きのうはいつもお世話になっている美容室へ。
わざわざ表参道まで出かけていくのは
地元の美容室をいくつジプシーしてみても
カットの仕上がりにあまりにも大きな差があるし
元々面倒くさがりな上に不器用なわたしには
毎日髪をキチンと整える気もスキルも無いので
ドライヤーで乾かしただけでストンと形がきれいに決まる、がマストだから。
(無精者です(*´▽`*))
いつもミニスカートで、若さ弾ける元気なアシスタントだった頃から知っている、
そして今はディレクターをしている30歳代の女性が担当です。
パーマ液や髪を染めたりする薬剤に弱いので(匂いも~)
いつもカットのみ。
だから滞在時間はすごく短いですが
トップオブトップに昇りつめようとする美容師がひしめく表参道で
生き残った(というか勝ち上がった、というか実を結んだ)彼女と接していると
たくさんのことに気づかされます。
ムーヴメントを教えているので
なんの専門家かと聞かれれば、わたしは動きの専門家です。
動きの視点で見ると
彼女と髪を洗ったり乾かしてくれるアシスタントの子たちとの大きな違いは
手と指先の“動きの美しさ”
カットの美しさを見せるために
髪をすくってはパラパラ落とす、というたぶん営業的意味を持った動きも含まれますが
『切る』 という彼女にとっての創作を、
本当に美しく途切れのない一連の動きの中で行っていく。
ボンヤリと静かな心で、
彼女が髪を切っていくのを見ているとき、
動きに“音のない静寂”と“奏でられる音楽”の両方を感じるんですよね。
これはもちろん、指や手だけでなく、
全身がどんなふうに影響しあって動いているかの現れでもあるし
さらに言えば、
脳の神経回路のネットワークと指先の細やかな動きの連動。
微細な、細やかな動きにまで命が宿っています。
『神は細部に宿る』 と言ったのは誰でしたっけ?
細やかで滑らかな動き
大雑把でつながりを感じられない動き
これが技術の違いにも顕われる。
神が宿っているか、いないかの違いかもしれません。
あなたはこんな視点を持ったことがありますか?
(持たなくても勿論ぜんぜんいいんですけど)
美容師さんに限らず
熟練職人さんの技を見ていると
動きの中に音のない静寂と、溢れ流れ出る音楽の両方を感じます。
今日のブログは動きのオタクによる考察でした。
最後までお読みいただきありがとうございます♡
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日本ソマティック心理学協会様主催の、第8回記念大会に講師として登壇いたしました(2021年10月9日)
※コンティニュアム・ムーヴメントは治療・医療行為ではありません。
クラスやセッションを受けている時だけでなく、ご自身で継続して続けていくことで、
体調が整ったり、様々な症状が改善することはありますが、
個別の症状についての改善の見込みなどに関してお答えすることや保証することは出来かねます。 ご了承ください。
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