栃堀巣守神社の裸押合大祭 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信
裸押合祭
 栃尾栃堀巣守神社:裸押合大祭ポスター

上杉謙信が奉じた毘沙門天を祀る栃堀巣守神社の「裸押合大祭」は、日本三大奇祭のひとつ国の国指定無形民俗文化財の南魚沼市浦佐の裸押合大祭と双子関係にあるようで、御本尊は同じ椿の木で作られ、栃堀は根元の部分を、浦佐は木の上の部分を使ったそうです。別名ローソク祭といわれ〝浦佐〟は有名ですが、栃堀は途中過疎が進み祭が途切れたこともあってわりあい知られていません。現在では大学生をボランティアに頼んで開催するそうで、これはアイディアです。来年2月13日の開催。

会田誠01
 会田誠:カリコリせんとや生まれけむ(2010)幻冬舎文庫
会田誠02
 椹木野衣×会田誠:戦争とニッポン(2015)講談社

従来の(哲学的なアプローチによった)現代絵画&アート作品を逆手にとったような会田誠の作品群、そしてその注目度はコマーシャルにも載って意気軒昂です。今回の展覧会もそうなのですが、会田誠はなかなか〝言葉の多い〟画家で、作品につけられた執拗なコメントやビデオを使って延々と語る姿は、あるいは赤瀬川原平の洗礼を受けているせいなのだろうかと思ったりします。作品や言葉を使って相対化(何と?)という伽藍を構築しているのだろうかね。