*** 伏見大手筋商店街 ***
伏見(ふしみ)は江戸時代の『京都港』。大阪港(八軒屋浜/はちけんやはま)との間を三十石船が1日往復320便で9,000人を運んだそうな。京阪伏見桃山駅前の(近鉄桃山御陵駅から100m)背高アーケードの大手筋商店街はいつも人出が多く、賑やかで楽しいのよ💛『商店街=ショッピングモール』♪
小旅のルート
*** 伏水酒蔵小路 ***
神戸の灘(なだ)の酒蔵ランチ、きき酒ランチは3回したけど(*1)《伏見はまだ1軒も行ってないわね(^^)》。ネットを覗いていて十七蔵(*2)のきき酒ができる『伏水酒蔵小路(*3)』を見つけました。清酒だけでなく、地ビールやワインなどもあり、9つのどのお店のお料理でも『出前』してもらえる面白いシステムです。スタッフさんの女子率、カウンターの女子おひとりさま率のどちらも高いのよ(@@)
泉涌寺~鳥辺野をたっぷり歩いて喉が渇いてたから、十七蔵にチャレンジする前に黄桜の地ビール『京都麦酒(アルト)』でストレッチ。アテ(関西語でおつまみのこと)は焼鉄さんから出前してもらった馬刺しのユッケです(*4)
(*1)櫻政宗と白鹿と日本盛です。櫻政宗は(ジオシティーズ版HPには書いたけど)アメブロではまだレポートしてません。
(*2)十八蔵の時もあるみたいだけど、今回詳しいことはわかりませんでした。
(*3)2016年3月オープン。読み方は『ふしみ・さかぐら・こうじ』です。『伏水』=『良質の地下水』の意味で、古くは『伏見』のことをこう書きました。お酒の仕込み水を『伏水(ふしみず)』と呼ぶのでちょっとややこしい(^^)
(*4)焼鉄(やきてつ)は鉄板焼き、揚げ物などのお店。
*** 十七蔵のきき酒 ***
準備運動が終わったところで『きき酒セット』をお願いしました。17銘酒×20mL ⇒1,700円、口開け1杯サービス付です(*5)。17のお酒を全て空けると2合近いから2人3人でシェアするのもいいかも。私、齊藤酒造さんの英勲(えいくん)のファンだから『古都千年』の説明書きを拡大しちゃう♪
スタッフさんにお勧めのアテをお聞きしたら(七輪で焼く)『伏見の農家辻さんの旬野菜四種盛り』とのこと。『和チーズ(醤油)』と『酒粕味噌のふろふき大根』、『万願寺唐辛子味噌』、『〆鯖燻製の炙り』もいただいたけど、どれもホント美味しかった💛
私、ふだんの食べ物にあまりこだわらない人だけど、こんな時はアドバイスもらいながら面白そうなのをどんどん楽しく食べちゃいます(^o^)。あと、この際と思ってスタッフさんのご苦労を伺ったら「十七蔵のお酒を間違うことなく適量注ぐのに時間がかかります」。ナットクね。ごちそうさまでした!💛💛
(*5)京都酒林会(さかばやしかい)の南山(なんざん)しぼりたてでした。
*** 竜馬通り商店街 ***
《う~ん、坂本龍馬さんの人気に120%あやかってるわねぇ。ネーミングライツだの著作権だのは満了消滅しちゃってるから文句言われないんでしょうけど(^^)》。それはともかく、アーケードがなく、その分ちょっとレトロなムードもあってなかなか楽しい商店街です。
ふと目に留まったおトク値の和風ジャケットを買ったお店が『かつおか呉服店』。ここは1682年創業で店主さんが14代目と伺いました。京都の中京(なかぎょう)や奈良では創業何百年のお店がそこここにあるけど、伏見も侮れないわねぇ(@@)
伏見の街の南端『中書島(ちゅうしょじま)』から京阪特急で大阪に帰ります。この駅でも龍馬さんはタダ働き(券売機のずっと右のほうで観光案内/等身大の?写真)。伏見は人使いの荒い街です!
*** たこ梅 ***
11月はおでんの季節(コンビニでおでんが一番よく売れるのは10~11月みたいよ)。晩ごはんは道頓堀(どうとんぼり)の『たこ梅』でいただきました。ここは『1844年』創業の関東煮(かんとだき)のお店です。今は『おでん』と呼ぶのが当たり前になってしまったけど、私が子供の頃は『かんとだき』。大阪ではなぜかこう呼んでたのよね。
大阪では超有名なこのお店、じつは私初めて。で、人づてに聞いていた『おススメ』からいただきました。たこの甘露煮(これはおでんではありません)、さえずり(鯨の舌)、だいこんの3つです。《うー ・・・ 美味しい!幸せ~💛💛》
たこ梅では錫のタンポをお湯に漬けてお燗をつけます=黒松白鹿の『山田錦』。越後の(ちりめん問屋のご隠居ではない)ブロ友さんがいつも、釣ってきたキスをサカナに萬寿鏡(ますかがみ)を美味しそうに飲んでおられて嫉妬なのだけど、今日はその仕返し。「どや!?」(笑)
さらし鯨も美味しいのよ~💛 捕鯨にいろいろ問題があることは一応知ってるけど(19世紀半ばの)『白鯨モビィ・ディック』の時代はクジラを灯りの油にするためだけに獲り、脂を絞った後は食べずに海に捨ててたのよ(^^)
私のお祖母ちゃんなら「そんな罰当たりなこと。お天道様に怒られて目がつぶれます。やめときなはれ!」と絶対言います(*6)。《やっぱりきちんと食べて成仏させてあげなきゃ》と思う私でした。
(本日2度目の)ごちそうさまでした!💛💛
(*6)彼女の生まれ育ちは京阪三条の少し北、川端二条です。
たこの甘露煮
錫の酒器(タンポ)
ぎんなん
*** リンク ***
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