することになりましたorz
また春に来るよ……(T_T)ありがとう、名古屋。また来年!!


さて、次回。
11月に奈良女子大学学園祭内で行われる「COMIC★PARTY」に参加予定です。
スペース発表はまだないのですが……そろそろ発表される、かな。
学園祭自体が3年ぶりの開催なので、学生さん皆様楽しんでほしいなと心から思います。
私が学生やってた頃はサークルに属してなかったから、学園祭を楽しむことがなかったんだけど、いざ社会人になってからちょっと後悔したこともあったので。
母校でもない同人オババがちゃっかり学園祭を楽しませてもらってますが(^_^;)
あの時あんなことやったなーて、思い返せる思い出があることが宝だと思うので。
頑張って欲しいなぁと陰ながら応援させて頂いております。
私ができることは毎年の参加とリツイートくらいなのですが(^_^;)
そして、12/4京都で開催のアートメイドに参加します。
こちらは久々の参加です。師走に忙殺される前にイベント納めを満喫したいと思います。


また、オンラインイベントでは11月に紙本祭りさんとbooknockさんにおじゃまします。
こちらはツイッターを見ていただける方が最新追えると思うので、チェックしていただけると幸いです。

年明けの予定としては、1/22開催の関西コミティアに参加予定です。
その代わり、今回は冬インテの参加を見送ります。
9月に欠席してしまった関西コミティアの埋め合わせをしたいと思っていますので、今回冬インテはお休みとさせていただきました。
オンラインイベントはオペレーションVRで開催される同人便箋博に参加します。
スマホからでも参加できるので新しいイベントの形を是非体験していただけたらなと思う次第です。

新しいものは、うまく行けば12月にポストカードを出したいところ。
新刊については……(そっと目を背ける)

諦めないで、私のメンタル(ヽ´ω`)
 

どうも。
朝晩の冷え込みに追い付くのが大変です、孝樹です。
朝の空気に服装を合わせると、昼の暑さに難儀します。
もうちょっと気温に優しくされたい……( ;∀;)


さて。
ほんの最近……というよりは時間が経ちましたが(^_^;)
新作でクラゲマステを作ったこともあり、急遽、小物用の什器をつくりましたので、備忘録的に手法をまとめておこうかと久々の気まぐれレポです。
ほんとに自分に対しての備忘録なので、あまり詳細なhow toは語っていません。
ただ、割と応用が効くものになったかと思うので、什器でちょうどいい物がないと嘆いている方へのちょっとしたヒントになればいいなと思う次第。
小物を扱うという事は、ある程度ハンドメイド作業に苦を感じない方々かとお見受けしておるので、「あ、この程度なら作れそう?」と思っていただけたら幸いです(^_^)/

それでは、いってみよう。


小物用の什器、作ってみたよ


1.まずはコンセプトを決めます。
コンセプト、なんて妙な横文字使っていますが、要は仕様と方向性をざっと決めます。
うん。更にわけがわからんな?(´ー`*)ウンウン


メモ書きでも何でもいいので、今回の目的をまず書きましょうか。
「小物用の什器が欲しい」( ..)φメモメモ
では、どんな仕様にするか。

現状をまず確認しましょう。
ぶっちゃけ、同人の荷物を詰めるキャリーケースにはあまり隙間に余裕はありません。
孝樹はA3サイズのキャリーケースに頒布品でしおり約40種、便箋6種、A5本1種、小物2種……そして展示周りの什器、敷き布、お釣りトレー、タブレットなどを詰めているわけですが……割と収納がパズルな状況です。
できるだけ1イベントで持っていける在庫数を計算してキャリーケースに詰めているわけですが。
それでもこんな感じ。


ほぼ隙間なく詰め込んでる状態です(;´▽`A``

 

ちなみにクラゲマステが出る前、たまごちゃんストラップというアクリルストラップも作っているのですが、その当時はまだ小物が一種類しかなかったのもあって什器作りをすることなく、既製の竹カゴに盛る形で展示をしていたのですが、この竹カゴ、ちょっとかさばるのが悩みの種だったんですよね。しかも平置きになることもあり、あまり目に止まっていた印象もありませんでした。
でも小物を展示するための入れ物でちょうどいいサイズの既製品を探すのは割と苦労します。
だいたいはダイソーやキャンドゥ、セリアなどで見繕う方も多いと思うのですが……まあ、苦労しますorz
1イベントでだいたい2~3個お手にとっていただければ御の字で、だいたい展示するのに10個前後並んでいたらいいかなと思う計算なのですが、それだと小物入れが思いの外大きいのです。
それに出来ればアイテムにあったカラーで小物入れを探したい、と思っても可愛すぎたりデコられていたり。
無機質なクリアー素材もいいのですが……それでも結構かさばる。
ということで。
今回の課題はこうしました。

「必要最低限頒布できるサイズ感の箱を作り、できるだけ目に止めてもらえるように立体的な展示をする」
「できるだけコンパクトに、片付けやすい什器を作る」


そして、諦めなきゃいけないポイントも決めておく。
孝樹の場合は、
「長期使用に耐えられるか」にしました。

まぁ、イベント最中に壊れたら面倒だけど、数回使って壊れてもまた作れるよね?な心意気で、ある程度強度は弱いものになるのは仕方ない、と諦めます。
とはいえ今まで作ってきた什器たち、長期使用は諦めて作っているものの、なんだかんだで保っているので、今回も大丈夫な気はします。


2.コンセプトに沿った素材を考える
さて、方向性を決めてしまったら、次はそれを作る素材を考えます。
今回使う素材は、建具部分はプラダンボール、箱は紙+ラミネーターウレタンボードです。
プラダンボール略してプラダンは、その名の通り紙の段ボールのようなフルート状のプラスチック板です。紙の段ボールのように扱えるので、切る、曲げるなどの組み立てる作業に適してます。紙製でなくプラ製なので水気に当たっても萎れないのが良い。
プラダンは以前から什器作りによく使っていることもあって、端材が残っているので、それを利用していきます。
箱部分はラミネートした紙を使います。箱の展開図を気軽に素材に落とし込みやすいのが良い。後でラミネートかけるので、ある程度強度は持てる。けれど紙製ゆえに長期的な耐久性に問題ありとは思いますが、そこも含めて、簡単に作り変えられることも紙ラミネートの魅力かな。
そしてウレタンボード。これはダイソーさんの画材コーナーなどで売ってる固めのウレタンボードを使います。卓上ポスターの展示とかで使った事がある人もいるのではないかな?表面に紙を貼っているので、カッターの刃が入れやすく、プラダンよりは強度あるのですが、組み立て素材として使うとパキッと割れやすいのが難点。
これ、どこで使うのか?今の時点で説明すると謎が謎を呼ぶ感じになってしまうので……まずは3つの素材を使うのを覚えておいてください。


3.展開図を模索する
さて、今回は箱と建具、2種類を考えないといけません。
まずは箱の部分から。
正直、孝樹は展開図が苦手です。
なので、一つに繋がった展開図にはしませんでした。


箱については底面部、表面部、背面部(裏面と書いているもの)の3パーツに分けています。

ラミネートするのにも、パーツにわかれている方がやりやすいしね。

+αでウレタンボードとありますが、今は箱について解説を進めていきます。

私が持っているのは家庭用のラミネーターで、A4サイズまでラミネートできる、ごく一般的なものです。
このラミネーターは孝樹がクリアラミしおりを作っているのもあって、ごく普通に家にあるわけですが……熱圧着タイプでなくても、透明シールを上から貼るタイプのラミネートでも充分代用は可能だと思ってます。
最悪、厚紙に印刷のままで箱を組み立てて使用も可能かと思います。

接着には、テープのりを使い、補強の形で透明テープを貼りました。
私が使ったのはこの2つです。

 

 

 

接着は強力な両面テープでもいいと思います。テープのりの接着が思いの外強力だったのでテープのりを使ったのですが、やはり使い続けることを想定すると接着面の補強は欠かせません。
なので、折れ曲がる継ぎ目になる部分に透明テープをビタッと貼ります。

私のイチオシは3Mの透明テープです。
このテープ本当に透明度が高く、長期間置いていても黄ばみません。百均でも透明テープを販売されていますが、この3Mさんのは本当に優秀ですし、文具屋さんとかで買われてもコスパはさほど変わりません。ちなみに3Mさんの透明テープを百均で扱っているのを見かけたことがあるのですが、百均で買うほうがむしろ割高かもしれないです。
そしてこれは重要。
間違えてもセロハンテープは使わないでください!!
黄ばみます、そして長期で置くと剥がれます。
メンディングテープはテープが固めなので、折り曲げ貼りをすると経年劣化でテープが割れるので同じくおすすめしません。

3つのパーツを貼りあわせて最終、箱の形になったものがこちらになります。


サイズに関しては、頒布する小物のサイズ次第なので、この展開図が正解なんてことは無いです。
考え方のベースとして、1イベントに持っていく最大数を考えて、そこにジャストフィットするサイズを目指しました。
加えて、私の場合は、アクリルストラップ用とマステ用の2種類の箱を用意するので、サイズを統一するのも目的にしています。

さて、接着も終わって箱の形になったけど、これをこのまま使用するのはまだちょっと。
ということで、建具の方も作っていきます。
個人的な見解ですが、机上の物の視線を留めてもらうには、ベタ置きだと目につきにくい印象があるので、15度くらいの傾きがあると良いかな、と思っています。
お店さんの平置きディスプレイを見ていた際、傾斜のついたひな壇を採用しているところがあったので、それを今回真似てみました。
雑貨屋さんって限られたスペースに沢山の物を置くうえに、見やすさも課題にされていると思うんですね。
なので商品の並べ方とか気をつけて見て、「これもいつか何かの参考になるのでは…?」といつも勉強させてもらってます(*^_^*)そういう意味でも百均て見てて楽しい♪
ということで、15度の傾斜をつけた、2つの箱をひな壇状に置くにはどうすればいいか。

箱を横側から見て、2つ並べて……15度に傾ける。
ただ、それだけです。
あとは高さを取り、同じ板が二枚できるようにする。
同じサイズだから、それを対照に並べるとなんとびっくり、一枚の板に収まります。

こんなかんじになりました。
ちなみに、この設計図や展開図のデータ作りはイラストレータCS5で作っているのですが、もちろん手書きで設計図を書くことも可能だと思いますし、ワードやエクセルの図形描写でもできると思います。

あとはこの設計図に従ってプラダンを切っていくわけですが……。
ここで気にするのが、箱を建具にはめる溝の部分。
ここが今回のこだわりポイントです。
図の赤いベタは箱を溝に入れる部分なのですが、その溝をただ単に切り落としてしまうのではなく、プラダンの片面だけ切れ目を入れて、羽のようにプラプラさせてます。


この羽の部分に箱と接続するための留め部として切欠を作ってます。

留め金が間に挟まる分の細い切欠なので中につまようじをさして頑丈に補強します。


一方、箱の底面には留め部を受ける部分を作ります。

そこを作るために、冒頭でふわっと言ってたのがウレタンボード(ウレタンゲタ)。留め金をはめる分の溝を彫ってこの底面につけます。


この留め部が有ることで、什器と箱を留め金で挟んで、什器と箱がが密着して外れないようにするのです。

箱の底面と建具の切りかけの位置を合わせて……

ダブルクリップを留め具に使い……

溝に押し込むように挟んで、四点留めます。


物の出し入れをすることを想定すると、建具から箱が外れるのはNGだと思うので、ここはしっかり固定でき、かつ撤収の時に解体しやすい方法を考えてみた結果、こんな形に収まりました。

 

以上が小物什器の解説となります。
素材としてもホームセンターや100均で手に入る素材なので、わりと作りやすいのではないかなと思う次第です。
ただ、箱の素材が紙ラミネートである以上、解体終えたあとでキャリーケースにそのまま突っ込んでしまうと、ぐしゃっと行ってしまうので……100均で丁度いい感じのタッパーを探して収納しています。

ちなみにこちら、電子レンジで蒸し物ができる蒸し器です。
タッパーだと内側にカーブがかかっていて、ぴったり入らなかったのです(´・ω・`)
意外なものがジャストフィットするので、これだから100均探検がやめられない(´∀`*)ウフフ

雑貨を扱う皆様にとって、雰囲気を合わせるディスプレイにはとても気を使ってらっしゃると思いますが、それ故に器具がかさばるストレスを抱えている方も多いと思います。
今回のハンドメイド什器の製作が、ちょっとでも皆様のストレスを軽減できるものになりましたら幸いです。
さすがにそっくりそのまま使える内容ではないので各々でアレンジが必要になるかと思いますが、考え方のヒントとして見ていただけると良いなと思っています。

以上、気まぐれレポでした~ヽ(=´▽`=)ノ☆彡