【活動】ハクセンシオマネキは昼行性で、夜は巣穴の入り口を閉じて出てきません。

そのため、実際の活動時間は、昼間で干潟が現れる6時間程です。

また、気温が低い日には活動しません。

動が活発な季節は、4月~10日の7ヶ月程度です。


【繁殖期】ハクセンシオマネキの繁殖期は、他のスナガニ類と比べても短く、6月中旬から8月中旬の約2ヶ月です。

この間にメスは2回程産卵します。産卵した卵は腹部につけて守ります。
(これを抱卵と言います)
なお、抱卵中のメスは、ほとんど活動をせずに入り口を閉じた巣の中から出てきません。


【産卵】ハクセンシオマネキは直径0.3mmほどの小さな卵をたくさん生みます。

一度に産む卵の数は体の大きさによって異なりますが、2,000~8,000個程です。

これは、ハクセンシオマネキの体重の役20㌫にもなります。



【寿命】ハクセンシオマネキは最大7年まで生きることが飼育実験などで明らかになっています。

しかしこれはあくまでも最大値で、多くのカニの寿命は5年以下だと考えられています。




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繁殖期になると、ハクセンシオマネキのオスの多くは、巣穴の入り口に、高さ1~2cmの、かまど状の泥の構造物を作ります。この泥の山は、セミドームと呼ばれています。

この構造物の役割については、よく解っていない点が多いのですが、次のような説があります。


① 巣穴の日除け

② 自ら縄張りを小さくすることで、他個体とのケンカを減らす(避ける)
③ 巣穴の持ち主の活動性を示すシンボル

④ 巣穴の目印


セミドームはオスしか作らない事や、大潮の時に数が増えることは解ってきましたが、何のために作るのかは現在も研究中で、まだよくわかっていません。



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多くのスナガニ類は、干潟に巣穴を掘って生活しています。


巣穴の深さや形は、種類や雌雄によって異なりますが、多くは深さ50cm以内で、分岐のない単純な形(I型・J型)です。


ハクセンシオマネキの巣穴の形はオスとメスでは違っています。


オスの巣穴は奥に進むにつれて、曲がりながら広くなっていますが、雌は細いままです。


ハクセンシオマネキの巣穴は、捕食者や同種の個体から身を守る隠れ家の役割を果たしています。

また巣穴の内部は、干潟表面に比べ、湿度や気温の変化が穏やかです。



セミドームのお話はこのつぎにニコニコ