大阪に来るまで勤めていた会社にはひとまわり以上年が違う友だちがいます。
そのうちのひとりは特に親しくて結婚式にも出席しました。
福岡に帰ったときには食事をしたり、家に遊びに行ったりしています。
彼女の両親はうちの両親と同じ年なんです。
お兄ちゃんがいたそうですが、彼女が生まれる前に亡くなったみたいで一人っ子です。
お母さんが42歳、お父さんが45歳のときに彼女が生まれました。
小学生になったらJR(国鉄だったかも)の時刻表を渡され、遠い親戚の家に行くのも一人だったと言います。
ほったらかし、とか放任主義だとか彼女は言いますが、きっとご自分の年齢を考えて「早く自立させなければ...」と思われたのでしょう。
高校を卒業して就職し、成人式のときの振袖も自分で買った彼女です。
勿論、結婚式の費用も出してもらっていません。
私とは何という違いでしょう。
結婚式のとき、感動した言葉があります。
「両親に友だちを大切にしなさいと言って育てられました。そのおかげでこんなにたくさんの人がお祝いに来てくれました。。。」
放任と思われたことも友だちを大切にしなさいと言われたことも先々のことを考えてのことだったのではないかと思います。
彼女のご両親は今も元気で毎年海外旅行をされています。
青春18切符で北海道まで行かれることもあるそうです。
いつもこの時期になると妹の店に会社の人のクリスマスケーキを取りまとめて注文してくれるので思い出しました。
会社は身売りしたみたいになっていますが頑張れそうですか?