フーテンの横チン -292ページ目

大人を子どもに戻してくれる場所

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2013・5・26~愛媛・砥部町~
 めっちゃ久しぶりに童心に返った。学生時代以来、実に十数年ぶりに愛媛県立とべ動物園に来た。ゾウとシロクマを見ることが当初の目的だったが、園を回るうちに、あっちを見たり、こっちを見たりと目移りするばかり。その中で、動物好きの心をグッと引きつけたのは、動物界最強とも呼ばれるカバさんだった。池の中をグルグル回って時々、呼吸するために水面に上がると、大きな口を開ける。その姿は、まるで怪獣のよう。大人から子供まで、キャーキャーと驚いていた。
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 その一方で、ガッカリだったのはライオン。百獣の王との肩書は、どこに行ったのやら…。ヒマそうに、寝そべって時間を過ごし、たまに好奇心丸出しの人間を見てはにらむだけ。まあ、狩りの必要もない、こんな狭い場所に閉じ込められていたら、戦闘意欲は喪失してしまってもしょうがない。

秋のミツバチ

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2012・10・19~大阪・豊中市~
 ちょっぴり夏の暑さが残る秋の夕暮れ、近所の公園。色鮮やかな花々を眺めていると、遠くからミツバチがやってきた。黄色い花を見つけると、体中、花粉まみれになりながら、おいしそうに蜜を吸い始めた。あちこち飛び回り、十分な収穫を終えると、ホッとしたように、お家に帰っていった。そんな姿を見ていたら、おなかが空いてきた。きょうは何を食べようかな。

やっぱり黄金色


フーテンの横チン

2012・8・16~京都・宮津市~

 小さなころから、線香花火が好きだ。色とりどりのものもいいけど、黄金色の火花がパチパチって音を立てて、名残惜しそうに消えていく様が、なんとも表現できなくらい気に入っている。打ち上げ花火も例外ではない。長年、行きたいと思っていた宮津灯篭流し花火大会。精霊船と燈籠が宮津湾を流れる中、個性豊かな花々が夜空を染めたが、どうしても黄金色の花火が心に焼きつく。黒いカンバスに描かれた「大きな線香花火」。今まで観た花火で、ベスト3にランクインした。