センターリサーチのボーダーラインに対する認識 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

今回は『センターリサーチのボーダーラインに対する認識』について書いていこうと思います。


河合塾であれ駿台であれ代々木ゼミナールであれ、リサーチを出すとある程度まとまった結果が返ってくると思います。


もちろんすべての予備校がすべての受験者のデータを獲得できているわけではないですから、リサーチ結果にムラがあるのはある程度は仕方がありません


そこで気になるのは、『どこまでそのセンターリサーチを信用するのか』ということです。


正直言って、どこが厳しく出るとか緩く出るとかいうのは、年によっても異なるので一概には言えませんが、まずは世間の意見通り『河合塾と駿台のリサーチ結果を信頼する』ということから始めていきましょう。


もちろんこれにもムラがあることもありますが、お互いに平均化していけばある程度真実味が増したものとなっていきます。



●センターリサーチを正確に見る●
さて、その信頼度はいいとしても、このリサーチ結果を見間違えてはいけないというのが注意点です。


確かにマイナス点を見ると、ひるんでしまったり引いてしまったりもするでしょう。


しかし、冷静に考えて下さい。そのマイナス点が「300点分の10点」なのか「800点分の10点」なのかでは全く意味が異なるように、『具体的にそのマイナス点が2次試験全体の何%を握っているものなのか、各教科何点ずつ返していく必要があるのか』ということをしっかりと認識しなければ意味がありません。


また、『自分が受験する大学と自分の相性(=得意教科で人と点差をつけることができ、苦手教科で人を差をつけられないか)』というのも大きな問題になってきます。


決して実際の点数だけを見て一喜一憂せずに、現実を明確に認識するためにも上記の『2次試験全体の何%を占めているのか』を確認するようにしていきましょう。


この記事をアップしているときにはすでにセンターリサーチの結果をネットで検索できる状況にあると思いますが、ほとんどの大学で2~3%程度は毎年よりもボーダーラインが下がっている状況になっています。


それも含めて冷静な判断をしていってほしく思います。