いずれ来る新テスト導入はいかに? | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

先日ニュース記事にもなった
『センター試験に代わる新テスト導入』に関して、
「これはどうするんだ?」という問題があります。

それは…『一部記述化した場合の採点』です。

マーク式予定の「高等学校基礎学力テスト」の方は、
最初は大学入試にも活用すると言ってスタートしたものの、
なんだかんだで「やっぱり利用しない」というオチになりました。

それに対して、発展的要素を含んだもう一方のテストである
「大学入学希望者学力評価テスト」の方も問題を抱えています。

コンピュータを使っての回答方式にするだの、
一部記述式にするだの、
いろんなことが言われていますが…

「そもそも記述部分の採点は誰が行うんですか?」
という大問題があります。

今のセンター試験と同じような受験者がいた場合、
凄い量の採点が必要となります。

そして、採点したことがある人なら、
いやない人でもわかるであろうのは、
「採点者が違えば少々採点がブレることもある」
ということです。

これは人間がやることなんで仕方ないですよね。

でも、大学入試ではそれを避けるために、
「1人の採点官が徹底して採点する」
などの対策を行うことで、公平性を保っています。

でも、センター試験並みの受験者だった場合、
そんなことは到底不可能となります。

あっちなみにある人がつぶやいていました。
「800人がかりで採点した場合、最長60日かかる」って。

おいおい、って感じじゃないですか?

もしこの採点者に自分がなったとしたら、
精神的に壊れそうな気がします(笑)

だって、数時間採点を続けるだけでも
かなりのストレスになるわけですから…。

さてさて、これはどうやって解決するんでしょうか?