どうも。
すっかり世の中はクリスマス仕様ですね、孝樹です。
ハロウィーンを模したお菓子が11/1に大量に安売りされているのをホクホクしながらゲットするわけですが、そのおやつコーナーは早くもクリスマス仕様のお菓子がずらりとしていて、季節を感じる今日この頃ですヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
冬季限定のチョコがいっぱい出てくる時期なので、時間潰しのコンビニチェックも楽しい。
さすがにおさいふとカロリーとの相談が必須ですが……そいや、毎年楽しみにしているロッテのカルヴァドスさん、今年もリリース遅れているのだろうか(´・ω・`)
去年は公式から一時カルヴァドスさんが姿を消す事態があって、それでもカルヴァドスさん出てきてくれたからホッとして箱買いしたのですが……(実は箱買い分がまだ残ってる)
今年も楽しみにしています、ロッテさん……ヾ(;ω;)

 


さて。
先週、先々週と二週連続でイベントに参加してきました。
10/29の恋するパレット12、11/5の奈良女コミックパーティ29、どちらも地元イベントでございます(*^ー^)ノ
このごろアマチュアさんが開催するイベントがめっきり減ったので、長く開催されているこちらのイベントはとても応援したいイベントなのです。地元だしねo(^▽^)o
イベント当日の孝樹のようすはどうだったでしょうか?
恋パレの前日より振り返ります。


・~10/29 イベント前日
私事でデスモードに入っていることもあり、新しいものは一切ない状態。

でもせめてハロウィーンにあやかってあめちゃんくらいは……とハイチュウとラムネを準備。
しかし天気予報では台風22号が近づいているという、いやーな予報。

その先週に21号でかなりな被害が出ていたので、翌日になる29日の雨予報にちょっと鬱(´_`。)
まあお天気については仕方がないよね。
ひどくならないことを祈りつつ大人しく就寝しました。


・10/29 恋パレイベント当日
予報通り、朝からしっかり雨な日曜日。
モタモタしているうちに家を出る時間が遅れてしまって、40分くらい遅刻しての会場入りとなりました。
会場がかしはら万葉ホールなのですが、電車を一本乗り逃がすと連絡が悪くて難儀ですな・°・(ノД`)・°・。
雨なのもあってか、残念なことに片方のお隣様は欠席。他にもお休みされてるサークル様もちらほら。
先週の台風21号の影響で公共機関の復旧が遅れている地域もあるので、もしかしたらその影響もあったのかもね。
一般さんもかなり少ない印象でした。
けれどもご近所にフォロワー様がいたこともあって、ご近所様とお話が盛り上がる。
なんと過去のイベントのパンフレットを見せていただくことが出来ました!(≧▽≦)
年代を物語る絵柄に大興奮で食いつく孝樹……騒がしくして申し訳ないorz
フォロワーさん自身が過去に開催されたイベントのレポ本を発行されていることもあり、イベント黎明期の話に花が咲きます。
私が一桁歳の時に開催されたイベントパンフに、若かりし頃の武田のおじさんのサークルカットやコミケットさんの宣伝などがあって、感激しました。
私が高校生の時にこの同人の世界を知ったわけですが、やはり先人の活動があってこそ、今でも同人を発表する場の恩恵にあずかれるのだな、と再確認した一日。
イベントの主催ってなかなか出来ることではありません。おぜぜはもとより、たくさんの人を必要としますし、人をまとめていく力も要求されます。そして一般さんも含めてたくさんの人の協力が必要です。マナーを意識した行動も然り。
私たちを楽しませてくれるこの場を提供してくれる主催さんに改めて感謝です。
同時に昨今の同人イベントの危うさも改めて感じてしまいました。コミケで市民権を得ているように見えるかもだけど、その実、守られてきたモラルが急速に瓦解しているように感じます。
常識って年を経るごとに姿を変えていくものだから、「昔はこうだったのに」とか今と比べることは言いたくないんだけど、ただ、自分達を楽しませてくれているこの場所が今も薄氷の上にあり、何時なんどき崩れてもおかしくないことだけは、認識しておいた方がいいなと思います。
TPPや児童ポルノで法律からも目を離せない状態だしね(´・ω・`)
具体的に何をすればいいかって言われると、それぞれなんだけど、とりあえず私の出来ることって、一般さんに今日一日楽しく過ごして帰ってねと言うことと、主催さんに迷惑かけないことと、体力に余裕があれば片付けを手伝うことくらいなんだけどね。

全く大したこと言えねーな。(´д`lll)


・~11/5 奈良女コミパイベント前日
恋パレ明けで在庫が心もとないものも出たのですが、一週間で準備するにはちょっと時間が足りなかったので、ペーパーだけ少し補充しての参加準備です。
年内最後の参加なのにちょいとしょんぼり……(´・ω・`)
デスモード明けたら什器工作本出すんや……o(TωT )グッ
書き連ねたやりたいことリストを眺めつつ、大人しく就寝します。


・11/5 奈良女コミパイベント当日
最短距離のイベント開催地ということもあり、九時半に家を出ても余裕でサークル入場です。
ただ、この時期になると観光スポットもイベント開催しているので奈良駅で人混みに揉まれます。
毎年の風物詩ですね(;^ω^A
今年はスペースを2つとらせていただきました。
スペースの机幅が60なのもあって、いままでは省スペースに展示していたのですが、新刊出たのもありそろそろ限界に。
でもいざ2スペースになると、トータル120の机幅にまごつく孝樹。
スペースを広く使うことを考えたことがなかったので、余すスペースに戸惑いがwww
高さ制限が60なので、そのぶん便箋を余裕たっぷりに平置き展示しましたが、これ、便箋の数を増やして良さげだな。
たゆたうタコクラゲと始祖鳥の舞一筆せん、まだ諦めていません(。+・`ω・´)キリッ

つつがなく設営を終えて、開場コール。しばしまったりします。
玄関近くにスペースがあることもあって、完全防備してても手先が寒い!(´□`。)
ポケットカイロを持ってこなかったことが悔やまれます。
そんな中、半袖のレイヤーさんが目の前を通っていき……若いって素晴らしい、と感動(^▽^;)
おばちゃんはもはやオサレ服を諦めて裏起毛のパンツにだっぽりセーターで来たというのにwww
いけないわ!防寒仕様のオサレにみえる服を探さなくてわ!!(+_+)
今年そういや全然冬服買ってねーわ……
そしてデスモード明けたらやるリストに、また一行リストが加わるのであった……脱ダークトーン。

今回一般さんの入場数はちょっと少なかったかな?と思いました。
去年は日曜開催でなく、祝日開催だったので、サークル参加自体が少なくてヒヤッとしたものですが、今年はいつも通りのサークル参加数だったので、一般さんがすくないのかな?と。個人の感想ですが。
ありがたいことに今年もリピさんとお話しすることが出来てよかったです!。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
恐竜系をまた増やしていきたいなと思っているので、また来年も来ていただけるとありがたいです!
とりあえず始祖鳥の舞一筆せんとクリアファイルをまだ諦めてはいないし、アロサウルスとディメトロドンも諦めているようで諦めていない。
野望だけはいつだって腹の底でサンバを踊っているんだぜ?
そこからリンボー決める勇者を私はずっと待ち続けているんだ……

あかん、これ以上言ったら私が火あぶりの刑に処される。

 


さて。
孝樹の年内のイベントはコミパを持ちまして終了となります。
次は1月の冬インテを予定しております。
デスモードは11月中旬で一旦終わるので……泣いても笑ってもあと一週間だ!。:゚(。ノω\。)゚・。 ウワァーン
そこから什器工作本に取りかかってインテで新刊を名乗れたらいいなと思う次第。
アウトラインは珍しく出来上がっているんだけど、何がネックかって付随資料になるイラストなんだな(^_^;)
実質作業時間が10日ほどの見込みなので、その間でキエーーーーーと発狂していたら、あ、タコクラゲかな?始祖鳥かな?と思っていてください。
(でもリアルな話として、たゆたうタコクラゲ一筆箋は業者さんに入稿考えているので、スケジュール的にインテに間に合わせるのは無理かな?と思っている)
さすがに何も無いのは自分的にも悲しいので、最悪しおりになったとしても出すと思います。
で、シュトムは……?

 

………。

 

 

諦めないで!!私のメンタル!!Σ\( ̄ー ̄;)ヲイ
(そのうちやるやる詐欺で捕まるぞ……)

 

どうも。
稲刈りが始まりましたね、孝樹です。
この時期になると散歩に出たらモミ焼きに出くわしてげふんごほんするのですが、あの香ばしい香りは割と好きです。
しかし、草刈りなどでよくなるのですが、稲刈り作業の側を通ると、肌にブツブツが出てきて肌荒れします(;∀; )カユイヨ
収穫時期の風物詩なのですが、うーん、ジレンマ……(´□`。)


さて。
10/1、関西コミティア51に参加してきました。
夏コミでシュトム準備号を出して一段落の秋イベント、夏コミで見えた課題のスペースの有効活用化を目指していろいろやって来ましたが、はてさて。
前日より振り返ります。


~9/30、イベント前日。
前のブログで什器進化をさせて以降、キャリーの空きスペースが逼迫しているので、省スペースを図れるものを片っ端から省スペース化。

とりあえずお道具箱をスリムなものに新調し、クリアしおりたちが入るケースもちょうどよく隙間に入る箱がないかを探し回る。

しかし、関西コミティアのスペース通知で、動物ジャンルが壁配置なのを知り、壁という響きにやられて(?)突発本も出したくなる。節操ねぇな(;´▽`A``
しかし1ヶ月、実質作業時間8日で挑むにはちょっと厳しかった( ;´・ω・`)
アウトラインを書き上げてみるも、これはもう少し考えて出したいなと思い、来年1月を目処に作業一旦停止。
元々ブログでざっとした備忘録をまとめているので、あとはどこまで掘り下げるかの検討に時間がほしいところ。
どうせなら読んで楽しいものにしたいしね(。-ω-)

元々新作は無しのつもりで居たので、イベント前日はまったりとしたものでした。


10/1、イベント当日。
勝手知ったるOMM、危なげなく会場入りします。
今回シュトム準備号が関西コミティアで初売りになるので久々に見本紙コーナーに本を置きましたw
読んでもらえると良いんだけどなぁ……小説なので手に取ってもらえるか、不安(´・ω・`)

そして本日のメインイベント(?!)、設営を始めます。

家での組み立てシュミレーションは済ませているものの、いざテーブルでやってみると分かることがちらほら。

什器の高さを60cmから80cmに進化させているので、組み立ての時意外と背が高いから、お隣さんにお邪魔にならないように気をつけないとね。

どうしたらお邪魔にならないように組み立てられるかも視野に含めて丁寧に設営してみると20分ほどかかってしまいました。

 

しおり什器の隣に本棚を作りたいと思っているんだけど、みっちりになりそうな予感。

一筆箋部分の横幅が約50cmで、思う以上にふくれているので……これは、もしかしたら要改良案件になるかもしれない( ̄_ ̄ i)

本棚の作りで検討している形がうまくいきそうなら、一筆箋棚もそれの形式に合わせてもいいかなーと思う。

ただ、今はちょっと時間がないのだ(´・ω・`)

 

課題点も早々に見つかり、おおむね満足……こらこら、まだイベントが始まっていないでしょ(・ε・)

開場コールが始まります。

ちらほらと一般さんが立ち止まってみてくれるのですが……意外と「この見本のものはありますか?」な反応が多くて、アレー?てなってました。

でも確かに、棚に対して「これは、こちらの棚のものを取ってね」的な表記がないから、分かりずらい、かも。

新たに見つかる課題的にショモリ(´ε`;)

まあ、改善点が見つかるのはいいことだよ。

 

なんちゃってメタルラミをご記憶いただいていてたまたま見つけて立ち寄った方や、海の生き物大好きな方に会えて満足な一日でしたv(^-^)v

ただ、やはりというか、新刊は反応がほとんどなく。

小説だからねー。こればかりは短い立ち読みではちょっと難しいよね、やっぱσ(^_^;)

見本誌読書会でじっくり読んでいただけたら嬉しく思います。

えぼうはらも、初めての時は反応が薄かったからね。

おかんTUEEEE!!!に共感してくれる人が現れることを祈りつつ(。-人-。)ナムナム

イベントで孝樹に構ってくださった皆様に心より感謝を。ありがとうございました!!

 

 

さて、次回の予定は、10/29の恋するパレット12にお邪魔させていただこうかと思っています。

まだ申込してないので、急いで申込みしなきゃなのですが(^_^;)

その次は11/5の奈良女さんのコミックパーティ29、こちらは申込済んでいるので不備がなければ参加できると思います。

どちらのイベントも新しいものの予定はありません。

実は10月中旬から11月末まで私事で忙しくなるので、新しい物作っている余裕がない(;´▽`A``

でも絶対ストレスたまるので、イベント参加はしたいな、と(´・ω・`)

冒頭で言ってた什器工作本はとりあえず年明けの冬インテか、文フリ京都に間に合わせたいなと思う所存です。

あ、でもそのまえに本棚にかからないとまずいかな……。

わー、体が一つじゃ足りない(ノДT)

 

とりあえず、今は頑張って11月のデスモードに備えよう。

次回もよろしくお願いします!─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

 

どうも。
朝晩の空気が冷たくなってきましたね、孝樹です。
気が付くと晩の庭ではコオロギの鳴く声が大合唱。

うーん、風流……というより、うるさい。(・ε・)
田舎ではよくあることではなかろうか?

 


さて。
久々の気まぐれレポ、今回はパネル什器が進化するお話です。
ここでパネル什器とはなんぞ?の方に簡単に説明をしたいと思います。
孝樹のサークル「海青喫茶」では、主にしおり、一筆箋、絵本、小説を頒布しているのですが、それらを展示するにあたって什器(展示をするための建具)は必須です。
なんせ、しおりが約30種、便箋・一筆箋5種、そしてB5大の絵本に、A5版の本があるのですから。
これらを横90奥行40の机にいかに収まり良く展示するか?
ただ机に平らに並べていてはスペースはすぐに埋まってしまいますし、しおりに至って平らにおいていたら目につかない。
そこで立体的に展示するための什器の出番となります。
昔は100均の網ワイヤーや台所用網棚を利用していたのですが、かさばるし、重いし、種類が増えるにつれてキャリーの中身が圧迫されるしで、なんやかやしているうちになんとかできないかと模索する日を迎えました。

 

そうだ。什器、自作しよう。(゚∀゚)

 

しおりの展示に適した形で、軽く、コンパクトに収納できるものが作れないか。
そこで考えてみたのが、養生パネル(プラスチック段ボール)を使った自作什器です。
養生パネルでつくる什器だから、パネル什器。安直ですね。
しおり用のパネル什器作成についての解説は過去にブログにしているのでよかったらご参考を。

 


さてさて、そんなこんなでパネル什器を使っておりましたが、それでも種類が増えていってスペースが逼迫する事態に。
まあ、仕方がない。だって創りたいんだもん。(*ノω・*)テヘ
というわけで、従来のしおり用パネル什器に部品をジョイントして、一筆箋棚のパネル什器を作ることにしました。

このブログでは一筆箋棚を作る過程を備忘録としてまとめていきます。
毎度おなじみの文言ですが、あくまで備忘録としてまとめているので、howtoは語っていません
「こういう考えのもとで、こう作ったよ」的なことを書くにとどめているので、「それ、そもそもどうやんの?」的なところは割愛します。
まぁ例えば「養生パネルってどこで手に入れるのよ」とか「設計図ってどう作ってるのよ」とか「カッターってどう使うのよ」とか。
他のブログで語っているところもありますし、使うツールについては人それぞれで、それぞれに方法があると思います。
私の場合、設計図作成はイラレを使っていますが、それをワードを使用して作る方法もあると思いますし、エクセルを使用して作る方法もあると思いますし、もちろん手書きもありだと思うんですよ。
カッターでなくても、デザインナイフを使うだとか、ほんと色々で。
そのすべての方法に対して試していられないし、所詮はどうやったかを振り返るための自分に対しての備忘録であるというのが本音です。
もちろん個人的に質問が来ることに対しては答えられる範囲でなら答えられると思うので。
なので、備忘録ブログにおいてhowtoを語らない理由はそこであることをいっちょご理解いただきたい。

 

ではでは、パネル什器の進化は、果たしてどうなったのか。
ぼちぼち語っていきたいと思います。

 


パネル什器進化計画 ~一筆箋棚をがんばってつくってみたよ~

 


1.まずはコンセプトを決める。
前回のしおり用パネル什器を作るときにも触れていますが、コンセプトをまず固めます。
そんなに堅苦しく考えなくてもいいのですが、要は工作する過程において指針がブレてしまわないように、「何を優先して、何を諦めるか」を明確にしておきます。
そもそもなんで一筆箋棚を作ろうと思ったのか?
スペースが逼迫しているので一筆箋棚を作るわけですが、どのように作れば問題が解消されるかを考えます。

 

まず従来の状況は?
奥行40cmの机の場合、従来のしおり什器は奥行25cmのため、そのしおり什器の前に一筆箋を平らに置いていました。
一筆箋の大きさは約9cm×18cmの横向きです。
40-25=15cm……微妙に一筆箋を二行に置くことができません。9cm×2=18cmなのでね。
もちろん、座席側にしおり什器をずらして置くことは可能ですが、安全性を考えると、あまり座席側に引いて置きたくない。
ならば、立体的な什器を作ることで、奥行40cmの机に置けるようにしようじゃないか。
ということで、従来のしおり什器の下に、一筆箋用の什器を作ることを模索します。

 

今回一筆箋棚を作るにおいて、まず優先しているのは、しおり什器と同じく「軽く、コンパクトに収納できること」。
そして重要課題にしたのは「頒布物を安定的に置ける仕様にすること」でした。

 

しおり什器は、あくまで展示、見てもらうだけを目的にした作りになっており、実際に購入頂く場合は「○○のしおりをください」と指名してもらって、手元のストックから頒布物を提供する頒布方法をとっていました。
つまり、頒布物自身を乗せる棚の作りではないのです。

 

今回の一筆箋用の什器は、頒布物を乗せておく必要があります。
しかも実際に見本などを手に取って元に戻す行動も十分に考えられるので、何度手に取って戻す行動をしても簡単には崩れない仕様にする必要があります。
つまり「耐荷重と安定性」も外せない要因になります。

 

今回諦めた要因は「パーツが増える」「長期耐久性」です。
パーツが増えると言うことは、ある意味コンパクトに収納から離れてしまうのですが……少なくともキャリーケースの中には収まる仕様にはできるが、パーツが多くなる分、キャリーケースの中身が逼迫することは避けられないと感じたので。
そして長期耐久性……これは少なくとも雑な扱いをしない限りは一年以上は保つ設計にはしたいなと言う観点です。

 


2.設計図を考える
いざ一筆箋棚を作るとなった段階で、まず始めに浮かんだ草案は奥行のある雛壇でした。
業者さんが実際に作られている物で近いイメージが「段々段ボール」かな?
しおり什器と同じくらいの傾きを持たせて物を立てて展示し、奥行を持たせるので、見本と一緒に頒布品を置いておく、というのが最初のイメージでした。
しかし奥行のある雛壇を作ってしまうと、そもそもの目的である「奥行40cmの机に安全に置ける什器」でなくなってしまう。
そう、一筆箋棚を作るのに使える奥行は40-25=15cm。
二段の雛壇を作るとしてそれぞれに使える奥行は15/2=7.5cm
パネルの厚みと傾きによる奥行の差異諸々を除くと実際に頒布物を乗せられる幅は3cm位。
一筆箋10冊分の厚みが約3cm位。それに物を斜めに立てて置く以上、安定性の高い精度が求められる。
物を置いた途端、ズルベシャアッ!!て滑り落ちられたらかなわんからな。(;´Д`)ノ

 

ということで後発で思い付いたのが「見本誌一冊を展示方式にし、頒布品棚を別で備える」棚形式でした。
見本誌一冊のみを雛壇にのせて見本誌単独で見てもらい、いざ買うときは備え付けの棚より各自取ってもらう方式。
文字で書くとイメージがつかないね。
近いイメージは……うーん、100均の文具コーナーとか文具屋さんで見かけたディスプレイなのですが、店によって違うだろうから文字での説明がこれまたしにくいんだよな。
きっかけは、葉書やメモ帳など全体を見せる必要のない形式の決まった用紙を収納した棚でした。
頭5cm程見えていれば何が置かれているか分かるので、割と足元近くの下段に展示されていたんですよ。
目線が下になるからこそできる収納棚のつくりなんだなーと、ぼんやり思って眺めていたものです。
これを応用することで得られるメリットがある。
什器の後ろ側に生まれるデッドスペースを利用できること。
ただ、頒布物が頭5cmしか見えないのは困るので、別で見本誌を手にとって見てもらうための雛壇は必要か。
でも見本誌一冊分だけ置くだけの雛壇ならそれほど奥行を持たせなくてもいいか。

 

よし、それでいこう。(`・ω・´)シャキン

思い立ったが吉日で草案を書いていきます。

 

 

この時点で他人が見て「あー、なるほどね」とか言えたら正直すごいと思います。

改めて自分で見て思う。ほんとにただの殴り書きだなオイ(゜д゜;)

 

そして魂の荒ぶるままに清書します。
ぼんやりとした草案に数字を当てはめていきます。
もちろんここでも三平方の定理が大活躍です。
ピタゴラスさん、素敵な方程式をありがとう
そうして出来上がった清書がこちら(ノ´▽`)ノ

 

 

これみても「あー、なるほどねー」にならない不親切設計図orz

 

ちょっと脱線しますが……私は割と字書きでもそうなのですが、ちゃんとしたプロットを書くことができません。書くとしたら本稿でコピペするレベルの文章を書くか、一行で済ませるか、の両極端な書き方になります。
前者だと本稿を仕上げるときのスピードは速いだろうけど、プロットの仕上げがとても遅い。
後者だと確実に本稿の時に泣きを見ます。「ここで戦闘シーンスタート」の一行で済ませられて、過去の私を思いっきり殴りに行きたいと思ったことは数知れずorz
こう、適度なプロットって書けないんですよね。割とその場で思いついたことに脱線もしやすいです。だってそっちの方が最終面白い出来になることも多いし。
なので、設計図も最初の時点で100%きっちりなものにしていません。
「ここは絶対に狂わせない」の部分以外は、その場で決めつつ進めていくことも多いです。
廃材(過去の工作で出たきれっぱしとか、使わなくなったウレタンボードとか)を使うこともあるので、その場にある廃材の大きさに準拠して事を進めることもままあります。
なので工作する時は、鉄は熱いうちに打てのごとく、完成イメージが頭にあるうちに、工作をすると決めたその日に、最悪長くても一週間のうちに仕上げることを目標にしています。じゃないと何を作ろうとしているか、自分でもわからなくなっちゃうからね(;^_^A
話を戻します。

 

 

3.設計図をもとに素材をチョイス
今回は前回に作ったしおり什器の改良進化なので、問答無用で養生パネルを選択していますが、一応、考え方としては「コンセプトに沿った素材で、かつ、加工がしやすいもの」を選んでいます。
養生パネルを選んだ理由は「軽い、価格が安い、カッターやテープで簡単に工作できる」から。
他にも圧縮ウレタンや桐板、ソフトプラバンなどもあるかと思いますが、そこは好みで選んでいいかと。それぞれの素材の特性を研究するのもいいと思います。
それこそ、本格的な日曜大工ができる人なら木板を使った工作の方が養生パネル製の什器より丈夫なものを作れるかと思うので。

 


4.設計図をもとに切り出していく
養生パネルに設計図をベタっと貼って切り出します。

基本直線で、一枚板を切り出すように設計しているので、まっすぐ切ることさえできればOKだ!だって私、手先器用じゃないもん!!

 

 

 

ただ、ここで注意するのはパネルの目を意識すること。
床に立てた際、パネルの目が垂直になるものを縦目、水平になるのを横目とします。
画板などを立てる際、支柱に対してどの目にする方が負荷を分散させやすいか?
そして組立時に、変に力を掛けてしまってバキシッと折れないようにするにはどの目で切り出せばいいか?
私は縦支柱に対しては縦目の方が良いと思っています。
ななめに立てかけた画板を支える縦支柱。いわば床に対して垂直方向に負荷が生じるので、それに耐久出来るのは横目より縦目だろうな、と。
対して、画板や横支柱は長辺に対して水平な横目を選んでいます。
理由は組み立て作業をするとき、ふいに変な力をかけてバキシッとならないように。
……うーん、文章だとほんと説明しづらいなあ。

 

さて、今回一筆箋棚を作るにあたって、コの字型の外枠に棚板をスライドさせて入れる4段棚を採用しました。
最初市販の本棚のように外枠にビスをはめ込んで棚板を乗せるだけのものを考えていたのですが、解体することを考えると、使っていくうちにビスの穴が緩んでくることが考えられたのと、ビスだと点で棚板を支えることになるので負荷がビスに集中すればポロリと取れそうだな、と思ったのでスライドさせる溝を作ることに。
溝は別パーツを作って外枠に貼り合わせる二枚貼りにします。これなら外枠自身はビス穴などで傷つけることも無く、二枚貼りで頑丈になる、スライド溝は線状なので棚板を支える負荷にも耐えられるだろうという考えです。

 

 

4.パーツの組み立てを考える
実はここに起こしている設計図、冒頭でも言った通り、全てのパーツを網羅したものではありません。ここに起こしているのは縦支柱と棚の外枠、補助の縦支柱と見本誌用の画板……あと本件から少し外れるのですが、ポケット棚用の画板だけ。
当然他のパーツも必要になります。例えば、一筆箋棚の棚板とか、横支柱とか。

……冒頭でも言いましたが、廃材を積極的に使う傾向にあるので、「ここは絶対に狂わせない」数字でない限りは、その場にある利用可能な廃材で適当に作っています。
例えば、一筆箋棚の棚板は昔使っていた圧縮ウレタンパネルを使っています。選んだ理由は養生パネルで板を作るより頑丈で長持ちしそうだから。養生パネルは目に沿って力をかけるとバキシッとなる可能性があるので、木板の感覚に近い圧縮ウレタンの方がまだ耐久性もあるだろうと。
横支柱は目の方向を意識はするけれど基本切れっぱしを使います。長く工作してると結構出るんですよ、切れっぱし。

 

さて、パーツが揃ってくると全体的にどう組合わさっていくのか見るために簡易で全体を組み立てていきます。

 

 

 

やっとここで完成イメージがわかるかな?
ただここら辺から不測の事態も発生します。というかアテが外れた、というべきか。

 

例えば、一筆箋棚の棚板の奥にストッパーをつけなくちゃいけなくなったこと。
ストッパーがないと、下段になるにつれて奥の方に物が入り込んでしまうのです。
そこで、つまようじと小さな養生パネル板を使ってストッパーを差し込む形式を考えたのですが、一筆箋で何度かツンツンしているうちに差し込んでいるつまようじが緩んで外れる事態に。
むー、どうすりゃいいんだ。アテが外れて行き詰まる。
……そうだ。お風呂入ろう。ε-(o´ω`o)
や、大事ですよ、入浴は。血行が良くなってリラックスできるし、脳を休ませてあげてかつ血を巡らせれば情報が整理されてアイデアが浮かぶって言うじゃない?
そして、5mm幅わにぐちクリップで固定する方法を思いつき、ストッパーを完成させる。

 

 

次に、一筆箋見本誌を置く画板が思った以上にしっかり支えないと見本誌を取って戻すを繰り返していたらズルッと滑り落ちる対策にマジックテープで固定を発案するも、思った以上にかさばるのが分かり、別案を検討することに。アテが外れて行き詰まる。
……そうだ。ふて寝しよう。Zzz…(*´?`*)。o○
や、だから睡眠は大事ですよ!脳ミソは寝てる間に情報整理してると言うじゃないですか!
そんなこんなで、クリアファイルとメンディングテープでマジックテープもどきを製作、画板を固定させることに成功する。

 

 

 

 

割と現場で形になり始めてから分かる計算違いとかもあるので、よほど設計図の数字に確信を持たない限りはその場での方向変換に対応するべく恐る恐る作ってる感じです。

設計とはなんぞ……。(´д`lll)

 

細々とした補助具を作りつつ、完成したらこんな感じになりました。

 

 

 

頭で思い浮かべていたものからさほど脱線することなく、わりと想定通りにできた方だと思います。

什器のトータル重量は約620グラム、解体後の厚みはうまく収納すれば6センチ位に納めることができました。B4ファイルポケット2冊分で済んでます。
ただそれでもキャリーの容量半分を食うことになるので、さらなる省スペース収納が今後の課題になりそうです。
あと本棚もつくりたいからね……(*゚ー゚*)

 


工作備忘録は以上となります。
正直、なにいってんのか全然わかんねえよ!!なブログで申し訳ないです。(´□`。)
今までの備忘録でも言ってることですが、やり方は素材や人によってまちまちだし、今のこの方法よりいい方法を思い付いたらどんどんやり方を変えていきます。
なので「こう作りなさい」ではなく「こういうアイデアで作ってるよ」程度で流し読みして頂けたら幸いなのですm(_ _ )m
質問などあれば答えられる範囲であれば答えるので。イベントなどで見かけましたら聞いてくださるのでもokかと。
今使ってる什器を何とかできないかと思っている方へ、ちょっとしたヒントになれば幸いなのです。(o^-')b