非常勤講師として働くということ⑥〜自分の立ち位置を確認する〜 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

ここまで教務スタッフを大事にすることが重要であるという話をしてきました。


実は大手の予備校に限った話ではないと思います。


小さな塾で社長が常にその塾に常駐しているような場所であれば、その社長にいかに気に入ってもらえるかも評価の対象になってくるでしょう。


また、社長が常にはいない中規模の塾であれば、その社長に対して情報を上げていく社員の人にいかに気に入ってもらえるかが評価の対象になってくる可能性が非常に高いと思います。


社長がその場にいるような場合は非常に努力の方向性が非常にわかりやすいので、ここでは置いておきます。



●アピールすべき人・行動を間違えない●
◆現場責任者に対するアピール◆

さて、実際にその場に社長はいないが、社員が報告を上げていき、その結果自分の評価が決まってくるような塾の場合はいろいろと戦略面を重視していく必要があります。


もちろんそのような塾の場合、小さなコミュニティーの中で人が動いているわけですから、どんな小さな情報でも即座にありとあらゆる場所に広がっていきます


確かにこれは問題が起こった場合は非常に面倒なことになる可能性が高いのですが、良い評判に関しても同様な事態が起こると考えると、非常に扱いやすい状況なわけです。


今まで大手の予備校での話を書いてきた内容と全く同じように行動していくことは当然のこととして、さらにプラスの行為をしていく必要があります。


例えば、社長まではいかないが、その場の責任者や同じ科のトップの先生などにしっかり気に入られていくということが重要になってきます。


ここで勘違いしてはいけないのは、必ずしもベタベタに仲良しにならなくてもよいということです。


確かに、そのような関係になれれば、見た瞬間から評価されているのがわかりやすいのかもしれませんが、それだけが評価ではありません。


毎回、どの授業を担当になっても嫌なことを言わず、かつ適切な結果を出していくことで十分気に入ってもらえるわけです。



◆塾内にどのように関与していくのか◆
今書いているような中小の塾であれば、バイトや非常勤講師や社員の講師などが様々存在していると思うので、そういった場合は、バイトや非常勤講師もイベントを考えたり、それを手伝ったりということをすると思います。


もちろんそのようなイベントの発案などもあればなお良いかもしれませんが、必ずしもそれも必要ありません。


というのも、人のタイプによって発案が得意なタイプ、発案されたものの弱点を発見しそれを補完していくタイプ、出来上がったものに対し高品質な結果を出していくタイプなど様々なタイプが存在するからです。


自分がそのどのタイプかに所属していれば、十分活躍の場はあるのです。


これは非常勤講師にとっては非常にメリットが大きいところになりますね。


普通の会社であればイベントなどを発案していかなければならない部署もあると思いますが、中小の塾の場合、そのような部署自体が存在しない分、一見誰もが発案者にならなければならないといったような錯覚に陥りがちですが、部署分けされている会社同様、誰もが発案者になる必要などないわけです。


そのためにはしっかり『自分の立ち位置』がどのようなものかというのを明確にし、それをしっかりと周りにわかってもらう形でのアピールさえできればよいと思います。