今回は大規模の塾や予備校では不可能だが、中小の塾では十分可能であるし、是非やるべきだと僕が個人的に思っていることについて話していこうと思います。
なんとなく教育業界にいる人を除いて、講師・教務の誰もが生徒の学力を伸ばしてあげたい、生徒の親御さんの期待に応えたいと思っていると思います。
もちろんその期待に応えるべく僕たち講師を始め教育業界に携わっている人は給料を頂いているのだと思うので、しっかりとその期待に応える義務・責任もあると思います。
さてそこで問題になってくるのは当然ながら『いかにして生徒の学力を伸ばしていくのか』だと思います。もちろん最終的に勉強をするのは生徒本人なので、講師や教務がいくら何を言っても生徒が行動してくれないことには何にもなりません。
しかし、その生徒の心を動かせ、勉強してもらい、その結果として『生徒自身に伸びてもらうための「仕掛け」を作る』のも講師や教務の役目だと思います。
さて、そこで具体的にどのようなことができるのかについて考えていきたいと思います。
●計画表の作成●
例えば、誰もが夏休みなどには1度はしたことがあるであろう『計画表の作成』を日常から行ってみてはどうでしょう?
計画表とは言っても、できるわけもない理想像を書くために使うのではなく、『実際に自分が何をしたいと思っていて、どういった時間を使うのか、多大な無駄な時間を過ごしてないかを確認する』ために使っていくのです。
このような計画表を作成するにあたって、「曜日と時間が書かれている以外は白紙」の状態の紙を用意します。そして、生徒自身の手で、まずこの白紙状態の計画表に学校の時間なども含めて確定している予定の部分を塗っていきます。どのようなものに使うのであれ、1日のうちのどの時間をどういった形で使うのかを明確にしていきます。
続いて、自分が1週間のうちでどの時間に何をするかを厳密過ぎない程度に決めていきます。あくまで「予定」なので、現実にはここに書かれたものと異なることは十分にあり得ますし、それが悪なわけでもありません。自分自身の中のルーティーンを明確に決めていくために時間を生徒が自分で管理していくのです。
このようにして完成した予定表の暫定案を講師(担任などの教務がいる場合はその人でもよい)に見せてもらうとよいと思います。そうすると、かなりの割合で良い意味でも悪い意味でもツッコミが入ると思います。
時にはできるわけもないような無茶苦茶厳しい予定が書かれていることもあるでしょう。時にはゆるゆるで自分に徹底的に甘いとしか思えない予定が書かれていることもあるでしょう。
それは全然構わないのです。そこで講師や教務といった今まで多数の生徒を見てきた経験、その生徒の性格や特徴からその計画表を実行可能なものに修正してあげるのです。
もちろん専門教科でなくてわからない、という問題が生じた場合は、その専門教科の講師の人にも見せることによって計画表を完成させていけばよいと思います。
ここでいったん生徒に作成してもらう計画表は終了です。
●実際に行った勉強量を管理する表の作成●
しかし、ここで終わっては意味がないので、今度はまた別に『実際に行った勉強量を管理する表』を作成してもらいます。
これは日々行った勉強を大まかで構わないので、勉強した部分を斜線で引っ張るなどして塗りつぶしたりしながら、実際にどこまで計画通りに勉強できているかを、生徒自身に自覚させる試みを行います。
すなわち、『実施前の計画』と『実施後の現実』を比較することによって自分の計画の甘さなどを生徒自身に把握してもらうことによって、少しずつ正確な計画が立てられるようになってもらい、さらには『自力本願』の生徒へと変貌を遂げてもらうことを目標にしていくのです。
●最後に●
もちこん講師や教務の力というのは生徒にとっては絶大かもしれません。しかし、僕はこういった人たちはあくまでスポーツで言う「監督・コーチ・サポーター」に過ぎない存在だと思っています。
あくまでプレーヤーは本人で、決して講師でも教務でもないのです。それを生徒である当人にしっかり自覚してもらうべく、最大限生徒のモチベーションや時間を活かせる環境を作っていくのに講師や教務は注力していくべきだと思います。
なんとなく教育業界にいる人を除いて、講師・教務の誰もが生徒の学力を伸ばしてあげたい、生徒の親御さんの期待に応えたいと思っていると思います。
もちろんその期待に応えるべく僕たち講師を始め教育業界に携わっている人は給料を頂いているのだと思うので、しっかりとその期待に応える義務・責任もあると思います。
さてそこで問題になってくるのは当然ながら『いかにして生徒の学力を伸ばしていくのか』だと思います。もちろん最終的に勉強をするのは生徒本人なので、講師や教務がいくら何を言っても生徒が行動してくれないことには何にもなりません。
しかし、その生徒の心を動かせ、勉強してもらい、その結果として『生徒自身に伸びてもらうための「仕掛け」を作る』のも講師や教務の役目だと思います。
さて、そこで具体的にどのようなことができるのかについて考えていきたいと思います。
●計画表の作成●
例えば、誰もが夏休みなどには1度はしたことがあるであろう『計画表の作成』を日常から行ってみてはどうでしょう?
計画表とは言っても、できるわけもない理想像を書くために使うのではなく、『実際に自分が何をしたいと思っていて、どういった時間を使うのか、多大な無駄な時間を過ごしてないかを確認する』ために使っていくのです。
このような計画表を作成するにあたって、「曜日と時間が書かれている以外は白紙」の状態の紙を用意します。そして、生徒自身の手で、まずこの白紙状態の計画表に学校の時間なども含めて確定している予定の部分を塗っていきます。どのようなものに使うのであれ、1日のうちのどの時間をどういった形で使うのかを明確にしていきます。
続いて、自分が1週間のうちでどの時間に何をするかを厳密過ぎない程度に決めていきます。あくまで「予定」なので、現実にはここに書かれたものと異なることは十分にあり得ますし、それが悪なわけでもありません。自分自身の中のルーティーンを明確に決めていくために時間を生徒が自分で管理していくのです。
このようにして完成した予定表の暫定案を講師(担任などの教務がいる場合はその人でもよい)に見せてもらうとよいと思います。そうすると、かなりの割合で良い意味でも悪い意味でもツッコミが入ると思います。
時にはできるわけもないような無茶苦茶厳しい予定が書かれていることもあるでしょう。時にはゆるゆるで自分に徹底的に甘いとしか思えない予定が書かれていることもあるでしょう。
それは全然構わないのです。そこで講師や教務といった今まで多数の生徒を見てきた経験、その生徒の性格や特徴からその計画表を実行可能なものに修正してあげるのです。
もちろん専門教科でなくてわからない、という問題が生じた場合は、その専門教科の講師の人にも見せることによって計画表を完成させていけばよいと思います。
ここでいったん生徒に作成してもらう計画表は終了です。
●実際に行った勉強量を管理する表の作成●
しかし、ここで終わっては意味がないので、今度はまた別に『実際に行った勉強量を管理する表』を作成してもらいます。
これは日々行った勉強を大まかで構わないので、勉強した部分を斜線で引っ張るなどして塗りつぶしたりしながら、実際にどこまで計画通りに勉強できているかを、生徒自身に自覚させる試みを行います。
すなわち、『実施前の計画』と『実施後の現実』を比較することによって自分の計画の甘さなどを生徒自身に把握してもらうことによって、少しずつ正確な計画が立てられるようになってもらい、さらには『自力本願』の生徒へと変貌を遂げてもらうことを目標にしていくのです。
●最後に●
もちこん講師や教務の力というのは生徒にとっては絶大かもしれません。しかし、僕はこういった人たちはあくまでスポーツで言う「監督・コーチ・サポーター」に過ぎない存在だと思っています。
あくまでプレーヤーは本人で、決して講師でも教務でもないのです。それを生徒である当人にしっかり自覚してもらうべく、最大限生徒のモチベーションや時間を活かせる環境を作っていくのに講師や教務は注力していくべきだと思います。