大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜 -14ページ目

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

またもや新人講師の採用の時期になってきました。


そこで今回は『履歴書の書き方からも見てとれる応募者の性格や真剣度』ということについて書いていこうと思います。



●文字にその人の生き様が出る●
何とか峠を越えて生還しました!


応援して下さった方、ありがとうございます!


でも実は今月はまだマシなんですよね…。


6月に入ると切れ目なく続くので、かなりヤバいことになりそうです…(笑)


まぁそこまでなんとか生き抜こうと思います(笑)


さて、実はこの時期はまた新しい大学生の講師を入れる時期でもあります。


まだまだ採用の途中でして、確定している子は誰もいないのですが、半年に1回来るこの新人講師採用を迎えるたびに、時の経過の早さを感じます。


さてそんな中、今回も何人かまとめて新人採用試験に臨んでくれましたので、それに僕も参加しました。


実は今年の役回り的に、もう僕は行く必要はないんですが、社員の講師からの依頼のもと参加することになりました。


ちょっと自画自賛になってしまって大変申し訳ないんですが、こういった新人講師を見る目に関しては自信があります。


たぶんどんな業務よりも(普段の授業も含めて)、新人講師の適正を見る能力が最も僕の中で優れているんじゃないかと思うくらいです。


すみません、完全なる自画自賛ですね(笑)


でも、これは周りも認めてくれているようで、「よくあの短時間でそこまで分析できるな」と言ってもらえます。


何を見ているのかというのは一言では言えませんが、もちろん見たらすぐわかる字の綺麗さ(見やすさ)、やる気だけを見ているわけではありません。


立ち振る舞いを含めたその人の持っている雰囲気、それが自信から来るのか過信から来るのかなども見ていきます。


もちろん、採用したとして担当させるだけの授業があるのか、これからの成長性はどうかなども短時間で判断していきます。


そんな中で意外に大事にしているのが『履歴書の書き方』です。


「たかがバイトやん」って思われるかもしれませんけど、それでも十分履歴書の書き方にその人の性格は出ますね。


もちろん初めて書く履歴書でしょうから、書き方を完璧になんて把握しているわけないんです。


でも、我流でもこちらに伝わってくる履歴書を書く人と、とりあえず書いた人で全然違うことは見た瞬間にわかります。


正直ここに丁寧さや心の奥にある熱心さ、真剣さが表れています。


まぁでも最終的に大事にするのは、短い時間ながら見せるその人の雰囲気と輝きですね。


今回も良い子に入ってもらえるよう、真剣に見ていこうと思います。
「日々解く」と言いながら全然日々になっておらずすみません…。

ん~いけませんね。普段の授業が忙しすぎて、なかなか手が回っていないのがツライところです。頑張ります。

前回『センター試験』の2004年・本試、その問7~問10の問題を示しましたので、今回はその解説を行っていきますね。

問7.Would you mind (   ) an eye on my luggage while I make a phone call?
 ① to keep
 ② if you will keep
 ③ that you keep
 ④ keeping


《解説》
mindの語法を問う問題。

mindは”mind doing …”で「…するのを嫌がる」という意味になる動詞。よって④keepingが正解。

問8.The beach was beautiful! I wish I (   ) longer.
 ① have stayed
 ② could have stayed
 ③ can stay
 ④ will stay


《解説》
仮定法の定型表現を問う問題。

"I wish”の後ろは『仮定法』が来る。ただここだけでは『仮定法過去』なのか『仮定法過去完了』なのかの判別ができないので、前後を見る必要がある。

そうすると、前文に「過去」を表す文があるので、空所には『仮定法過去完了』が入ると判断できる。

よって②could have stayedが正解。

問9.I think I did well on the English listening test. I understood (   ) on the tape.
 ① even anything
 ② almost everything
 ③ only nothing
 ④ probably something


《解説》
文意と名詞の用法を問う問題。

英文全体は「英語のリスニングのテストはうまくできたと思います。テープの(  )理解できました」という意味。

前文で「うまくできた」と言ってることより、第2文は「ほぼ全部理解できた」となれば文意が通じる。

よって②almost everythingが正解。

なお、almostは副詞で「ほとんど」という意味だが、「もう少しで」という《一歩手前》を表す意味だと覚えておくとわかりやすい。

問10.As soon as the star player came in, the game (   ).
 ① had been excited
 ② became excited
 ③ had been exciting
 ④ became exciting


《解説》
時制と感情動詞のdoing/doneの判別の問題。

まず”as soon as”節内の時制は過去であり、この形の場合、主節も過去となる。よってこの時点で過去完了形を使っている①、③は×と判断できる。

残る②、④のいずれかが正解となる。

そこで次に見るべきは「感情動詞のdoing/doneの判別」。

exciteのように感情を表す動詞は「人に~という気持ちにさせる」という意味なので、『①Sが「もの」→doing ②Sが「人」→done』という形になる。

今回はthe gameという「もの」が来ているので、doingという形になる。よって④became excitingが正解。
ちょっと真剣に書いてみます。


そこで今回は『すべての人は救えない。だからこそ本気で救ってほしい人のみを本気で救っていく』ということについて書いていこうと思います。



●僕だって身は1つしかない●
生徒の中にもいろんなタイプの子がいます。


僕の出身高である灘高の子たちは、割合的には理系が多く、科目的にも理系科目に対してのみ興味を持っている子が多いのも現実としてあります。


もう少しシンプルに言うならば、数学や化学などの難しい問題にはどんどんチャレンジしていきたい一方で、英語には全くの無関心ってところですね。


もちろん全員が全員そうではなく、灘高から東大や京大などに行った子たちの中にも英語に興味を持ち、理系科目以外もしっかり勉強する子もいます。


概してそういった子たちは、灘高生でありながら灘高生っぽくない、非常に素直な心を持っている子が多いですね。


もちろん灘高以外にも生徒はいっぱいいるわけですから、その分だけ生徒のタイプというのがあります。


その中には、上記のように英語に興味を持たない子もいますし、興味は持っているものの、先生に絡んでいき弱点を明確にしていくことまではしない子。


さらには、先生にかなり依存していき、徹底的に疑問を解消し、少しでも自分の学力を上げようとする子。


さて、こういった様々なタイプの子を目にした場合、どういったタイプの子を最も助けたい、救いたいと思うでしょうか?


もちろんどんなタイプの子も生徒ですから、救いたい、成長してほしいとは思っています。


でも、僕も人間です。


やはり頻繁に絡んできて、問題点を解決しようとする子、自らを成長させたいと思っている子には特別に目をかけたいという思いになってきます。


僕が担当していない生徒も含めれば、誰かが成長し合格すれば、また別の誰かが不合格になってしまう。


そしてその倍率は一般的な国公立でも3倍くらいの倍率があることより、不合格になってしまう子の方が何倍も多いということになります。


であれば、その少ない方に入りたいと必死に願い、必死に燃える子を僕なりにできることを最大限してあげるということが大事になってくるように思います。


残念ながら僕も身1つですから、全員が全員を均等に救うことはできないですからね…。


でもこれってどんな業界でも同じですよね。


結局、必死になって成長したいと思い、さらにはそこから一歩出て、実際に成長するための行動までする人はごく一握りです。


逆に言えば、そういった『本気の人』ってのは必ずいるんですよね。


僕に救えるのは受験生だけですけど、他の業種の人の中には、また違った面で救える人もいると思います。


自分を変えられるのは自分しかいません。


でも、少しでも手を貸してくれる人はたくさんいます。


是非、そういった環境を追い求め、自分を追い込むことをやっていってほしいですね。