フーテンの横チン -43ページ目

我が家の山本昌


2015・10・14~愛媛・松山市~
 「彼」との付き合いは、もう23年目になるのか。トラッドブルーの小さな炊飯器。大学生になって1人暮らしをする際、親に買ってもらった代物で、いまでも現役選手としてバリバリ働いてもらっている。大阪に出て社会人生活を始めてからは忙しさにかまけて、自炊することもほとんどなくなった。まったく使っていない期間もけっこうあるんだけど、故障は一度もない。

 メーカーは懐かしのSANYO。炊飯器の裏側を見れば、93年製とある。根っからの貧乏性で、使えるものは壊れるまで使う。最近はコードの調子が悪いのか、たまに電源が入らないことがあって、中途半端に炊き上がってしまうことも。でも、本当に使えなくなるまでは使うつもりだ。過日、中日・山本昌投手(50)が惜しくも現役引退した。32年間のプロ野球生活で200勝投手を挙げた左腕のように、息長く活躍してほしい。これからも、よろしくお願いします!

本日はスイーツ日和~その54・伯方の塩入り栗どらやき~


2015・10・13~愛媛・松山市~
 うまい!これぞ、秋のスイーツだね。好きな和菓子のひとつがどらやき。その中に栗を挟んだとなれば、飛びつかないわけがない。いつものスーパーマーケットに並んでいた栗どらやき。そう聞けば、和菓子店で買えるんじゃないの?と言われそうだが、目をひいたのは「伯方の塩入り」という殺し文句だった。栗と伯方の塩がどのようにして融合するのかという点に興味がわいた。
 手で触ってみると、生地のふんわり感が伝わってくる。ふたつに切ってみる。上方にマロンクリーム、下方には小粒に切られた栗入りあん。よだれが出てきそうなほど、うまそうなのが分かる。う~ん、我慢できない!パクつく。まず、ほどよい甘さのマロンクリームが舌に届く。そして、ちょうどよい硬さの栗が歯に触れる。甘い、甘い栗が伯方の塩によって、すっきりとした甘さに変化している。つぶあんたっぷりのどらやきも大好物だが、こういう栗どらやきもいいね。

おかえり


2015・10・12~愛媛・宇和島市~
 会場一帯が「宇和島愛」に包まれた。伊達400年祭の記念ソング「おかえり」をPRするミニライブがフジグラン北宇和島店であった。愛の葉ガールズとuuガールズのメンバーが参加し、歌手の花れん、作詞・作曲家の扇谷研人の両氏と共演。多くの観客が見守るなか、心をひとつにして、きれいな歌声を響かせた。

 ウクレレを奏でているのは花れん。宇和島市出身で、早大在学中にシンガーとして活動を開始した。2003年、ル・クプルのギター・藤田隆二とのユニット「ブルーハンモック」を結成し、楽曲を制作。作詞とボーカルを務めた。現在はFMラジオなどのパーソナリティを務めるなか、作詞家としても活躍。多くのCМソングも手掛けているそうだ。

 柔らかなタッチでキーボードをたたく扇谷研人は坂本真綾や西野カナ、平原綾香をサポート。アーティストやCМ、ドラマへの楽曲提供、舞台やミュージカルの音楽監督なども務めている。北海道・札幌市出身だが、宇和島伊達400年祭を機に発足した「おかえりプロジェクト」に共感して参加。今回のイベント実現となった。経歴を聞いただけで、すごいと分かる2人とのコラボレーションなのだ。

 音楽の力を通じて、心がつながり、地元が元気になってほしい。地元の子どもたちに宇和島のよさを伝えたい。そういう思いに共感したミュージシャンが参加し「おかえりプロジェクト」がスタートしたという。愛の葉ガールズ、uuガールズも地元に密着したアイドルグループ。その意味では、地元愛は2人に負けないくらい大きい。

 2人が生み出す音楽は確実に、彼女たちの心にも響いているようだった。手拍子をしながらも、心地よい歌声とメロディに酔いしれていた。きよらは目を閉じて、すっかり聞き入っているようす。ほかのメンバーも本当にうれしそうだ。

 2人の演奏が終わると、uuガールズのゆうな、あややの2人がステージに飛び出していった。そして「恋するブイ」をいっしょに歌った。花れんとuuガールズは過去にラジオで共演したことがあり、心知れた間柄。夢の共演が実現した形だ。

 花れんと会うのは、今回で3回目という。今回は諸事情で、みゆうが参加できず。3人そろっての出演はかなわなかったが、彼女の分まで思い切っり楽しんでいるようす。はじける笑顔を見ていれば分かる。

 観客を巻き込んでの熱唱を見て、愛の葉のメンバーもテンションが上がってきたみたい。きよら、咲葉良、ほのかの3人は両手をいっぱいに使った手拍子。うん、見るからにノリノリだね。

 最後は愛の葉の3人も加わって、全員で「おかえり」を歌った。一列に並び、右手を大きく振り、体を揺らしながら、ファンといっしょに歌った。宇和島愛に満ちあふれた歌詞、そしてメロディに、ゆうなやほのかは涙がこぼれそうになったそうだ。

 帰る場所があるって幸せだ。自分も就職で大阪に出たが再び、故郷の愛媛に帰ってきた。都会には都会のよさがあるけれど、ふるさとでしか得られないものがあったからだ。中学2年生のほのかたちには、まだ分からないかもしれないけど、ふるさとを大事にする思いはなくさないでほしい。「おかえり」を聴きながら、そう思った。