今年のセンター国語からの回想①〜自分の経験を見つめ直す〜 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

僕自身は英語講師ながら、医学部志望の子たちを多数抱えているので、どうしてもセンター試験での国語の点が気になってしまいます。今回は2回に分けて、このことについて少し書いてみようと思います。



●まずはセンター試験の英語に対する認識から●
センター試験の英語の現在の形式はいたって標準的で、特殊な形態の問題というのは非常に少なくなっています


確かに第4問Bのように普通の入試ではなかなかお目にかからない「広告読み取り問題」や、第3問Cのように「文補充問題」という特殊とまではいかないが、それほど目にしない形式の問題も存在しますが、それでも選択肢がわかりやすくなっているなど、非常に取り組みやすい試験となっています。


ただし、適当にザッとしか読めない人にとっては間違える箇所も多数ありますし、基礎的な文法力・発音&アクセント力がなければもったいない失点というのも多数起こしてしまう形式にはなっています。


とはいえ、これは特殊な勉強が必要なわけではなく、英語の学力を向上させるためのトレーニングをしていけば特段問題のないものだと思うので、変なテクニックに頼らず、センター試験くらいの英文であれば軽々読み解きできるだけの学力を身に付けていってほしいと思います。



●国語に対する僕自身の認識と経験●
さて、本題の国語ですが、僕自身も得点をとれるようになるまでには非常に苦労しました


僕自身は高校受験でリベンジという形で高校に入ったのですが、その時点ではまだ「国語は当てもん」レベルからは脱しておらず、今から考えれば非常に悲しい点数を叩き出していたと思います。


正直、僕の国語に対する意識は非常に低く、高校に入ってからもろくに勉強なんてしていなかったのです。


しかし、僕自身はその当時からずっと京大志望でしたし、2次試験にはしっかり国語があったので、いくら悪くても酷すぎることはない点をとることを必要としたのです。


ただ、僕が入試を受けたときというのは、理系であれば国語の問題が3題あり、そのうちから2題を選択し解くという形式だったこともあり、国語の中でも『現代文』に特化した選択をしました。


ただこの選択はちょっと京大志望からすれば不自然な選択だったのです。というのも、その当時良よく言われていたのは「古文と擬古文(明治期に書かれた現代文など)という組み合わせが理系では最も楽で点が出る」ということだったからです。


しかし僕自身はこのような状況にも関わらず、あっさり古文を捨て、現代文に特化した勉強をしていったのです。


最終的にはこの決断は正しかったと思っています。それまで箸にも棒にもかからないと思っていた教科だったものが、京大関連の模試で理系の国語では上位者に名前が載るに近いレベルまでいくことができたのです。


ただこのような決断ができ、今こうして僕自身講師として働いているのはある講師のおかげでもありました。


この話は次の記事でしていこうと思います。