自分自身のワガママに真摯に向き合い、最大限の力を発揮する | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

自分のゾーンで戦っていくことの重要性をしみじみ感じています。


そこで今回は『自分自身のワガママに真摯に向き合い、最大限の力を発揮する』ということについて書いていこうと思います。

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●自分の思いに素直になる●
ちょっと前に『自分に向いているところで戦っていく方が良い』という話を書いていきました。


改めてですが、こういった思いは大事だなと再認識させられました。


僕は普段、東大・京大・国公立医学部志望者を中心に授業を担当しています。


大手予備校でもこのゾーンの授業を担当することはありますし、このゾーンでも評判は、自分で言うのも何ですが、非常に良いものです。


ただ大手予備校ともなると、必ずしも「自分のゾーン」だけで授業するわけではありません。


今年で言えば、私立文系を中心とした長文講座なども担当しています。


このクラスは私立文系で予備校内の最下層クラスと、決して高いクラスではないので、自分の普段持っているゾーンとは少々ズレているわけですね。


ただプロ講師としてやっている以上、好き嫌いも言っていられないという意識もあったので、ちゃんと授業をしていきます。


でも残念ながらゾーンでないことに変わりはないですね。


100人くらいいるにも関わらず、真剣に授業を聞いているのは20人もいるのかな?と思える集中力のなさ。


眠かったら寝る。いやむしろ授業開始と同時に積極的に寝る奴。


早く帰るのが嫌なのか、教室には来ているのに、予備校内の授業内なのに内職をしている奴。


大きな教室ゆえ気付かないと思っているのか1番後ろの席でiPadのようなタブレット端末にイヤホンをさして勉強している風の奴。


本当に様々な子がいます。


ただもちろんこういった子たちしかいないわけではないですから、真剣に授業はしていきますし、効率の良い勉強法や1日の使い方など様々な話もしていきます


でも、どこか「俺は関係ないし…」という雰囲気を醸し出している子が多い印象もあります。


もちろんこれは僕の力量がまだまだ足りないということの現れでもありますね。


もっと割り切って、ごまかしの授業をし、分かった気にさせる授業を展開すれば、もっと受け入れてくれるのかもしれません


でも残念ながら、このような迎合をする気は僕には微塵もありません


そんなことをしてまともに授業を受けている子に悪影響があっては困るからです。


なので僕はどんなクラスでも、出来ない中でも、気合いが入っていて、「絶対に自分の力を伸ばしたい!」「絶対に自分の志望大に合格したい!」と思っている子、そのような雰囲気が出ている子のために授業をしていくというスタンスが崩しません。


そしてそれがちゃんと通じるような子は僕のところに頻繁にアドバイスをもらいに、相談をしにきます


自己弁護ではないですが、僕自身できないクラス自体が嫌いなわけではありません。


ただやる気のないクラスは大嫌いです。


正直、そんなやる気のない子たちのために授業もどきをしたところで結果が出ないことはわかっています。


また、出来ないながらも真剣な思いを持っている子を本当に伸ばそうと思えば、100人のような大人数ではダメなのです。


もっと個人個人を丁寧に見ていける環境でなければならないのです。


だからこそ僕は、できないクラスでは、早々と帰っていく講師を尻目に、黙々と相談・質問に乗っていきます


でもこんな思いは大手予備校の職員には全く理解してもらえないですね。


むしろ「どんな仕事でも断らずやるのが講師の方にとっては成長につながりますから」と謎のコメントを言ってきます。


そうやってクラスを回すことを最優先に考えて、生徒の思いも講師の思いも後回しになってしまっているように思います。


これは僕の思いに反しますね。


ならば、先日書いたように、『自分に向いているところで戦っていく』ことを最優先に考え、僕自身にとっても生徒自身にとっても良い環境で働き、生徒たちに貢献していきたいですね!


確かにワガママかもしれませんが、この『自分自身のワガママに自分自身が素直に従っていくことが最も効率的かつ効果的だ』と思いますね。