コミックソングでも好きな曲はあるけどさ
例えば、ぼたもちなら、
苦労も多いがみんな大好き、くじけねーぞ!
bang! bang! バカンス!なら
今年もバカみたいなことばっかりして夏が終わる~
みたいな、曲全体を通じたテーマがあるじゃん
でも、これは…

何の曲ですかい?

最初のケツの話が最後まで続くならまだわかる
おしりかじり虫みたいなもんだからね
でも途中から、そこそこの能力でそこそこ幸せですとか
世界が一日だけでも平和になってほしいとか言い出すから
歌詞の世界観の軸がわからん

俺の理解力がないだけでテーマはあるのか?
それともテーマは無くて、シュール系の笑いなのか?
後者だったら…うーん、残念ながら
苦手なタイプの曲来ちゃったわーって感じかな
シュール系の笑いより
ちゃんとしたお話の中で笑わせてくれるのが好きだなあ

ただ…
もしクレヨンしんちゃんの曲なら、納得!
下ネタの話からいい話まで混じった
なんでもありのあの作品のカオスな世界を再現しました!
って言われたら腑に落ちるわー
宮田「1位にしてくれたことにはお礼を言う。ありがとう。
でもね、ホストってね。
凄く貢がれても特定のお客様と恋愛するのはよくないんだよ」
神戸「そ、そ、そんなあ…それじゃ意味ないよ…
シャチョーサン、お金返してっ」
相良「何言ってるんだよ。身内だからって返金はねえよ。
返したら宮田を八百長で勝たせたことになっちゃうだろ」
神戸「た、確かに…がっくし」
うちのクラスってなんかすごいなあ。
益代と神戸さん、男子に自ら貢ぐ女子が二人もいるなんて…
いや、キスマイが凄いのか?

ピンポンパンポーン
「皆さんお疲れ様です。文化祭は終了しました。
各クラス、アピールボードを外してください」
千賀「あー、そうだった! アピールボードのシールの数!
万賀(通称)のお化け屋敷に勝ってるかなあ。
外しがてら、見てくる」
(お客様は帰る時に一人一枚、
一番良かった店のアピールボードにシールを貼っていく)
伊達「ちょ、一人で持つには大きいよ、うちも行く」

二人でアピールボードの所に行くと、
万賀(通称)が既に待ち構えていた。
万賀(通称)「ははははは、残念だったな!
数えてみたまえ、4票差だがうちのクラスの勝ちだ。
千賀お前、約束通り佐賀に改名な」
千賀「そ、そんなあ…」

「すみません、ほすとくらぶの、ひとですか」
可愛い声に振り向くと、幼稚園児とみられる5人組がいた。
千賀「そうだけど…君たち、おとなのひとは?」
女児「わたしのおとうさんが、
みんなをつれてきてくれたんだけど、いま、といれ」
男児「ぼくたち、ほすとくらぶで、みやたのおにいさんに
あそんでもらったから、
しーるをはりたいんだけど、てがとどかないんです。
おにいさん、かわりにはってください」
千賀「えっ、ほんと! いいとも、いいとも」
万賀(通称)「げええええ! 5人ということは、逆転だあ。
くっそお、また負けた。覚えてろーっ」

宮田「えっ! あの子供たちが!」
千賀「宮田がのびるまで子供の世話してくれたおかげだね」
宮田「疲れた甲斐があったよ」
藤ヶ谷「なるほどな、ホストの魅力って、
かっこよさや口のうまさだけじゃないってことか…」
ホストの道は、奥が深い!

~キスマイ学級(伊達編)おわり~
谷内田「それが途中で『忘れ物したから一回家に帰る』って。
それにしても遅い、連絡もつかない。一体何を忘れたのやら」
千賀「もうすぐ点呼なのにね。
その時までいなかったら先生が大騒ぎしそう」
栗栖「バックレて帰ったんじゃないの」
田部「そうなのかなあ? レベンカって明るいから
文化祭嫌いなタイプじゃないと思ってたんだけどなあ。
しかも今日はクラス当番じゃなくて自由に回る日だし、
面倒臭い片付けだって今日じゃないし」
謎は深まるばかり…

神戸「ただいまー」
田部「よ、良かった!
やっぱり本当に忘れ物探しが長引いただけだったのね!」
神戸「そうそう。ごめんね心配かけて」
藤ヶ谷「…あ、あれ?
神戸さんの鞄、朝と比べて随分、膨れ上がってない?」
谷内田「言われてみれば本当だ!
ちょっとレベンカ、一体どんな忘れ物したのよ。
見せてみなさい」
神戸「や、やめて~」
神戸さんは抵抗したが、
谷内田さんと田部さんに両側から抑えつけられてしまった。

田部「なーんだ、着替えか。
でもなんで秋口に着替えなんか…しかもサングラス?」
宮田「お、おい、これ…
さっきの謎の富豪のお客様の服だよ…」
えっ! ということは…

神戸「あれー? バレちゃったー?
そうよ、さっきのトシヤに6万円貢いだお客様は、
ワ・タ・シ」
宮田「そ、そうだよね…
いくら俺のことが好みだったとしても、
初対面でまともに会話もしないうちから大金貢ぐ人なんて、
いるわけないよね…」
藤ヶ谷「じゃあ、忘れ物ってのは、
予想以上に宮田の売り上げが伸びてなかったんで、
貯金でもおろしてきてたのか…なんか、夢が壊れたなあ」
神戸「ゆ、夢が壊れただなんて、ひどい!
ト、トシヤはどう? これで少しはワタシのこと…」