先日購入した「うまれる」。
お母さんになる心構えのためにと購入した本でしたが、いい意味で予想を裏切られる本でした。
自分が生まれてこれたことの感謝、命を懸けて生んでくれたことへの感謝、また新しい命が授かることへの感謝が湧いてくる、とても素敵な本です。受精のしくみについても書かれていて、こんな大変な過程を経て私は存在しているんだなぁと、改めて知りました。ほんとは、保健体育の時間なんかに習ったんでしょうけどね。
胎内記憶、誕生死、夫ができる出産のサポート、18トリソミーの赤ちゃん、不妊治療、そして出産について、映画「うまれる」の監督が、映画に盛り込めなかったことを綴った本です。
男性や、まだ出産なんて考えもつかないような若い女性におすすめしたい本だと思いました。また、「自分はなんで生まれてきたんだろう」とちょっと自分を大切に思えなくなってきている人にも。この本には、虐待を受けた女性が出産をするまでについても書かれています。このご夫婦の心情がお腹が大きくなるにつれ、また、出産をして、どんどん変わっていくのが興味深いです。
本当は自分の夫に読ませたいのですが、夫は漢字がまだまだ得意ではないので…。医療関係者ではない男性目線で書かれた本なので、具体的に夫としてどう出産に関わればいいのかが、平易な言葉で綴られているので温かい気持ちになります。
もし興味がある方はぜひ。