1年生の看護師さんが脂肪肝の最新治療を講義してくれました | 石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

たま〜にTGRラリーチャレンジにエントリーするショボいラリーチーム監督のブログ

6月13日

熊本県熊本市で行われた

『日本肝臓学会総会』

https://site.convention.co.jp/jsh60/

に参加した、若手1年目の看護師👩🏻さんが

勉強してきたことを、

スタッフに伝達レクチャー👩‍🏫をしてくれました。

 

病棟看護師長さん🧑🏻も、

この新人看護師👩🏻さんの

デビュープレゼン👩‍💻を聞いて

『よう、できとるやん!』👏

って合格点💮を与えてましたよ。

特に、脂肪肝🥩にたいする

最新の薬物療法💊を中心に

体系的にうまくまとめて

話をしてくれました。

糖尿病や中性脂肪を下げる治療薬が

治験に上がっているのは想定内ですが、

 

海外での高額な薬💰💰💰や

俗にいう〝血液サラサラ薬(アスピリン)〟が

検討されていることに

興味を持ったようです。

 

肝硬変になり肝臓が弱ると

『サルコペニア』🦵になりやすいため

『肝臓リハビリ』🏋️‍♀️の必要性が高まります。

患者さん向けのパンフレット📗も

肝臓学会で準備されていることを

日頃の看護に生かされる最新知識として

みんなに紹介してくれましたよ。

 

実は、普段は自信なさげな雰囲気を

醸し出す看護師さんだったので

「今回の学会参加が、

何か彼女の刺激にでもなってくれたら」と

誘ったのは私👨‍⚕️でして

 

👨‍⚕️『いきなり肝臓学会は、

1年生にはちょっと難しいかもしれんし、

熊本は飛行機🛫になるけど行く?』

って聞いたら

👩🏻『私、行きたいです!』と即答してました。

 

朝☀️から最後🌃まで

びっしりメモ✍️をとって

『最初、何言ってるかわからなかったけど🤦、

よく似たことが繰り返し出てきて

だんだん中身がわかるように🙋なりました。

すごく勉強になりました!👍』

って、帰りの飛行機で元気に話してました。

 

今日の発表までの経緯で

学会に参加する意義🧐と、

わかりやすく他人に伝えることの大変さ😕も

しっかり感じたようでした。