人によってはいわゆる『本番に弱い』タイプの人もいると思います。しかし、ここで問題なのは『本番に弱い』ということは一体なぜ起こるのでしょうか?
たまたま本番のときに奇跡が連続的に起こってできないということが起こるということも可能性としては存在するかもしれませんが、実際問題、確率論的にもそれは非常に可能性が低いことだとわかると思います。
そこで、しっかり合格してもらうためには、このような『本番に弱い』というのを解消していくのも重要な行為だと思うのです。
しかし、実際に受験するのは生徒なので、なかなか講師や教務だけでは確認することや管理することは難しいのが現実です。それにこれを解決するのは教育分野の人間にとっては永遠の課題と言ってもいいくらい難しいことだと思います。
●生徒の勉強している姿・問題を解いている姿をビデオ撮影してみる●
このような『本番に弱い』子たちももちろん成長したい、合格したいと思っているので、なんとか解決するための策を講じていく必要があることもまた事実です。そこで次のようなことを行い、少しでも解決につなげていけないだろうかと思っています。
それは『実際に未知の問題を解いている姿をビデオ撮影する』ということです。
もちろんこれを行うためには本人の同意が必要なことは言うまでもありませんから、積極的にチャレンジしてくれる生徒に限定はされてしまいますが、実際に試してみる価値はあると思います。
確かに人によっては、試験会場という普段では行かない場所で、「これで人生が決まってしまうかもしれない」という大きなプレッシャーがかかってくる場合にのみ、緊張で押しつぶされてしまう、という人も多いと思うので、そのような場合にはこれは効果はないと思います。
しかし、単純に「講師や教務が見ている分にはもっとできていいはずなのに、実際にはそこまでできていない」という状況や「予習や授業内演習の出来はいいのに、実際にテストになるとうまくいかない」という状況の生徒の『本番に弱い』というのには効果があると思います。
このような子たちには共通の特徴があることが多いように思います。それは、僕自身の経験で言えば、「答案が汚い」「計算用紙や白紙部分に思考を書き表すときや思索をめぐらすときに秩序なくバラバラに書いている」「思考している内容を全くと言っていいほど白紙部分に書かず、ひたすら頭の中だけで考えている」といった状況になっているということです。
これらは実際に自分の答案の中に現れますし、ノートなどメモにも現れるものなので、本人も気付いているかもしれないと思われるかもしれませんが、なかなかしっかりと自覚を持っている子は少ないのが現状だと思います。
●ノートが汚い子たち●
問題を解くときの白紙部分に対する書き込みとは異なりますが、実はこのような問題を抱えてしまっている子たちの多くはノートの書き方もマズイことになっている子たちが非常に多いのです。
僕自身も「なぜこの子は板書を僕が書いたまま書けないのだろうか?」と不思議に思う子に何人も出会ってきました。
講師である僕自身が板書計画を考え、少しでも復習しやすいようにと思って板書を書いているにも関わらず、それを完全無視するかのごとく、独自のノートを作り出す子たちに多数出会ってきたのです。
しかし、悲しいかな、このようなノートを書く子たちというのはある程度レベルが共通しているのです。そこで先輩講師とも話していて行き着いた結論は『ノートを板書のままとることできるのも1つの能力だ』ということです。
恐らくそういった子たちは小さい頃からの学習経験がないか、ずっとそのようなキレイにノートを書かないスタイルで勉強してきてしまったかのいずれかだと思います。
確かに、ノートを正確に書くことが全てではありません。僕自身、ノートをまともに書いてないが賢い子というのには何人も出会ったことがあります。しかしその子たちに共通しているのは、眼光の強さを含め、授業中に講師の話を聞いている姿が抜群に輝いている子たちだということです。
すなわち、それくらいの勢いと賢さを持った子ではない限りは、単純に『まともにノートをとる能力が欠けている子』だと認識するようにしています。
ただし、あくまでこのような能力は先天的なものではなく、後天的なものだと思いますので、いくらでも矯正することができる能力だと思っています。そこで僕たち講師や教務の人たちにとっての役目は『しっかりと板書をノートに写すことができるような生徒にしていく』ということだと思います。
●調査した結果●
さて、実際にビデオ撮影をし、それをもとに分析を行っていくと、やはり『実力を発揮できない状況を見事なまでに自分自身で作り出している』ことが非常に多いのです。
決して本人たちは解いている最中は適当に解いているわけではありません。しかし、適当にメモをとっているがために、また本来残しておくべきメモをとらないがために途中で起こった間違いに気付かず、そのまま先へ先へ行ってしまうのです。
このような状況にある子たちには直接自分の姿を見てもらい、それを講師や教務と共に確認する中でどこがマズイのかを講師や教務が指摘していくと本人たちも少しずつ自覚していきます。
最初は生徒自身も嫌がるでしょうし、煙たがる可能性も高いのですが、しっかりと勉強し学習精度を高めていく試みにだんだんと理解を示してくれることと思います。
僕もまだこれに関しては模索の段階を抜け出せませんが、どんどん新しい試み、生徒が一瞬嫌がっても将来の力へとつながると思う試みはしていこうと思います。
たまたま本番のときに奇跡が連続的に起こってできないということが起こるということも可能性としては存在するかもしれませんが、実際問題、確率論的にもそれは非常に可能性が低いことだとわかると思います。
そこで、しっかり合格してもらうためには、このような『本番に弱い』というのを解消していくのも重要な行為だと思うのです。
しかし、実際に受験するのは生徒なので、なかなか講師や教務だけでは確認することや管理することは難しいのが現実です。それにこれを解決するのは教育分野の人間にとっては永遠の課題と言ってもいいくらい難しいことだと思います。
●生徒の勉強している姿・問題を解いている姿をビデオ撮影してみる●
このような『本番に弱い』子たちももちろん成長したい、合格したいと思っているので、なんとか解決するための策を講じていく必要があることもまた事実です。そこで次のようなことを行い、少しでも解決につなげていけないだろうかと思っています。
それは『実際に未知の問題を解いている姿をビデオ撮影する』ということです。
もちろんこれを行うためには本人の同意が必要なことは言うまでもありませんから、積極的にチャレンジしてくれる生徒に限定はされてしまいますが、実際に試してみる価値はあると思います。
確かに人によっては、試験会場という普段では行かない場所で、「これで人生が決まってしまうかもしれない」という大きなプレッシャーがかかってくる場合にのみ、緊張で押しつぶされてしまう、という人も多いと思うので、そのような場合にはこれは効果はないと思います。
しかし、単純に「講師や教務が見ている分にはもっとできていいはずなのに、実際にはそこまでできていない」という状況や「予習や授業内演習の出来はいいのに、実際にテストになるとうまくいかない」という状況の生徒の『本番に弱い』というのには効果があると思います。
このような子たちには共通の特徴があることが多いように思います。それは、僕自身の経験で言えば、「答案が汚い」「計算用紙や白紙部分に思考を書き表すときや思索をめぐらすときに秩序なくバラバラに書いている」「思考している内容を全くと言っていいほど白紙部分に書かず、ひたすら頭の中だけで考えている」といった状況になっているということです。
これらは実際に自分の答案の中に現れますし、ノートなどメモにも現れるものなので、本人も気付いているかもしれないと思われるかもしれませんが、なかなかしっかりと自覚を持っている子は少ないのが現状だと思います。
●ノートが汚い子たち●
問題を解くときの白紙部分に対する書き込みとは異なりますが、実はこのような問題を抱えてしまっている子たちの多くはノートの書き方もマズイことになっている子たちが非常に多いのです。
僕自身も「なぜこの子は板書を僕が書いたまま書けないのだろうか?」と不思議に思う子に何人も出会ってきました。
講師である僕自身が板書計画を考え、少しでも復習しやすいようにと思って板書を書いているにも関わらず、それを完全無視するかのごとく、独自のノートを作り出す子たちに多数出会ってきたのです。
しかし、悲しいかな、このようなノートを書く子たちというのはある程度レベルが共通しているのです。そこで先輩講師とも話していて行き着いた結論は『ノートを板書のままとることできるのも1つの能力だ』ということです。
恐らくそういった子たちは小さい頃からの学習経験がないか、ずっとそのようなキレイにノートを書かないスタイルで勉強してきてしまったかのいずれかだと思います。
確かに、ノートを正確に書くことが全てではありません。僕自身、ノートをまともに書いてないが賢い子というのには何人も出会ったことがあります。しかしその子たちに共通しているのは、眼光の強さを含め、授業中に講師の話を聞いている姿が抜群に輝いている子たちだということです。
すなわち、それくらいの勢いと賢さを持った子ではない限りは、単純に『まともにノートをとる能力が欠けている子』だと認識するようにしています。
ただし、あくまでこのような能力は先天的なものではなく、後天的なものだと思いますので、いくらでも矯正することができる能力だと思っています。そこで僕たち講師や教務の人たちにとっての役目は『しっかりと板書をノートに写すことができるような生徒にしていく』ということだと思います。
●調査した結果●
さて、実際にビデオ撮影をし、それをもとに分析を行っていくと、やはり『実力を発揮できない状況を見事なまでに自分自身で作り出している』ことが非常に多いのです。
決して本人たちは解いている最中は適当に解いているわけではありません。しかし、適当にメモをとっているがために、また本来残しておくべきメモをとらないがために途中で起こった間違いに気付かず、そのまま先へ先へ行ってしまうのです。
このような状況にある子たちには直接自分の姿を見てもらい、それを講師や教務と共に確認する中でどこがマズイのかを講師や教務が指摘していくと本人たちも少しずつ自覚していきます。
最初は生徒自身も嫌がるでしょうし、煙たがる可能性も高いのですが、しっかりと勉強し学習精度を高めていく試みにだんだんと理解を示してくれることと思います。
僕もまだこれに関しては模索の段階を抜け出せませんが、どんどん新しい試み、生徒が一瞬嫌がっても将来の力へとつながると思う試みはしていこうと思います。