大分県が「動物愛護ボランティアを支援するクラウドファンディング」を始めるようで、先日地元のニュースでも流れたらしいです![]()
支援の対象者は、
「令和8年4月1日から令和8年10月31日に大分県内で実施された次の活動を対象
(1)ミルクボランティア
(2)ボランティア譲渡
(3)多頭飼育崩壊対応」
とのことで、数の差はあれど私の団体はもちろん、県内の多くの個人ボランティアさんが日々行っている活動です![]()
108猫は、なぜか資金が潤沢にあると思われがちです。
その都度言っていますが「NPO法人だから自動的にもらえる寄付」というものは一円もなく、自走できるような独自の資金集め事業も行っていないので
・大分市民税1%応援事業
・譲渡会やSNSでご寄付お願いの声掛け
・里親様から譲渡時に一匹一万円いただく医療費
・AEON黄色いレシートキャンペーンに参加
・物販グループ「せっせ」さん売上
etc.....
よりいただく寄付だけで運営しています。
私の知人友人にも個人で活動している人がいますが、皆さん活動資金のやりくりを頑張っていらっしゃいます。
当会にTNRの手伝いのご相談をされる方もそうです、何万円も自腹を切っている方がいます。
なので、このクラファンは大分県の動物愛護活動をしているボランティアさんに福音となり、ありがたい…と思いました![]()
しかしです。
大分県のHPを開きこの支援事業をよく読んでみると、どうやら
(1)(2)に関しては
おおいた動物愛護センターまたは県内保健所からの収容動物を譲渡可能になるまで飼養する活動をしたり、一般の譲渡が困難な犬猫を受け入れ、飼養・譲渡活動を行う活動団体(個人も可)
(3)に関しては
県と連携して多頭飼育崩壊事例への対応を行う団体(個人も可)
しか支援を受け取れないようなのです![]()
これまでの私(108猫)の活動の中には
おおいた動物愛護センターまたは県内保健所に通報・相談される前に、こちらに相談してきた市民の方々に対しての対応も多くありました。
「待ってください。愛護センターに持ち込んだら命の保証はないのですよ
」
「どうにかして当会の保護のキャパをこじ開けるのでセンター持ち込みは待ってください
」
「地域猫活動を協力します」
と、持ち込みを思い止まるよう一生懸命説得し、(シェルターがないので引き取りができなくても)自分たちに何かできないか考え、せめてもと里親代理募集をしたりTNRのお手伝いをしたり、可能なことは行動してきました。
「行政との連携に至る前」の活動をし、愛護センターに持ち込まれる猫を一匹でも減らしたい、という一心でやってきました![]()
「庭に子猫を連れた痩せた母猫が来た。行政に相談したら、餌を与えず猫を追い払ってくださいと言われた。そんなこと、とてもできない…」と涙ぐむ相談者さんを元気づけ、
「追い払わないでください。餌をあげてください。子猫はこちらで引き取りますので母猫を避妊し、お庭猫にしてあげましょう」と
猫の命と相談者さんの心情を大切に活動してきました![]()
(3)多頭飼育崩壊事例の連携、とありますが、こちらには県から連携を要請も打診もされたことはありません。
対応の可否はともかくとして、話が来ない案件にどうやって連携すればよかったのでしょうか![]()
なぜ「おおいた動物愛護センターまたは県内保健所」「県との連携」にこだわるのでしょうか?
そうすることで、このクラファンの支援対象者はかなり限定されてしまいませんか?
大分県内には、個人でこつこつ自腹を切ってTNR、外猫へ給餌、地域住民と猫との共生に尽力している人が大勢います。
私だったら…、現在お手伝いしている、地域猫登録できないコロニーの猫たちのTNRのために、ここ2ヶ月間で10万近くもの手出しをした相談者さんに、少しでも支援したいと思います![]()
我々108猫は「大分 野良猫 引き取ってもらえる」と検索したら
なんと!トップ3に挙がってくるらしいです。簡単に引き取りはしていないのに…
このクラファンの内容を読めば読むほど、そんな活動者や活動グループは恩恵にあずかれないんですよ、だって行政と連携してないでしょ。
と言われているように思えてならない。
活動のためのお金はもちろん、たくさん欲しいです。それで外猫、保護猫たちの幸せのために使えるのですから……。
だからこのクラファンの支援対象者になれないのはとても残念です![]()
でもそれ以上に残念なことは……
我々は大分県の野良猫を1匹でも減らしたく、動物愛護の意識向上のため活動をしているのに、
それなのに、行政からそう認められていない……と思わせるようなこの規定に、心の底からがっかりしてしまいます。
ようやく、大分県の動物愛護活動者が公平に恩恵にあずかれる寄付イベントができた
と喜んだのもつかの間、
突き落とされたような感覚です。
次年度、もしまたまた同様なクラファンがあったとし、同じ規定で
「愛護センターに持ち込まれた猫を引き出して譲渡活動」をすれば支援の対象者になれるのだとしても、
愛護センターに持ち込もうとする相談者を、止めるようにする活動を
変わらず108猫は続けていくつもりです![]()