フーテンの横チン -294ページ目

♪ブンブンブン…



フーテンの横チン


2012・6・25~大阪・豊中市~


 心地よい風が吹く近所の公園で読書をしていたら、遠くから聞こえる虫の羽根の音がちょっぴりうるさい。ラベンダー畑をのぞいてみると、たくさんのミツバチがせっせと蜜を吸っていた。体中に花粉をつけて、あっちの花へ、こっちの花へ。あなたがいるから、花々は次の命を芽生えさせることができるんだよね。暑いなか、ごくろうさまです。

なつかしい虫


フーテンの横チン


2012・6・23~大阪・豊中市~

 黄のマーガレットを撮っていたら、左の視界から、,まだら模様の小さな虫が飛んできた。てんとう虫を観たのは何年ぶりだろうか。田んぼだらけの田舎で走り回っていたころは、よく観ていたなあ。おいしそうに蜜を吸っている姿を観て、ほんの少しだけ郷愁に浸った。わずか5秒後には花を離れて遠くへ。ちょっぴり幸せな時間だった。


ドイツ人も夢中の「黒いしずく」


フーテンの横チン

2012・6・6~大阪・豊中市~

 それまで目の前にあった大きな雲が西に流れ、待望の太陽が姿を現した。金星の太陽面通過が起きた午前7時27分、おひさまの前を通過中の金星が、しずくのように見えた。「ブラック・ドロップ」という現象だ。

フーテンの横チン
「朝早くから来てラッキーだったよ」。隣で写真を撮っていた外国人が満面の笑みだ。ドイツから仕事で大阪に来ていたそうで、日本で今回の天体ショーを観られることを知り、カメラとレンズを持参したという。本当はこの日が帰国日だったそうだが「次は105年後までないんだよ。だから、もう1泊することにしたんだ」。そりゃ、そうだよね。彼とは金星が通過する最初から最後までの約6時間半をともに。日焼けで顔を真っ赤にした彼は、ちょっぴりお疲れ気味で、しかし満足げに手を振って帰っていった。