母が亡くなってからの回想録です。
10年近く前、
まだスパサロン勤務でシフト時間がバラバラだったころ、
お昼から仕事だったので、
午前中寝ていたら
急に両親が家にズカズカと話しながら入ってきた。
びっくりして目が覚めて
ふすまを開けてみても誰もいない。
ほどなくして母から電話がかかった。
たいした用事はないけど、なんとなく、といった感じだった。
そんな気配や音を感じることは
たまーにあった。
数日前、少し体調が悪くてソファでうとうとしているときに
どうもわたしのエネルギーは実家に行ってたみたいで、
玄関から入ったら、
母が大きなハリのある声で
「こんにちは!」ってわたしの顔を見て言って
その声にびっくりして目が覚めた。
えっお母さん生きてるじゃん!って。
えっめちゃくちゃハリのある声、
何年ぶり??
そしてちょっと若くてふっくらしてたし、
お父さんも笑ってた。。。
たぶん、たぶんなんだけど
魂のところでは、父も母も一緒にいて幸せなんだろうな。
現実の父は、記憶もどんどんまだらになっていってて不安に感じているし
母がいなくなって、随分と小さくなってしまった。
とにかく夜がたまらなく寂しいとケアマネさんにこぼしていた。
顕在意識ではどうしようもないんだけど、
お母さん、傍にいるよ。。。
あ、でも49日過ぎたらどうなるのかなぁ。
ちょっとずつわたしの感じる層みたいなのが
変化している感じがします。
本当に久しぶりに、とてもリアルに、元気な母の姿をみました。
お母さん、あんな声だったなぁ。
思い出しては、涙がでます。