季節は初夏、これからは二十四節気では、小満にと向かいます。あと1か月ちょっとで夏至になります。
昨日の午後はいつもの河川敷は人が多くなって来たので、軽くサイクリングして少し離れた広場で馬王堆導引術、五臓導引法、龍身蛇形太極五行功法、孫式太極拳の練功を行いました。
この2ヶ月間は仕事は休業要請の下に全て休止になりましたが、落ち着いて1人静かに自分の練功にひたすら集中できる時間がたくさんあって良かったと思いました。
そして、ゆっくりと新型肺炎騒動もゆっくり解除に向けた準備に向かっている印象を持っています。
レッスン指導の再開はこれを一つの機会と捉えて新しいスタイルとシステムに切り替えたいと思います。まだ残りある時間を活かして、養生、健身、競技としっかりと「対象の分別」を区分と分類を分けて行います。
新しい発展の道筋は見えて来たと感じています。再開に向けた地元横浜市港北区は横浜市で一番多くの人口があるのは良かったです。
古くは淮南子にある「人間万事 塞翁が馬」の言葉を思い出しました。
私は、20年前に横浜に来てからは、5月のGW期間を使って、会員さんを連れて中国に研修ツアーを行っていました、ふと1985年から始まった本場中国大陸との往来の35年間をカウントしてみたら50回ほど訪問していました。
師からの影響もあって、ずっと伝統中国思想哲学を学び、今日でもいろいろと多くの文献から紐解いています。
日頃から、いつも確認するものは、二十四節気にも関連する先ずは「易経」そして導引術、五禽戯、太極拳の根幹的哲学でもある道家思想では「老子」「荘子」先ほどの「淮南子」
儒家思想では「孔子」「孟子」「荀子」を紐解きます。
そして法家の「韓非子」兵法の「孫子」から、様々な世界や日本で起こっている事象から考え方を判断しています。
易経ではちょうどこれからを、「乾」といいます。
「元亨利貞」
「元いに亨りて、利しきに貞ろし:おおいにとおりて、ただしきによろし」といって、「今までに、正しき行いをしてきていたのなら、これからは大いなる天のはたらきも味方になってくれる」といわれます。
つまり、季節の働きの中で自然の流れと人の流れに相応しければ、必ず大きなチャンスは自ずとやってきます。
そして、武術の世界でも多くの師が引用し伝えてきた有名な言葉である、
「象日 天行健 自強不息」「象に日く 天行は健なり 君子もって自強して、息まず」
つまり、「天体の運行は健やかでやすむことがない、君子はこの健やかさに則って、自ら強めて努力を重ねて怠ってはならない」
こういった天地人と守るべく法則を数千年間と伝えられてきました。
ここ数日に、かつて記述した記事を見つけました。
特に韓非子での言うところの「亡徴:亡国の徴候」には、深く感銘を受けます。
これから新しい時代が動き始めると思います。
堅実に、しっかりと修養をしていけば、将来にも期待できると思っています。
元気に頑張っていきましょう。