ハクセンシオマネキを観察していると、ときどき からだを傾けて、地面に押しつける様子が 観察されます。


これは、地表から水を吸っているのです。


吸い取った水は えらに運ばれ、呼吸をしたり 餌を舐めとったりするときに 使われます。


水分のない場所にしばらくいると、カニが口から泡を出すことがあります。


多くのカニは、えらの中の水に含まれる酸素を使って 呼吸をしていますが、水が少なくなると水が汚れ、ねばりが出てきて、呼吸をするときに シャボン玉のように 泡になってしまうためです。
ハクセンシオマネキの餌は、底生ケイ藻やバクテリアで、オスは小さい方のハサミ、メスは両方のハサミで、干潟の砂粒をつまんでは口に運びます。

小さい砂粒はそのまま食べますが、大きい砂粒はその表面を舐めます。

口には口器(こうき)と呼ばれる装置があり、そこに生えている毛と水を使って、食べ物を舐めとったり、選り分けたりします。

残った砂粒はまとめて捨てるので、直径2~3mmの砂団子になります。



口器の写真
ここで砂や泥と、食物を選り分けています。
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ヤマトオサガニは、泥っぽく潮が引いても水か残るような場所に住んでいる、大きさ3cmほどのかにです。

日本に住むスナガニ科のカニでは比較的大きいので、『大和長ガニ』

と名付けられました。