ちょっと一言~内定取り消し | よかっぺいがっぺのブログ

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報道で大きく取り上げられたので多くの方はご存知だろう。

日本綜合地所(大手不動産会社)が、新卒採用した学生53人に対し、内定の取り消しを行った。

慰謝料100万円らしい。



『ひどい話ねぇ・・・。』 

『可愛そうに・・・。』


世間は言いたい放題で学生に同情し、企業を批判する。

ところで、学生に同情している人間の中に、本当に学生たちの気持ちを理解している方はいるだろうか?

確かにひどいし、可愛そうだ。

でも皆、何がひどいのか、どう可愛そうなのか、きちんと言えるだろうか?



それは、将来への第一歩を踏み出す場所を決めた、と思って(安心して)いたら再度厳しい就職活動をせざるを得ない状況に追い込まれた、ということ。既に大手企業の新卒採用は終了していること。

実は、せいぜいこの2点なのである。

当事者である学生の方もほぼ同じ見解であろう。



あえて偉そうに言うが、世間に学生らの気持ちを完璧に理解できるはずがないのである。

正しくは、悲しい気持ちは何となく理解できても、彼らに対して具体的にかけてあげるべき一言を持ち合わせていない。なぜなら、ほとんどの人は、学生らが今経験している修羅場を経験していないからだ。

だから、学生たちの気持ちを完璧に理解できる私が、学生たちにどんな言葉を伝えてあげるべきかを申し上げます。



先に言っておきます。

①世間は学生らに対し、『可愛そう』 とは絶対に言ってはいけないのです。

②学生は企業を恨んではいけません。前向きに自分の道を進んでください。



まずは軽いジャブ。


一番可愛そうなのは、今年の新入社員です。

何せ、彼らは来年もペーペーなのだ。

先輩がパンツ脱げ!と言えば新人は脱ぐしかないのだ。




では、内定を取り消された学生はどうか?

彼らは間違いなくラッキーだ。



なぜか。理由は2つ。


①彼らは働きもせずに100万円を得るのだ。


100万円の純利を稼ぐために、我々はどれだけの汗をかき、涙を流すか?

どれだけ上司・顧客の罵声に立ち向かうか?

どれだけの税金を支払うか?


枚挙に暇がない。



でも、本当の意味でラッキーだった、と思うべき点は100万円ではない。



要は、

②日本綜合地所など、クソ会社なのだ、と今わかったことがラッキーなのだ。


クソ会社だから世間の冷たい風に逆らって採用を取り消したのだ。

お金で面倒の解決を図ろうとしたのだ。


①+②入社する前に日本綜合地所がクソ会社であると判明し、入社せずに済んだ・・・だけでなくお金までもらえるのだ。



だって、こんな会社、結局は入社してから後悔するでしょ。

面倒な事はお金で解決しようとする企業体質。

世間の酷評にあおられ、慌ててベタな対応をするヘッポコ役員諸君。


そして何よりも・・・、学生にとって命綱である『新人教育』に投資したくても出来ないであろう台所事情。



入社して、

まともな教育を受けられずに退職し、

他社へ転職しようものならますます大変じゃないか。

こんな状態に陥った学生は、本当にどこの企業にも相手にされない。


そもそも、である。

本当に不動産業界で頑張りたいのなら、他の不動産会社に行けばよい。

まだたくさんの中小不動産会社が新卒採用を行っているはず。


不動産業界全体が厳しいのは事実。

でも、この業界はどんなに不景気でも、優秀な学生を獲得するための採用活動は行う。

そのかわり、入社後使いものにならん社員はスパっと斬るけど。

日本綜合地所が内定を出した学生なら、間違いなく他社でも内定を獲れるであろう。



大手企業に内定を貰いながらも反故にされる・・・。

その屈辱・悲しみ・不安感を、ほとんどの人には理解できないだろうけど、私は理解できる。

10数年前、実際に私自身が同様の経験をしているからだ。

実際には、私は彼らよりもひどい経験をしてる。


つまり、他人事ではないのである。

私は (日本中どこを探してもそう簡単には見つからない)、彼らと同様の経験をした大先輩なのだ!?



http://ameblo.jp/yokappe-igappe/entry-10148312322.html



だからあえて言いたい。


間違いなく厳しい環境下に居る学生の皆さんへ。

負けずに何とか這い上がってきて欲しい。

たかが不景気に負けるようでは悲しいじゃないか。

数年後に、今回の事件を笑い飛ばして欲しいんだ。


この悔しさをバネにジャンプした経験は、どんな資格やビジネススキルにも勝る。

私はそれを知っています。


負けるな、学生諸君!!!





P.S. 100万円は安すぎます。

    その気になれば楽勝でもっと取れます。

    そもそも、お金での解決を承諾しちゃぁダメです。

    なんで100万円なの?と企業担当者に聞いてみてください。

    根拠なんてあるはずがないのです。こんなに世間で騒がれた前例もほとんどない以上、相場もないし。

    就職の斡旋等、金額に換算できないものを求償したほうがいいですね。 

    イーストマン・コダックはやってましたよ。銀行にも 『雇ってやってくれFAX』 来てましたから。

    

    by経験者。