どうも。
鍋の恋しい季節になって来ました、孝樹です。
寄せ鍋なら鍋キューブの鶏塩出汁が好きですが、美味しいお魚が買えたときは専ら水炊きにして締めの雑炊をすするのが好きです(´∀`*)ウフフ


さて。
ほんの最近……というよりは結構日が経ちましたが(^_^;)
前回の小物什器に続き、お盆休みに便箋棚の改良をした記録をまとめておこうかと気まぐれレポを書きました。
ほんとに自分に対しての備忘録なので、あまり詳細なhow toは語っていません。
造りとしても今回ちょっとややこしい部分もあるので、製作時のポイントを忘れないようにするのが目的です。
パッと説明するのが難しいシロモノなのですが、「あ、こういうの作ってる人いるんだ」程度に読み流していただけると幸いです(`・ω・´)ゞ

それでは、いってみよう。


便箋用の什器、改良してみたよ


1.まずはコンセプトを決めます。
毎度おなじみ、仕様と方向性をざっと決めます。
早速、今回の目的をまず書きましょうか。

「今使ってる2段x2の便箋棚を改良して、3段x2の什器が欲しい」( ..)φメモメモ

前回の小物什器の回でも記していたのですが、同人の荷物を詰めるキャリーケースはいつもパンパンです。
キャリーケースに解体した什器をまとめて入れることも考えて、できるかぎりコンパクトにするのは必須。
今回は段を増やすとはいえ改良が目的なので、割と今までかさばっていたものを作り変えることで省スペースを目指したい。
ということで。
今回の課題はこうしました。

「前回のものよりできるだけコンパクトに、片付けやすい什器にする」

そして、諦めなきゃいけないポイントも決めておく。
これはいつもどおり「長期使用に耐えられるか」にしました。
数回使って壊れてもまた作れるよね?な心意気で、ある程度強度は弱いものになるのは仕方ない、と諦めてますが……とはいえ今まで作ってきた什器たち、長期使用は諦めて作っているものの、なんだかんだで保っているので、今回も大丈夫な気はします。
あと、意外と今回のように改良したい時もあるので、下手に作りこみせず、気持ち的にサッと新しいものを作ろうという意識を持てる方が気が楽です(^_^;)


2.コンセプトに沿った素材を考える
さて、方向性を決めてしまったら、次はそれを作る素材を考えます。
今回使う素材は、プラダンボールとウレタンボードとダブルクリップです。
プラダンボール略してプラダンは、その名の通り紙の段ボールのようなフルート状のプラスチック板です。紙の段ボールのように扱えるので、切る、曲げるなどの組み立てる作業に適してます。紙製でなくプラ製なので水気に当たっても萎れないのが良い。
プラダンは以前から什器作りによく使っていることもあって、端材が残っているので、それを利用していきますが、新しく購入したい場合はコーナンさんやカインズさんなど、一般的なホームセンターで取り扱いがあります。
購入サイズが畳半畳サイズと大きいので、ホームセンターへは車か徒歩で向かいましょう。
自転車やバイクなどで行くのはおすすめしません。大きいサイズを持ち歩くことになると、ゲゲゲの鬼太郎のぬりかべになります。風に煽られて割と危険です。
あとはちょっと割高ですがネットで購入する手もあります。各々いい方法を検討いただけると良いかと思います。

ご参考に……アスクルさんのネット通販ページをぺたりとしておきます( ..)φメモメモ

【アスクル】 プラダン 白 PD-964W 1枚 通販 - ASKUL(公式)


次に、ウレタンボード。これはダイソーさんの画材コーナーなどで売ってる固めのウレタンボードを使います。卓上ポスターの展示とかで使った事がある人もいるのではないかな?表面に紙を貼っているので、カッターの刃が入れやすく、プラダンよりは強度あるのですが、組み立て素材として使うとパキッと割れやすいのが難点です。

ご参考に……ダイソーさんのネット通販ページをぺたりとしておきます( ..)φメモメモ

カラーボード(300×450×10)mm白 | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア (daisonet.com)


そして、ダブルクリップ。これもいろんなサイズがダイソーさんで取扱あります。今回は小さいサイズをチョイス。挟み幅5mmのものを使います。しっかり物を挟んでくれるし扱いやすいのがいいですね。

ご参考に……ダイソーさんのネット通販ページをぺたりとしておきます( ..)φメモメモ

ダブルクリップ 挟口15mm 40個 | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア (daisonet.com)


3.設計図を模索する
今回は今まで使っていた便箋棚の改良を目的にしているので……まず、今まで使っていた便箋棚の備忘録をおさらいしましょうか。

この時のポイントとしては、見本を置くパネルと品物を置く棚を別々にして、見え方として真ん中に棚、両サイドにそれぞれの見本を置く手法を取っていました。

 

写真の左下が便箋棚ですね。

この方法は
1.両サイドに見本用のパネルを置くことで横幅が50cmと幅をとってしまっていた。
2.真ん中の棚を強固な作りにするために、プラダンを二重貼りしていたのが思った以上に嵩張る。
3.孝樹が調子こいて便箋制作に浮気した結果、すぐに2段(棚4段)じゃ足りなくなった。
と、結構欠点が見られるようになってきたのです。
……まあ、3番目の理由が一番深刻ですよね∑(゚д゚lll)ガーン

ということで、この3つの欠点を解消するために
1.見本展示と品物を置く棚を分離するのではなく同列にして、横幅を上部分のしおりパネルと同じ40cmに統一する
2.棚の作りを強固にしなくてもいい方法を考える
3.浮気は程々にしなさい(するなとは言わない)
と、改良に向けて再考することにしました。

ただ、そこで問題になってくるのが
1.見本と品物を置く棚を同列化するとして、高さ制限が少なからずあるので(コミティアさんはやんわりと高さ80cm推し)便箋棚の総高はできるだけ20cm台に収めないといけない(しおりパネル総高は60cm)
2.できるだけパーツは増やさない、大きくなり過ぎないようにする(什器パーツの収納ケースはB4なのでその中に収めるようにする)
3.懲りずに新たな浮気への危惧(案の定ポストカード始めよるよこいつ)
……以上を踏まえて、設計図を模索します。

 

 

 

こんなかんじになりました。
ちなみに、この設計図や展開図のデータ作りはイラストレータCS5で作っているのですが、もちろん手書きで設計図を書くことも可能だと思いますし、ワードやエクセルの図形描写でもできると思います。

設計図をつくるに当たって気にしたのは、
1.全体幅40cm統一のため、やはり見本と品物棚の同列化は外せない。しかし高さ制限を気にする以上、取れる手段は……見本の背後に品物棚を作るか

⇒パネル裏のデッドスペースの有効活用にグッド( ・`ω・´)
⇒ただし、見本の後ろに品物があることが気づかれないと思うので、見せ方を考えてかないといけない(´・ω・`)
2.パーツをB4の収納ケースに入れることを考えて、大きな部品は折りたたみできることを視野に入れる。なおかつ、嵩張らないように全体のサイズ感を意識する
⇒前回ほどしっかりしたものを作ろうとしないかわりに、壊れてもすぐにつくれるものを意識( ・`ω・´)
3.浮気をしたら……その時はその時。またやりくりしてスペースを作っていくさ……(;´∀`)

細かい所感としては……
・縦支柱……上にしおりパネルをドッキングさせる仕様は変わらずに、総高20cm台で3段確保する、かつ会場で使用する机の奥行がだいたい45cmなので、便箋棚の奥行も45cm内に収める。見本紙のパネルの傾きなど計算しまくった結果、総高25cmになったが及第点とする。
・見本紙パネル……品物棚を背後に隠す仕様になる以上、物が後ろにあることを示す表示は必要になるが、ひとまず開口部はできる限り広くとる。パネルの強度がネック(特に縦支柱と接合する部分)になるので、補強は必須。
・品物棚……底板は強度のあるウレタンボードを使う。縦支柱に4点ダブルクリップで固定するだけだと強度に不安があるがひとまず様子を見る。開口付近は指をかけるところなのでパーツが引っかからないように、かつ、少なからず圧がかかるところなので、部分的に底面を厚くする(パネル開口のベロを底板の下に潜り込ませたのは開口付近にかかる圧を分散させて耐えさせるため)

設計の知識のない人間が作るものなので、いろいろボロはあるだろうけれど、大体の要点はこんな感じで設計図を書きました。

4.パーツの切り出し
設計図だけだと正直形になるまで確信持てないので、縮小サイズのものを厚紙に印刷して仮で組み立てたりしてイメージを固めていきます。けれど本番になるとやっぱり自信ないので結構ビクビクしながらパーツを切ってます。((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
縦支柱はプラダン、品物棚の底板はウレタンボードを使用します。
前回に比べ、接着剤でパネルを貼り合わせることが少ないので作業としては楽な方かも?
プラダンを貼りあわせて厚いプラダンを作って溝を掘って固定する補助具を用意しているのですが、強粘着のスプレーのりで接着できたので、結構楽でした。
ご参考に……モノタロウさんのネット通販ページをぺたりとしておきます( ..)φメモメモ
S/N 77 MINI 100ML 3M スリーエム スコッチ スプレーのり スリーエム(3M) しっかり貼れるタイプ 白色 1本(100mL) - 【通販モノタロウ】 (monotaro.com)

即乾と言えどしっかりくっつくように重しを置いて一日放置したりするので……待ち時間があまり発生しなかったのが良かったな。
一口にパーツの切り出しと言っても、ダンボール状のパネルを綺麗に切り出していくのって結構大変です。
コツとしては、
1.一回で切ろうとしない。薄く刃を入れて、二回目で切る感じ。力まないこと。
2.切りにくいな、と思ったらすぐに刃を折る。もしくは替える。意外とすぐに切れなくなります。
3.細かいところはデザインナイフを使うなど、場合に応じてカッターを使い分ける。
……こんな感じでしょうか。
紙のダンボールであっても、厚いものを綺麗に切るのは結構難儀するので、休み休みするのがいいです。あんまり無理すると腱鞘炎になっちゃうよ(^_^;)


5.パーツを組み立てていく
組立で特に気をつけるのは接合部です。
接合部の切り幅が狭すぎるとハマらない、広すぎるとゆるゆるのグラグラになるので、刃を入れるときも結構慎重に行きます。
基本プラダンの厚さより心持ち狭めに接合部を切りますが、狭すぎると微調整が大変なので、こういうとき便利なのが糸切りバサミや眉毛カットハサミです。100均で売っているものでもいいんですが、できれば切れ味のいいものを用意したほうがいいです。
組み立てつつ、微調整しつつ、不具合起きたらその場で解決策を練る感じです。

ちなみに今回想定外だったのが、ダブルクリップの噛む力が意外と強くて、ウレタンボードが凹んでしまったことです( ;´・ω・`)
噛む力を分散させるために、挟むところにクリアファイルの切れ端を挟み込んで対処しました。
これでもまだ噛む力が強いのですが、とりあえず様子見することにしました。

 

 

 


あとは意外と想定内に収まった感じです。
最終的な形としては、こんなかんじになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

開口部がプラダンの切断面むき出しの状態なので、ここを外から何か被せるかどうか迷い中です。
見本の背後に棚があることに気づいてもらえるようにしたいところですね( ´-ω-)
課題にしていたパーツの嵩張りはパネル一枚分(だいたい4ミリ位)厚みが少なくなった感じでしょうか。目立って解消した訳ではないですが、その一枚分空いたことで戦利品の薄い本一冊か二冊ほど多く入れられるようになるので良しとします(*´-`)


解説は以上となります。
今回は気軽に作るにはなかなかややこしいものになったと思うので、ふーん??( ゚ε゚;)な感じになったかと思います。こういうの、ほんと説明しづらいよね……(´・ω・)

つぎは本の展示用の什器を考えてみたいなと思ってます。
割と手軽に作れるものにしたいです。
収納に少し隙間できたのに、その隙間をまた埋めていこうとするの、節操無いな( ;´・ω・`)


以上、気まぐれレポでした~ヽ(=´▽`=)ノ☆彡