宮田「1位にしてくれたことにはお礼を言う。ありがとう。
でもね、ホストってね。
凄く貢がれても特定のお客様と恋愛するのはよくないんだよ」
神戸「そ、そ、そんなあ…それじゃ意味ないよ…
シャチョーサン、お金返してっ」
相良「何言ってるんだよ。身内だからって返金はねえよ。
返したら宮田を八百長で勝たせたことになっちゃうだろ」
神戸「た、確かに…がっくし」
うちのクラスってなんかすごいなあ。
益代と神戸さん、男子に自ら貢ぐ女子が二人もいるなんて…
いや、キスマイが凄いのか?

ピンポンパンポーン
「皆さんお疲れ様です。文化祭は終了しました。
各クラス、アピールボードを外してください」
千賀「あー、そうだった! アピールボードのシールの数!
万賀(通称)のお化け屋敷に勝ってるかなあ。
外しがてら、見てくる」
(お客様は帰る時に一人一枚、
一番良かった店のアピールボードにシールを貼っていく)
伊達「ちょ、一人で持つには大きいよ、うちも行く」

二人でアピールボードの所に行くと、
万賀(通称)が既に待ち構えていた。
万賀(通称)「ははははは、残念だったな!
数えてみたまえ、4票差だがうちのクラスの勝ちだ。
千賀お前、約束通り佐賀に改名な」
千賀「そ、そんなあ…」

「すみません、ほすとくらぶの、ひとですか」
可愛い声に振り向くと、幼稚園児とみられる5人組がいた。
千賀「そうだけど…君たち、おとなのひとは?」
女児「わたしのおとうさんが、
みんなをつれてきてくれたんだけど、いま、といれ」
男児「ぼくたち、ほすとくらぶで、みやたのおにいさんに
あそんでもらったから、
しーるをはりたいんだけど、てがとどかないんです。
おにいさん、かわりにはってください」
千賀「えっ、ほんと! いいとも、いいとも」
万賀(通称)「げええええ! 5人ということは、逆転だあ。
くっそお、また負けた。覚えてろーっ」

宮田「えっ! あの子供たちが!」
千賀「宮田がのびるまで子供の世話してくれたおかげだね」
宮田「疲れた甲斐があったよ」
藤ヶ谷「なるほどな、ホストの魅力って、
かっこよさや口のうまさだけじゃないってことか…」
ホストの道は、奥が深い!

~キスマイ学級(伊達編)おわり~