その時必ずやる事があります。
それは
現地語で書かれた「日本料理の本」を買うこと。
なので、必ず現地の大きな本屋さんの
クッキングコーナーをチェックします。
人に貸したまま返ってこなかったりして、
半分くらいに減っちゃってるのですが、
そのコレクションの一部。
アメリカだけじゃなくて、空港の本屋さんで
買ってるのも含みます。
私がこんな本を集めてると知って
お土産にいただいたりとかね。
今、私の住むバリ島の田舎には、本屋さんが
一軒もありません。
本を買おうと思ったら、一番近いところでも
1時間ほど車に乗って街に出ないといけません。
今回、せっかく観光地まで出かけたので
そういえばインドネシア語の和食本は
あるかなーとチェックしてみたら…
ありましたーーー!!!
バーゲンブック的な扱いで、
多分定価より安い値段で買えたもの(確か300円くらい)、
右は新刊で700円くらいでした。
なんで、わざわざ海外で和食の本なんて…って
思われるんですが、それがまあおもしろい!
一緒に見てもらえますか?
作者のナディアちゃんは、なんとまだ20歳。
お料理が大好きな女の子のようです。
ただ、日本には来たことがないのかなあ…。
まず、手始めにコロッケ。
まあ、なんで人参の千切りを
上にあしらったのかは気になりますが…。
これはスタイリストのせいですね、きっと。
次は天ぷら。
結構、べちゃっとしてますけどね。
くっしゃくしゃのキッチンペーパーや
なぜか手前に天カスを散らしてるのが
気になるけど、まあいいでしょう。
次に、揚げ出し豆腐。
しかも、作り方を読んでみると、
豆腐をあらかじめ茹でているみたい。
下に敷いてるソース的なものは
リンゴ酢とお醤油と出汁を煮立てて、
ポン酢的なもののよう。
と、なると、これは湯豆腐を常温にしたもの…?
と、日本人からすると
「こんな和食見たことない!」という
楽しいレシピに出会えたり、
作り方はあってるけど、
フードスタイリングが独特だったり、
見ててすっごく楽しいんですよ〜。
この本の中でも、
「照り焼き」という名前ながら
照りなどまったくない、
かっさかさの焼いたお肉が載ってたり
ツッコミどころ満載。
まあね、
日本で売られている外国料理の本だって、
現地の人からすると
「なんじゃこら」
なものもあるんでしょうね。
こうやって、果敢に和食に挑戦してくれてる
心意気たるや!
日本に興味を持ってくれてありがとう〜と
微笑ましい気分になります。
ま、できたら日本人に監修してもらってから
出版して欲しいけどね。