塾講師・予備校講師をしていて、以前記事として書いたような『復習テスト』を作成したり、授業内で少しやるような演習問題、さらには授業後に復習用として渡したい演習問題を作成するときにどういった問題を選択するのか、どこから選択するのかが問題になってくると思います。
もちろん毎年多数の入試問題が出題されるわけですから、その大量の入試問題を独自のデータベースにしていくという非常にストイックなことをしている人はそのリストから選択をしていけばいいと思いますが、なかなかそこまでしている人は少ないと思います。
また、短めの和訳問題を通してポイント確認をさせたい場合は、そこまで壮大なことをしなくても十分に問題を見つけることができます。その際に非常に役立つ本を紹介しようと思います。
それは『総合英文読解ゼミ』(語学春秋社)です。


●内容紹介●
この本自体は昔分冊で出されていた本が1冊にまとまった本で、『全200テーマ・624ページ』と非常に分厚い本になっています。
収録されているテーマも、英文読解をする上で大事とされる文法テーマは1通り入っており、例文レベルの非常にシンプルなものから、その類題も含まれており、『例文・演習問題・復習問題』などの選択に使うには非常に使いやすい本だと思います。
ただし、5行以上の文といったまとまった英文が載っているわけではないので、そういったニーズである場合はこの本は不適だと思います。
●使用対象レベル●
この参考書自体は類題で少し難しい問題が含まれてはいるものの、各テーマの最初に挙げられている英文自体は基本的なものなので、将来東大・京大・国公立医学部を目指す生徒を対象とするなら中3生以上に対してであれば使用可能だと思います。
実際に、英文和訳の練習を本格的にスタートするのは高1からという人が多いと思うので、そういった生徒に対して徹底的に基礎を固めさせてあげたいと思ったときには、どうしても演習問題を提供することが必要になってくると思います。
そのような場合の演習問題として例文レベルのものから提供することができるので、非常に有用に感じてもらえるのではないかと思います。
この本自体は昔からある本でもあるのですが、最近になって『学校採用』といった形で高校が学年単位で購入し、生徒に配布したりしていることもあるようです。
たぶん学校の先生が「これを使えば楽をできるぞ!」と意気込んだ結果なのかもしれませんが、生徒にすべてを与えてしまうと、ちょっと消化不良になる可能性もあると思うので、生徒に全部を渡すのではなく、そのクラスのレベルに応じて一部抜粋をして与えてあげることによって効果を発揮するように思います。
変な拡散によってこの参考書の価値が損なわれなければよいな、とやや懸念してます。
●最後に●
あくまでこの本は『講師用のネタ本』という認識でいるべきだと思います。すなわち、生徒に丸々渡してしまって自習用教材ということにするのは非常に簡単ですが、それではこの本の最善の使用法にはなっていないのではないかと思います。
講師の方が決してサボることなく、そしてこの本の価値を下げることなく慎重に利用してほしいと思います。
もちろん毎年多数の入試問題が出題されるわけですから、その大量の入試問題を独自のデータベースにしていくという非常にストイックなことをしている人はそのリストから選択をしていけばいいと思いますが、なかなかそこまでしている人は少ないと思います。
また、短めの和訳問題を通してポイント確認をさせたい場合は、そこまで壮大なことをしなくても十分に問題を見つけることができます。その際に非常に役立つ本を紹介しようと思います。
それは『総合英文読解ゼミ』(語学春秋社)です。
●内容紹介●
この本自体は昔分冊で出されていた本が1冊にまとまった本で、『全200テーマ・624ページ』と非常に分厚い本になっています。
収録されているテーマも、英文読解をする上で大事とされる文法テーマは1通り入っており、例文レベルの非常にシンプルなものから、その類題も含まれており、『例文・演習問題・復習問題』などの選択に使うには非常に使いやすい本だと思います。
ただし、5行以上の文といったまとまった英文が載っているわけではないので、そういったニーズである場合はこの本は不適だと思います。
●使用対象レベル●
この参考書自体は類題で少し難しい問題が含まれてはいるものの、各テーマの最初に挙げられている英文自体は基本的なものなので、将来東大・京大・国公立医学部を目指す生徒を対象とするなら中3生以上に対してであれば使用可能だと思います。
実際に、英文和訳の練習を本格的にスタートするのは高1からという人が多いと思うので、そういった生徒に対して徹底的に基礎を固めさせてあげたいと思ったときには、どうしても演習問題を提供することが必要になってくると思います。
そのような場合の演習問題として例文レベルのものから提供することができるので、非常に有用に感じてもらえるのではないかと思います。
この本自体は昔からある本でもあるのですが、最近になって『学校採用』といった形で高校が学年単位で購入し、生徒に配布したりしていることもあるようです。
たぶん学校の先生が「これを使えば楽をできるぞ!」と意気込んだ結果なのかもしれませんが、生徒にすべてを与えてしまうと、ちょっと消化不良になる可能性もあると思うので、生徒に全部を渡すのではなく、そのクラスのレベルに応じて一部抜粋をして与えてあげることによって効果を発揮するように思います。
変な拡散によってこの参考書の価値が損なわれなければよいな、とやや懸念してます。
●最後に●
あくまでこの本は『講師用のネタ本』という認識でいるべきだと思います。すなわち、生徒に丸々渡してしまって自習用教材ということにするのは非常に簡単ですが、それではこの本の最善の使用法にはなっていないのではないかと思います。
講師の方が決してサボることなく、そしてこの本の価値を下げることなく慎重に利用してほしいと思います。