転職したこの会社、約30ものグループ企業で構成されている。
それぞれが独立した別会社であり、完全な独立採算制。
グループ企業といえど、別会社なので値引きやリベート(賄賂ではない)要求は容赦なし。
その中で、私が入社したのは建物管理会社だった。
この会社が、
・賃貸営業部門
・建物管理部門
・保険代理店部門
で構成されている。
そして本社のそれらとは別に、うちの部門専属の総務・経理がある。
私は、先の売上をあげる3部門に対し、責任を負う立場になったのである。
*課長って、そんなに責任重かったっけ??
最初のうちは・・・気持ち村八分気味。
そりゃぁ、新卒で入社した生え抜きの方や、20年働いている方もいる。
30歳にならない若造がひょっこりやって来て現場をかき回されたら面白くないだろう。
しかし、物事は意外な方向に向いていく。
仲間の信頼を予想以上に早く得ることができた。
お金がなかったおかげ?で毎晩必死に働いた。
もちろん、純粋にビジネスマンとしての目標が明確だったからだろうか。
真面目に働く姿勢を仲間が評価してくれたのだろう。
朝は7:30に出社。
夜は11:30位までだったかな?
終電がプロテクション(=言い訳。早く帰宅する口実)になっていた。
そのかわり、休日は完全に返上して働いた。
当時の私は、ちょっと朝寝坊するだけで疲れが完全にとれた。
だから、休みの日でも昼には出社し、夜遅くまで働いた。
家族?
完全に放置でした。
皆は?
全員、マイカー通勤。
電車通勤は私だけ。(当時、運転免許を持っていなかった。)
だから仕事は日付が変わるまで続く。
しばらくすると、会社から教習所通いを命ぜられることになる。
(つづく)