うれしい出来事 | *冷えとりバリ島ハッピーライフ*

*冷えとりバリ島ハッピーライフ*

2度の流産をきっかけに始めた冷えとり生活も早8年、心と体を温めるっていいよ!って伝えたくて始めたブログです。
2016年に家族でバリ島シガラジャに引っ越しました。
自宅でココロをあたためるヒーリングサロンやってます♡

冷えとりをするにあたり、私の一番できていないことは「他人本位に生きる」ということ。そうしなくちゃ、と思いつつ、自分中心になりがち。

どうすればいいかなぁとつらつら考えていて、「まずは自分にしていただいたうれしかったこと」を記録し、それを真似してみてはどうだろう…と思い立ちました。よくよく考えると、見ず知らずの方に親切にしていただいていることって多いんですよね。

「冷えとり」の情報を見に来てくださっている方には、「更新されたから見にきたらこんな記事かよ」と思われちゃうかなぁと思いましたが、私が感じたうれしい気持ちをほんの少しでもおすそわけできて、ほんわり心が温かくなってもらえたら…と思います。


今回は、リアルタイムであった出来事ではなく、今考えてもありがたかったなぁと思ったことを2つ。


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大学4回生の就職活動の時の出来事。

最終面接に向かうために初めての土地を歩いていたのですが、面接時間が迫っているというのに、場所がわからずおろおろ。私は「地図の読めない女」で、超方向音痴なのです。

迷ってもいいように早めに最寄駅に着いたはずなのに、このままだと遅刻するかも…という時、駐車場に車を止めて出てくる男性を発見、「今からここに行きたいんですけど、どこかわかりますか?」と声をかけました。汗だくのリクルートスーツの私を見て「何時までにここに行かないといけないの?」と聞く男性。「あと10分で面接なんです」と答えると、「これは歩いていては間に合わないから、すぐ車に乗りなさい」と止めたばかりの車に案内されました。一瞬、「見ず知らずの人の車に乗るなんて…」とは思いましたが、当時は就職氷河期、せっかくのチャンスを逃しては、という気持ちが勝ち、その方の車に乗り込みました。

すぐに面接会場である会社の前まで送っていただきました。「後でお礼をしたいので、お名前と連絡先を教えていただけませんか?」と尋ねると、「私にもあなたと同じ就職活動中の娘がいて見過ごすことができなかった。お礼なんていいからがんばってきなさい。」と送り出してくれました。

残念ながら、その企業とはご縁がなかったのですが、就職活動でへとへとだった私にとって、とても力を与えてくれたうれしい出来事でした。


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就職してから数年後、帰宅は終電という毎日が続いていました。

その日も終電に乗って帰宅していたのですが、疲れのせいか立っていられないほどのめまいと吐き気がしていました。もし終電でないのなら途中下車して休むところなのですが、これに乗らないと家に帰れません。会社から自宅までは乗り換えも含め電車で1時間半はかかり、タクシーに乗るには遠すぎます。

うまく座席が空いたので座れたのですが、どうにも吐き気が止まりません。ぐったりしていると、隣に座っていた女性が「大丈夫ですか?」と覗き込んでくれました。

「ちょっと具合が悪いみたいで…」と言うと、その時買い物したばかりであろう洋服の入っていた袋と、ミント味のガムをくれ、「気をつけて帰ってくださいね」と先に降りて行きました。ガムを噛み、気持ち悪くなってもこのビニール袋があれば大丈夫、という安心感のおかげで、自宅の最寄り駅まで何事もなく無事に乗って帰ることができました。