男は独り道を行く -132ページ目

男は独り道を行く

誰も旅の途中

汽車で志度駅に戻る。
車に乗り、ナビをセット。
当然のように有料道路を選択するナビ。
田舎道で有料道路はもったいない。
一般道を指定して検索。
よくルートも確認せずにスタート。

田舎道をなめてた。
というのも、ずっと海沿いを案内されるじゃないか。
つまり、山があるからぐる~っと当然回らなアカン。
徳島へは20時頃に到着。
なんとか確保出来た宿は
「東横INN徳島駅前」
会員なんで割引。
と思いきや、お接待の一環として遍路客はかなりの割引。
安く宿泊できた。

ここまでまともな食事をしていない。
食事に行きたいが、明日のために白衣とかを洗濯せなアカン。
最初に金剛杖を洗ったわけやが、その次に風呂。
そして洗濯。
運よくコインランドリーがすぐに使えた。
乾燥機も運よくすぐに使えた。
しかしこれらに時間がかかった。
洗濯、乾燥終了時点で21時20分頃。
やっと食事。

さてどうする?
東大に行けば確実に開いているが少々遠い。
そして、今は京都駅にもあるので無理して徳島で食べる必要も無い。
とりあえず駅前へ。
するとどこのラーメン屋も行列。
居酒屋でも良いが、サクッと食べて、翌日のために寝たい。
徳島まで来て食べた物、
なんと!







「白身魚フライのり弁当」(ローソン)

ローソンなんか家から徒歩5分で行ける。
そんなコンビニの弁当。
仕方がないのでこれで我慢。
ホテルの自販機で「キリン一番搾り」を買って、飲みながら弁当を食べた。
東横INNの良いところはこのあたり。
自販機のあらゆるドリンクがコンビニより安い。
部屋の造りも全国ほぼ同じ。
つまらんといえばつまらんが、慣れていれば使い勝手が良い。

寝る前に少し無線をワッチしてみるが全くダメ。
ま、しゃ~ないな。


(よこ・ω・づな)
12:30出発
峠なんで当然山道。
足にはやさしい。
なんか付いてると思って手を伸ばすと尺取虫。
もういやや・・・。

少し行くと舗装路。
白鳥温泉を横に見ながら進む。
ここ、地図には載ってない道と分岐している。
ハイキングコースっぽい。
迷ったが地図の道を進むことにした。

1.5キロほど行くと分岐点、。
左は三宝寺方面、。
町の方へ出る道。
右は山あい(地図ではそれっぽく見える)のを突っきる。
せっかくの田舎なんで右に進路をとった。

抜群の天気。
道が舗装路なんは残念やが気持ちがいい。
更に4キロほど進んで、西山の交差点の農協で休憩。
バス停横の自動販売機でゆずのジュースを買う。
四国広しといえど、
こうやって見てみると食べ物は高知県が一番良さそうに思える。
このジュースも高知県のゆずやし。

15分ほど休憩して出発。
さすがに虫の心配は無くなった。
しかし、計算ミスに気付いた。
このルートやと引田まで意地でも行かなアカン。
初日なんで、疲れたら三本松あたりで初日は終わりにしようと考えてたのだ。
実際オーバーウェイトやし、トレーニングしてきてないから結構しんどい。
でも、やってもうたもんはしゃ~ない。
強気で進め
気力で勝ち誇れ
と、
谷佳知選手の応援歌の如く進む。

景色があまり変わらない道。
遠くに見えてくると思われる高松自動車道やマルナカの看板を探しながら。w
高松自動車道を越えた後に見えてきた目標物はコメリだったことを付け加えておく。

問題は汽車の時間。
田舎なんでこれが大事。
調べると16時17分に高松方面の普通がある。
JR四国は特急が基本。
なぜなら、そうでないと経営が成り立たないから。
特急料金はほぼ運賃と同じ。
つまり、倍額が必要となる。
この時、駅目前の踏切。
時刻は16時14分。
走って駅へ。
16分に到着して切符を買う。
停まってる汽車でええのか?
駅員に聞くと違うという。

もう一度聞く。
俺の言い方が悪かったのか、勘違いしたらしい。
俺は
「志度」
と聞いた。
駅員は
「下(しも)」
と聞こえたらしい。

明らかなよそ者が下(しも)なんて言うか?

汽車は目の前を出発。
特急なら30分待ち。
普通は1時間15分ほど待たなアカン。
田舎の洗礼を受けてもうた。
倍額支払うのはバカバカしいから普通を待つことにした。
荷物があるから時間潰しも難しい。
納経帳を狙われるからな。
ま、せっかくの田舎駅なんで、水分補給でもしてまったりしよう。

リアルにぼけ~っとしても仕方がない。
翌日のプランをたてる。
その際重要なのは駐車場。
どうやらここ引田駅にはコインパーキングがあるらしい。
JR四国運営ではないが駅員に利用状況を聞いてみた。
ほぼ空き。
この時点でも3台ほど。
よそ者しか利用しないっぽい。
何とか確保した宿が徳島。
なので明日はここまで車で来て、ここに駐車しよう。
安いし、帰りも都合が良いからな。
チェックインが遅れる旨をホテルに連絡して汽車に乗った。
もちろん普通。

(よこ・ω・づな)

門前。

この真ん前に、結願した時に一緒だったデスクの後輩が経営されている店がある。
予定してたのは10時出発。
前回終了時の88番大窪寺へ一旦お参り。

納札を書いていなかったりで手間取り、発ったのは10時15分。
飲み物はこの時点で自販機でペットボトル2本購入。

歩く方角はわかりやすい。
なぜなら、バスがUターンしてきた方向やから。
少し歩くと、いきなりあぜ道っぽい方へ誘導する遍路シール。
地図とは違うようやが、そちらへ向かうことにする。
田植えをされている方に挨拶をしながら歩いていると、今度は山の中へ。
それしか道が無い。
そしたらメチャメチャ尺取虫、毛虫など虫が多い。
金剛杖で虫を落としながら歩くことに。
それでも身体にはかなりの虫が付着した。
それを落としながら歩く。
今回の旅、かなり虫が多くてこれを結構やりながら歩くことになる。

舗装路の方に出ると大丈夫。
かと思っていると、木から虫がぶら下がっている。
やはり虫を落としながら歩くことになる。

5キロほど進むと分かれ道。
1つは10番切幡寺を経由して1番霊山寺まで逆打ちになるルート。
もう1つは大坂峠方面。
こちらは更に途中で道が分かれる。
さてどうする?

初めから決めていた。
途中で逆打ちしながら1番に到着するまでに10番まで行ったことにするくらいなら、
はじめから88番から1番への輪にする旅はしない、選ばない。
大坂峠方面からのルートにした。

今回はギリギリに決断したため、身体は絞れていない。
以前より20キロはオーバーウェイト。
トレーニングも出来てない。
なので、結構しんどい。

舗装路と、たまに山道。
いつも2時間程度に1回休憩するようにしている。
出発して2時間程度、中尾峠の休憩所に到着。
ペースは遅く、2時間で7キロ程度。
ただでさえ俺、早けりゃ時速7キロとかで歩くことがあるんでね。
初日やし、久しぶりやし、暑いから想定内。
靴を脱いで、持ってきた菓子パンを食べて休憩。
ハンディ無線機を持ってきてたのでCQを出してみるが反応なし。
受信も出来ないようだ。
単に人口が少ないからでしょうか。
アマチュア無線人口も少ないし。

この休憩中にもどこからともなく尺取り虫。
そして毛虫。
刺されなかったのがラッキーなくらい。

肉体は多少休まったが、神経はピリピリ。

(よこ・ω・づな)