今年のセンター国語からの回想②〜現代文特化のきっかけと母校の凄み〜 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

前回国語でも2次試験では現代文に特化した勉強をしていったと書きました。そしてそれはある講師のおかげだとも書きました。今回は、前回の続きを書いていこうと思います。



●現代文特化のきっかけ●
さて、僕が現代文に特化した勉強をしようという考えに至ったのは、その当時習っていた予備校の先生の影響というのが大きくあると思います。その先生は今でもバリバリご活躍しておられる『船口明』という先生です。


実際には、この先生に直接習う前に『きめる!センター国語 現代文』(学研)という本を学んだのが始まりでした。


完全に国語ド素人の僕からしても非常にわかりやすく、読み進めることが可能な本だったのです。これをきっかけに実際に習うということへとつながっていきました。


詳細はここでは置いておきますが、そのように習っていく中で、現代文というのが非常に明確な1本の筋に基づいて読み解きできるものだという理解ができた一方で、古文漢文に対しては非常に曖昧な読み解き方だなという印象を持ち、それを拭い去ることができなかったので、入試科目として選択するのは避けたかったのです。


これによって2次試験の教科からは古文を避けるに至ったのですが、センター試験から古文漢文は避けようがありません


そこでここだけはある程度必死にこなし、最終的には古文漢文合わせて9割はほぼ確実に獲得できるまでに成長しました



●今年のセンター試験・国語について●
さて、ここまでは僕の個人的体験なのですが、そのような苦い思いがあるからこそセンター試験の特に国語に対しては非常に強い意識を持っています。


実際に今年は現代文に対して、「文章が異様に長い」とか「選択肢の解答根拠が非常に曖昧だ」とか言われているようですが、実際には『解答根拠はほとんどの問題で明確だが、80分で4題解くということを考えると配慮に欠ける問題だ』ということのようですね。


実際に僕の生徒でも、東大や京大といった2次で国語を必要としている子たちはそれほど大きな失点をしていない一方で、悲しいかな医学部志望者は大半が酷い点をとってしまっています。


実際に全体の平均が40点ほど落ちそうですし、国語だけ見ても平均が101点付近になりそうという悲劇的な状況です。



●なんとも恐ろしい母校の凄み●
平均が低いのは国語のせいだけではありません。他の教科も相まって、僕の生徒が通う高校でも25点~30点ほど下がっているところは多数存在し、学校によっては50点も落ちている学校もあるそうです。


そんな中、僕の母校はというと…平均でも150点越えのようです。確かに東大・京大志望者が多いとはいえ、何とも恐ろしい平均を出していますね…。


また総合の900点満点でも平均で770点あたりのようで、これまた恐ろしすぎます…。


自分がかつて通っていた高校とはいえ、「さすがだな…」と感服するばかりでした。


ただ感服ばかりもしてられません。自教科ではないとはいえ、担当している生徒に医学部志望者が多い以上、センター試験の国語で大きく点を稼いでもらうための勉強法というのをもう1回見つめ直していこうと思います。