昨年の今頃、子猫2匹の引き取り依頼が来ました
依頼された時にいつも言っている通り、
丸投げ引き取り依頼はお受けできません。
子猫にママ猫がいたり、その現場にコロニーがあったら、不妊化の協力をしていただきます。
その時は、家の前に母猫と子猫が突然現れた。棄てられてだと思う……との事で、
ママの避妊の約束で、子猫2匹を引き取り、ママの餌やり、地域猫をお願いしました。
避妊の計画、獣医さんの紹介、捕獲器の貸出、使い方の説明、アドバイス…諸々の協力をするも、
結局捕獲出来ず、依頼者さんには「ママ猫はもう来なくなってしまった、どこに行ったか分からない」と言われ、捕獲器を返却され、とても後味の悪い気持ちで終わっていました……
それからちょうど一年後の先日、その方からまた連絡があり、
引き取ったこの5匹の子猫たち

去年と同じく、また家の倉庫に棄てられていたというのです。
遠方からわざわざ誰かが2度も
この方の家に棄てに来るとは考えにくい、おかしいです
近所で、不妊化してもらえず餌だけ与えられている猫たちのコロニーが
絶対にあるはずです
今度は「ママ猫はいない。子猫だけ」とのことでしたが、お家の周囲での外猫事情を知る必要があります。
子猫を引き取る前に、地域猫活動の説得をしました
しかし、、依頼者さんはお家の住所を教えてくれませんでした
・ご近所の目が気になるから
・地域猫活動することを家族が賛成してくれないから
・周りに猫は居ないから
と仰るのです。
我々が動きますから、場所だけ教えてくれたらいいので…
とお願いするも、頑なに教えてくれませんでした
だからって、子猫の写真を見、引き取る話を進めていたところで、じゃあもう引き取れません。
というわけにはいかない
もう、来年頼まれても引き取りませんよ、と言い放てたらどんなに楽か
小さな5匹の命



命が垂れ流しになって知らないところで消えていき、
また何倍も命が垂れ流され消える
そんな連鎖を止めるには、
不運にも家に2回も子猫を棄てられて、拾ってしまった方が
まずできることを行動しないといけないと思うのです。
棄てられないようにするために、できることが何かあるはずだと思うのです。
