輪にする、そして祈りを込めて 中尾峠~引田駅 | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

12:30出発
峠なんで当然山道。
足にはやさしい。
なんか付いてると思って手を伸ばすと尺取虫。
もういやや・・・。

少し行くと舗装路。
白鳥温泉を横に見ながら進む。
ここ、地図には載ってない道と分岐している。
ハイキングコースっぽい。
迷ったが地図の道を進むことにした。

1.5キロほど行くと分岐点、。
左は三宝寺方面、。
町の方へ出る道。
右は山あい(地図ではそれっぽく見える)のを突っきる。
せっかくの田舎なんで右に進路をとった。

抜群の天気。
道が舗装路なんは残念やが気持ちがいい。
更に4キロほど進んで、西山の交差点の農協で休憩。
バス停横の自動販売機でゆずのジュースを買う。
四国広しといえど、
こうやって見てみると食べ物は高知県が一番良さそうに思える。
このジュースも高知県のゆずやし。

15分ほど休憩して出発。
さすがに虫の心配は無くなった。
しかし、計算ミスに気付いた。
このルートやと引田まで意地でも行かなアカン。
初日なんで、疲れたら三本松あたりで初日は終わりにしようと考えてたのだ。
実際オーバーウェイトやし、トレーニングしてきてないから結構しんどい。
でも、やってもうたもんはしゃ~ない。
強気で進め
気力で勝ち誇れ
と、
谷佳知選手の応援歌の如く進む。

景色があまり変わらない道。
遠くに見えてくると思われる高松自動車道やマルナカの看板を探しながら。w
高松自動車道を越えた後に見えてきた目標物はコメリだったことを付け加えておく。

問題は汽車の時間。
田舎なんでこれが大事。
調べると16時17分に高松方面の普通がある。
JR四国は特急が基本。
なぜなら、そうでないと経営が成り立たないから。
特急料金はほぼ運賃と同じ。
つまり、倍額が必要となる。
この時、駅目前の踏切。
時刻は16時14分。
走って駅へ。
16分に到着して切符を買う。
停まってる汽車でええのか?
駅員に聞くと違うという。

もう一度聞く。
俺の言い方が悪かったのか、勘違いしたらしい。
俺は
「志度」
と聞いた。
駅員は
「下(しも)」
と聞こえたらしい。

明らかなよそ者が下(しも)なんて言うか?

汽車は目の前を出発。
特急なら30分待ち。
普通は1時間15分ほど待たなアカン。
田舎の洗礼を受けてもうた。
倍額支払うのはバカバカしいから普通を待つことにした。
荷物があるから時間潰しも難しい。
納経帳を狙われるからな。
ま、せっかくの田舎駅なんで、水分補給でもしてまったりしよう。

リアルにぼけ~っとしても仕方がない。
翌日のプランをたてる。
その際重要なのは駐車場。
どうやらここ引田駅にはコインパーキングがあるらしい。
JR四国運営ではないが駅員に利用状況を聞いてみた。
ほぼ空き。
この時点でも3台ほど。
よそ者しか利用しないっぽい。
何とか確保した宿が徳島。
なので明日はここまで車で来て、ここに駐車しよう。
安いし、帰りも都合が良いからな。
チェックインが遅れる旨をホテルに連絡して汽車に乗った。
もちろん普通。

(よこ・ω・づな)