ドラマ 主任警部モース
英国人気ドラマ『主任警部モース』が Amzon Prime で配信されている。主役のモース警部役をジョン・ソウ、相棒のルイス巡査役をケヴィン・ウェイトリーが演じていて人気が高い。モースは優秀な警官ながら、やや妄想癖が強く単純な事件をかえって複雑化することもある。
音楽とクロスワード、酒（特にビール）と女性をこよなく愛す独身の中年警部。クロスワード好きなのは、作家コリン・デクスターの趣味を反映している。頑固でありやっかいな性格ながら、相棒のルイス巡査部長との関係性は良好。ルイスのなにげない一言で、難事件が解決することもありモースにとってはかけがえのない相棒といえる。
コリン・デクスターの原作を元に、警察に奉職したモースの若かりし1960年代を舞台にしたオリジナル脚本によるドラマ『モース刑事：オックスフォード事件簿（1986-2000）』もよくできたドラマでモースファンにお勧めしたい。
コリン・デクスター：モース警部シリーズ
その丹念な描写とウィットあふれる会話など、このシリーズはミステリそのものよりも、時に妄想癖を発する（人間臭い）モース警部の思考を後追いする楽しみから、母国ではホームズと人気を二分する。ついでなのでドラマを見ながら読み返している。手元にあるのは図書館の除籍本なので自家装釘を施した。