昨日の雨は止み、今日は気持ちのいい晴天
洗濯、やりがいあります
私の実家は駅からバス便でした
なので、雨の日はいつもより30分以上早起きしてバスを待つ…
渋滞で止まるたびに「会社、間に合うかな~」とハラハラ。
そんなわけで、こう決めていました。
“将来、家を買うなら絶対に駅から近いところ!”
宣言通り、わが家は駅まで徒歩2分。
本当に便利
留学先のシドニーでも最初の数か月、バス通学をしていました
でも早速、通学初日から困ったことが…
“バス停が見つからない”
なぜなら、バス停とは名ばかりで、電信柱の上部に白いペンキが塗ってあるだけ。
もちろん、時刻表なんてありません。
意外と時間に几帳面な私には、慣れるまでちょっとストレスでした
学校の最寄り駅にて
電車もしょっちゅう遅れたり、来なかったり
一方、こんな心温まるエピソードも…
毎朝毎夕同じ便に乗るので、運転手さんもいつも同じ方。
すぐに私の顔をと名前を覚えてくれて
「Hi, Yoko! How are you?」
と声をかけてくれるように。
後部座席に私が座ろうとすると
「そこじゃなくて、こっちに座りなさい!」
と運転席のすぐ後ろに呼び寄せ、自分の話し相手にしようとする…
ある日、私がこうお願いしたことがありました。
「今日はいつもの一つ先のバス停で降ろしてね」
すると運転手さん、すかさず
「なんで?!」
その停留所の近くにあるガソリンスタンドでお金をおろしたかったんです。
(オーストラリアではなぜかATMはガソリンスタンドにありました)
そう言うと、「OK」とニッコリ
ところが!
そのバス停を通りすぎてしまった。
「あれ~っ?!ここで降りると言ったよ!」
と焦る私に運転手さん、一言
「Never mind(気にするな)! ガソリンスタンドまで送ってやるから」
「大丈夫!歩いていくってば~」
と言うと再び
「Never mind(こればっかり)! You are my friend」
このスタンド、バスのルートからは外れているんです。
公共機関のバスでそんなことしてくれちゃうとは…
驚きました。
日本なら、考えられないですよね。
"会社にバレたら大変!”とか、”スタンドまでに事故でもあったらどうしよう"とか。
ルール違反かもしれませんが、でも優しい心遣い嬉しかったです。
ルールに縛られがちな日本人。
確かにそれは"安全”かもしれませんが、自分の保身ばかりでなく、臨機応変に人の助けになることを考える…
とっても大切なことだなと考えさせられました。
駅前でバスを見かけると、今でもふとあの運転手さんを思い出します。
ラジオにお気に入りの曲が流れると
「Hey, Yoko! 俺、この曲好きなんだよ~。もうすぐ春って感じでいいだろ~?!」
そう言えば、運転しながらラジオを聞き、楽しそうに鼻歌を歌う運転手さん、多かったな。
聞いているこっちも楽しくなったりして
今日はなんだか「 もうすぐ春って感じでいいだろ~?!」 風の音楽を聞きたくなってきました。
シドニーで買ったCD
この曲、当時とっても流行っていました
久しぶりにゆっくり聴いてみよう(あまり春らしいとは言えないか)
スマホでは再生できない場合もあるようです
今日も「おしゃべり」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
”今日の八兵衛”