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男は独り道を行く

誰も旅の途中

山道を登ってきたのは、志度駅のバス停にいた方でした。
マムシの件や尺取虫、毛虫もあるが山道を行くことにした。

この道、相変わらずやが、なかなか地図通りの車の道にぶつからない。
道を間違えているのか?
いや、他に道は無い。
休憩ポイントを探すが適当なポイントが無い。
通常、2時間間隔くらいで休憩するのだが・・・。

登りから下りになり、少し行くと車道にぶつかった。
ここから車道。
かと思いきや、遍路マークは急激な下りの山道。
ちょっと降りたところで戻ろうと考え、後退を試みる。
でも、かなり急な下りやし、土の道なんで滑る。
戻るに戻れない。
こうなったら進むしかない。
何度も滑って転倒しそうになりながら下る。
かなり覚悟を決めて降りてたが、この道はほんの少しで終わった。
助かった。

結構歩いた気がするが、地図を見るとほとんど進んでいない。
活動量計ではそれなりの距離をカウントしてるんやが。

ここからは車道。
途中に非舗装路があるが、特にどうってことはない。
車道に入っても尺取虫や毛虫。
マムシがいない分だけ安心して歩くことが出来る。
それにしもて休憩ポイントが無い。
そして緩やかな上りが続く。
どれだけ続いたのだろう。
そろそろ終わりかと思いきや、遠目にカーブミラーが見える。
予想通りその地点まで道は続くし、更にまだ上りが続く。
この途中にウォーキンググループと思われる団体を視界にとらえた。
普通に、軽く追いつくと思った。
しかし、なかなかとらえることが出来ない。
下りに差し掛かり視界に入ると、差が付いていた。
歩きなれた集団のうえ、荷物が少ないから早いのな。
車やツーリングのバイクが増えてきた。
少しのスペースを発見したので休憩にした。
休んでいる間にも尺取虫がどこからともなくやってきて身体についている。
もう、気持ち悪いのなんの。

この先は緩やかな下り。
舗装路やし快適に歩ける。
しかしそこに落とし穴。
大麻比古神社のところで道がわからなくなる。
厳密にいうなら迷った。
ここまで来ればどういっても1番霊山寺まで行けるのだが。
結局選んだ道は鳴門ドイツ館の横を抜ける道。
なにやらフェアーをやっている。
でも、車に乗らなアカンからなぁ・・・。
ギネスとかあるんやろな。
ぬるいのが。w

高松自動車道のところに遍路シール。
ってことは、間違えてこちらを通る人も多いということですな。
いよいよ、
脇を通って

1番霊山寺到着。
到着は13時26分。
懐かしい景色である。
歩きでスタートしてから何年ぶりになることか。

当初の予定では12時には遅くても到着してるんやけど。

(よこ・ω・づな)
先ほど車で来た道をしばらく逆に進むことになる。
なので、景色がわかっている。
どの建物の時点で駅から何キロとかも。

それでもちょくちょくお遍路シールは脇道を指示。
もちろんそちらを歩くようにする。
そちらを歩きながら出会う近隣住民の方へあいさつ。
声をかけてくださる方がおり、耳を傾ける。
すると、この時期の大阪峠はそろそろマムシが出るとのこと。
雨の心配もあるから車道の方が安全ではないかとのアドバイス。
正直、この日の道はまだ決めていない。

A:大阪峠を超え、3番金泉寺経由で1番霊山寺ルート

B:大阪峠を途中まで行き、ベタノ谷の車の道を通って1番霊山寺ルート

マムシの話を聞いてBに決めた。
登山靴とはいえ、もうちょっと上の部分をマムシに噛まれたら怖い。
ひとり毒マムシデスマッチなんかやっている場合ではない。
ポイズン澤田選手でさえ死にかけたのに。
白装束と金剛杖をリアルに使うわけにはいかない。

少し歩くとまた呼び止められた。
少し前を他の遍路が歩いている。
その人は遍路シールを無視して車道に向かった。
それを見て俺を呼び止めてくれたようだ。
要は、近道指南。
遍路シールの道なんやが、車道を延々と歩くより何倍も早いらしい。
地図もあるしシールもあるんやが、途中まで案内してもらった。
これがまた、
山道。
昨日同様に尺取虫や毛虫。
たまらんな・・・。
マムシにやられたらたまらんので、金剛杖を駆使して道を探りながら歩く。
土の道なんで足にはやさしいんやけどね。

少し登ってゆくと車道にぶつかる。
ここでどうするか迷う。
遍路道の案内通りこのまま山道を行くか、
あるいは遠回りでもここから車道を歩くか。
結構悩んだ。
山道は近いし足にやさしい。
でも、尺取虫や毛虫、場合によってはマムシが出てくる。
車道は一見安全。
でも、車という別の意味での危険性と、遠回りになる。

悩んでいると誰かが山道を登ってきた。


(よこ・ω・づな)
起床。
目覚まし無しで5時。
前日は早起きやし、車の運転、そして歩き。
なのに早起き。
東横INNの朝食は7時から。
とりあえず朝風呂。
そしてすぐに出かけられるように準備。
7時の食事の後、部屋に戻って荷物を回収してチェックアウト。
途中ガソリンを入れて引田駅へ。

しかし四国はガソリンが高い。
うちの近所やとリッター130円くらい。
それが140円とかする。
田舎は車社会やから、高くても絶対にガソリンを入れるからなんでしょうかね。

150503_henro01

駅のわきにある駐車場へ駐車。

150503_henro02

ここで靴をどうするか迷う。
峠があるから登山靴にするか、楽に歩けるスニーカーにするか?
天気予報は午後から雨。
へんろ地図、
あくまでもへんろ地図読みでは1番霊山寺まで10キロとちょっと。
のんびり歩いても12時には確実に着く。
ならスピードは要らないので登山靴にした。
靴を選べるのも車で四国入りしたメリット。

8時30分頃、引田駅出発。
88ヶ所を輪にする最後の旅に出る。


(よこ・ω・づな)