~身体には期限がある~
●死なない魂
~魂は生まれも死にもせず、肉体という器を通して経験し、経験を通して成長する~
本当に偶然、というか虫の知らせかも知れないけれど
最近、“生きている”ことと、“死んでいる”ことは
形態の変化のひとつ
本当にそれだけなんだ、って腑に落ちたところでした。
形が変わることで、
もう、
肌に触れたり、
笑ったり、
おしゃべりをしたり、
歌ったり、
踊ったり、
美味しいものを食べて美味しいねーって言い合ったり、
すねたり、
怒ったり、
泣いたり、
ぬくもりを感じたり
そんなことがリアルな体感を持って出来なくなるので
ここにいなくなってしまった感、喪失感が大きいけれど
実は、形は変わってもやっぱり誰も居なくなってはいない。
形あるものは常に変化していて
そんな微細な変化に細かく気づいていることが出来るようになると
形態の大きな変化も、ショックや衝撃ではなく、
だんだんと、緩やかに、穏やかに、
寄せては引いていく、崩れては飛沫になっていく、海の波のようだ、と
受け止めることが出来るようになってくる。
そんな風に、わたしは感じています。
(単に年を取っただけ、周りの近しい人をたくさん見送ってきたから、それだけなのかもしれないけれど。)
『生』 と 『死』 のような明らかな形態の変化の場合は、誰にもはっきりとわかるから
衝撃的に大きな出来事に感じられるけれど、
毎瞬毎瞬、わたしたちは変化の中に居る。
生と死は、手の甲と手のひらのように
背中合わせのすぐそこにあって
背中合わせだから、誰かが肉体を離れると姿が見えなくなる、けれどやっぱり居なくなることはない。
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