志ん生・馬生・志ん朝の「そば清」 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

 古今亭志ん生・金原亭馬生・古今亭志ん朝

 

さて、当地は昨日今日と、日本一の三尺玉大花火で知られる長岡まつりで全国からお客さまがいらっしゃり、大層賑わっております。正確にいうと、賑わっているのでしょうな。近年、花火見物は見物席が桝割がされていて、チケットを買い求めなくてはゆっくり見物もかないません。ところがこのチケットも抽選で、なかなか当らないですよ。

 

地元民でありながら、ここ数年、花火を見ることがかなわない。誰のためのお祭なんだと愚痴のひとつもでようものですが、今はなんでも費用対効果を言祝ぐ時代でありますから、花火見物は徐々に外貨を獲得する観光一辺倒。まぁ…いたしかたありませぬ。しかし、今年に限って申し上げれば連夜の熱帯夜、なかには熱中症でふらふらになって見てる。

 

「おぃ、花火がまっつぐにあがらねぇじゃないか」「お前が揺れてぇんだよ」なんてね。命がけですな。手前ですか? ええっ…クーラーの利いた部屋で花火の音を遠くに、ちょと前の落語かなんか聴いて過しております。まずは古今亭志ん生・金原亭馬生・古今亭志ん朝の「そば清」の聴き比べ。志ん朝のそばをたぐる擬音「ゾーゾー…」に花火の音が絡まり…  あ〜 夏だねぇ。