今回は大手の予備校には絶対にできないと言っても過言ではないが、中小の塾にとっては非常に大きな武器になるであろう話を書いていこうと思います。
●大手予備校の現状●
まず現状の話からしていこうと思います。大手の予備校というのは、世間で言う大手企業と同じ状況になっている部分が多いと思います。
例えば、何か大きな意思決定をするにしても上へ上へとお伺いを立てなければならず、なかなか動かないという動きが鈍い点などがいい典型例だと思います。
確かにこれはこれで大事なことだとも思います。突発的に若い人が過去にした経験もなしに、今その場だけで決めていくというのは大学のサークルのような場ではいいのかもしれませんが、会社としてはダメなわけです。
そういった意味では、上の「偉い人」と言われる人にまで意思決定を回し、その人の責任で持って決めてもらうというのは、下にいる人からすれば『許可が出たということはお墨付きがもらえたということだから自信を持って行動できる』ということなのかもしれませんが、どうしても上の人に自分の意見を納得してもらうために妥協が入ったり、自分の想いとは少し違うものを提示したりというのが増えていくと思います。
そうしているうちに、本当に良いと思うものが、結果的には決してベストのものではないものへと変貌を遂げてしまうことも多いように思うのです。
このような状況が大手予備校でも起こってしまっています。実際にその現場にいる人は「こうした方がいい」とその場の経験から分かっているにも関わらず、実際にはそれが全くできずに終わっているということが非常に多くあります。僕自身もそれで悔しい思いをしたこともあるくらいです。
やはり『生徒のため』といういわゆる『顧客第一主義』に立ちたいと自分は思っても、それはあくまで上に立つ人を越えないと達成できないというわけです。
●大手予備校との差別化~中小の塾の強みの発見●
しかし、このような状況は中小の塾では起こらないことも多いと思います。すなわち、ここに『柔軟に発想したり行動したりする強み』が生まれるわけです。
そこで実際に中小の塾として行え、継続的に行っていくことで必ず塾に良い効果を生んでいくであろうものを話していこうと思います。
それは『受講生の親御さんとの面談』というものです。
ここで注意しなければならないのは、『親御さんに限定している』という点です。
確かに、親と子供、さらには講師や教務などを含めた3者~5者に渡る面談も重要なので、それはそれで随時行っていくべきだと思いますが、もっと限定的な『親御さんに限定した面談』も非常に効果を発揮します。
というのも、どうしても生徒(=親からすれば子供)がいる状況だと講師の側も完全な本音を言えず、ちょっと上辺の要素が入ってしまうかもしれないからです。
逆に言えば、講師と親御さんだけで話すことができれば、本音で話すこともできますし、親御さんが抱えている不安も正確に吸収することができます。
さらには、講師からしても親御さんからしても、誰が自分の子供の担当をしているのかをしっかりと確認することになり、安心感が増す結果へとつながっていくと思います。
中には実際に面談日程として設定した日には来ることができない人もいると思います。そういった人は別日程でも構いませんが、『電話面談』といった形態をとっても良いと思います。
もちろん面と向かって話すことはできませんが、電話であっても十分面談として価値のある話をすることはできると思います。
このような面談というのは、言い方は悪いですが半強制的にでも行っていく方が良いと思います。
最初は「そんなのいいよ」と思っている親御さんも、実際に講師と話しているうちに、やはり自分の子供を担当している講師のこと、自分の子供自身のことが気になってきますし、その親御さんに対して誠実に対応することで、次にまた同じような機会を設けたときに、むしろ親御さんの方がそのような面談を希望してくる数が増加していきます。
このようなことを継続して行っていくことで、実際に塾に来ている生徒もその塾のファンになってくれる可能性が高いだけでなく、その親御さんも違った形でファンになってくれる可能性が非常に高いのです。
こうなれば、『相談するならこの講師に』という流れが発生するので、安定的に塾に来てもらったり頼ってもらったりすることができます。
そして、仮にこのご家族に兄弟姉妹がいる場合はまた来てくれる可能性が高まっていくのです。
こうすることによって時間はかかりますが、安定的に生徒を増やしていくことができます。
このようなことはちょっと時間を設けることで十分可能になっていくので、是非していってほしいと思います。
●大手予備校の現状●
まず現状の話からしていこうと思います。大手の予備校というのは、世間で言う大手企業と同じ状況になっている部分が多いと思います。
例えば、何か大きな意思決定をするにしても上へ上へとお伺いを立てなければならず、なかなか動かないという動きが鈍い点などがいい典型例だと思います。
確かにこれはこれで大事なことだとも思います。突発的に若い人が過去にした経験もなしに、今その場だけで決めていくというのは大学のサークルのような場ではいいのかもしれませんが、会社としてはダメなわけです。
そういった意味では、上の「偉い人」と言われる人にまで意思決定を回し、その人の責任で持って決めてもらうというのは、下にいる人からすれば『許可が出たということはお墨付きがもらえたということだから自信を持って行動できる』ということなのかもしれませんが、どうしても上の人に自分の意見を納得してもらうために妥協が入ったり、自分の想いとは少し違うものを提示したりというのが増えていくと思います。
そうしているうちに、本当に良いと思うものが、結果的には決してベストのものではないものへと変貌を遂げてしまうことも多いように思うのです。
このような状況が大手予備校でも起こってしまっています。実際にその現場にいる人は「こうした方がいい」とその場の経験から分かっているにも関わらず、実際にはそれが全くできずに終わっているということが非常に多くあります。僕自身もそれで悔しい思いをしたこともあるくらいです。
やはり『生徒のため』といういわゆる『顧客第一主義』に立ちたいと自分は思っても、それはあくまで上に立つ人を越えないと達成できないというわけです。
●大手予備校との差別化~中小の塾の強みの発見●
しかし、このような状況は中小の塾では起こらないことも多いと思います。すなわち、ここに『柔軟に発想したり行動したりする強み』が生まれるわけです。
そこで実際に中小の塾として行え、継続的に行っていくことで必ず塾に良い効果を生んでいくであろうものを話していこうと思います。
それは『受講生の親御さんとの面談』というものです。
ここで注意しなければならないのは、『親御さんに限定している』という点です。
確かに、親と子供、さらには講師や教務などを含めた3者~5者に渡る面談も重要なので、それはそれで随時行っていくべきだと思いますが、もっと限定的な『親御さんに限定した面談』も非常に効果を発揮します。
というのも、どうしても生徒(=親からすれば子供)がいる状況だと講師の側も完全な本音を言えず、ちょっと上辺の要素が入ってしまうかもしれないからです。
逆に言えば、講師と親御さんだけで話すことができれば、本音で話すこともできますし、親御さんが抱えている不安も正確に吸収することができます。
さらには、講師からしても親御さんからしても、誰が自分の子供の担当をしているのかをしっかりと確認することになり、安心感が増す結果へとつながっていくと思います。
中には実際に面談日程として設定した日には来ることができない人もいると思います。そういった人は別日程でも構いませんが、『電話面談』といった形態をとっても良いと思います。
もちろん面と向かって話すことはできませんが、電話であっても十分面談として価値のある話をすることはできると思います。
このような面談というのは、言い方は悪いですが半強制的にでも行っていく方が良いと思います。
最初は「そんなのいいよ」と思っている親御さんも、実際に講師と話しているうちに、やはり自分の子供を担当している講師のこと、自分の子供自身のことが気になってきますし、その親御さんに対して誠実に対応することで、次にまた同じような機会を設けたときに、むしろ親御さんの方がそのような面談を希望してくる数が増加していきます。
このようなことを継続して行っていくことで、実際に塾に来ている生徒もその塾のファンになってくれる可能性が高いだけでなく、その親御さんも違った形でファンになってくれる可能性が非常に高いのです。
こうなれば、『相談するならこの講師に』という流れが発生するので、安定的に塾に来てもらったり頼ってもらったりすることができます。
そして、仮にこのご家族に兄弟姉妹がいる場合はまた来てくれる可能性が高まっていくのです。
こうすることによって時間はかかりますが、安定的に生徒を増やしていくことができます。
このようなことはちょっと時間を設けることで十分可能になっていくので、是非していってほしいと思います。