演奏の音質を向上させるには、俗に言う「揺らし」も大切かと思います。「歌うように弾きなさい」と言われますが、まさにそれのことかと思います。
余り揺らすのはクセが出るので良くない、と心のどこかでは思っているのですが、揺らすのはフレージングとアーティキュレーションによる表現方法の一部だと思うので、多分、ですがそれを練習すれば自然な演奏が出来るようになるのだと思います。
揺らし方は譜面には書いてありませんが、どのように揺らすかによって聞こえ方が変わってくるのは確かです。その辺については、演奏家の演奏を聴いて参考にしていますが、やはり人によって1フレーズの長さや、揺らす幅が違います。
私の場合は、小犬のワルツについてはラファウ・ブレハッチの演奏がお気に入りなので、それに寄せています。
せっかくここ半年かけて1曲に入れ込んできたのですから、今週末の本番の演奏では心のこもった演奏をしたいと思っています。