世界の女性リーダー。難局に | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

世界の女性リーダーから

 

スウェーデン首相のマグダレナ・アンデションさんが総選挙で敗北して1年ほどで辞任されました。移民の受け入れに寛容な左派出身、治安や自国民の就職難などが問題視された。この辺りはヘニング・マンケルのミステリ『刑事ヴァランダー』シリーズや、デンマーク&スウェーデン合作のドラマ『ブリッジ』の社会背景として描かれています。

 

世界最年少34歳で首相に就任したフィンランドのマリンさんは、ダンスパーティーの動画流出などで話題になっています。人間味があっていいんじゃないかと思うのですが、その騒ぎっぷりが尋常じゃないとかいわれ、自主的に薬物検査を受けて無罪を証明したりで、いろいろ大変です。

 

サッチャー・メイ・メルケル

 

イギリスはボリス・ジョンソンさんがスキャンダル辞任、後任の第78代首相は保守党のリズ・トラスさんに。初仕事はエリザベス女王の葬儀です。世界中から要人がお見えになりお披露目に絶好の機会。安倍さんの国葬だって外交のチャンスだったのに下手を打ったものです。「岸田ぁしっかりせぇ!」です。

 

欧州委員会はフォン・デア・ライエンさんが率いています。EU連合は壮大な実験なわけですが、欧州は移民の大量流入で足並みが乱れてきています。スウェーデンのアンデションさんの敗北もそのひとつですが、ロシア侵攻もあってポピュリズムの台頭も抑え難く、大所からの意見統合が難しくなっています。

 

世界の女性リーダーは調べてみると北欧やアフリカなどを中心に結構いらっしゃる。日本も女性リーダー待望論がくすぶっていますが(親分子分といった)政治コントロールがめんどくさそうでまだまだ時間が必要ですかね。