今年のテーマは「他人本位」と決めました。が、実際にはなかなか実行できません。それならば、自分がしてもらってうれしかったことを真似してみればいいのでは?と考え、実際に体験したことをブログに記録していくことにしました。
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年末、実家に帰省する日のこと。
移動時間をなるべく短くするために、新幹線を利用することにしました。
子どもは抱っこ紐でだっこ、何かあった時にすぐ取り出せるようにしておきたいものはママバッグに、着いた日から使うものはキャリーバッグに、と身軽にしたつもりでも結構な荷物(子どもは荷物ではありませんが…)となってしまいました。前もって宅配便で送っておけばよかったのですが、帰省するかどうかをぎりぎりまで迷っていたのです。
ただでさえ、駅に向かうタクシーに乗るまでに寒空で20分も待ったというのに、その日は新幹線のダイヤが大きく乱れていて、乗るはずの便が50分遅れ。おまけに雪までチラついていました。「あー、ついてないなぁ」と思いつつ、寒いホームで遅れている新幹線を待っていました。お腹が空いたのか子どももグズリ始め、体をゆらゆらさせ「どうかお願いだから大きな声では泣かないで!」と心の中で祈りつつあやしていました。
「まもなく○番線に…」というアナウンスがかかり、そろそろ新幹線が到着するという時、後ろに並んでいた女性から「もしよかったら、乗り込む時に荷物お持ちしましょうか?私、小さいバッグしかなくって手が開いてるものですから」と声を掛けられました。
「いえいえ大丈夫です」と丁重にお断りしたのですが、そのお気持ちだけでとてもありがたく、心がほっこり温かくなりました。